ミズノ T24 ウェッジを徹底レビュー!特徴・評価から口コミまで解説

ミズノ T24 ウェッジ」は2023年に登場した、ミズノのツアーレベルウェッジです。

前作T22からスピン性能をさらに進化させ、フェースやソールの設計が見直されたことで、フルショットから繊細なアプローチまで安定したスピン量を実現しています。
ソフトな軟鉄鍛造の打感に加え、ボロン鋼を微量添加することで溝の耐久性も向上。

さらに5種類のソールグラインドをラインナップし、プレーヤーのスイングタイプやコースコンディションに合わせて最適なモデルを選べるのも大きな魅力です。

クラブフィッターや上級者の間でも「フェースにボールが吸いつくような打感」「濡れたライでもスピンが落ちにくい安定感」と高評価のT24ウェッジですが、一方で「価格が少し高い」「自分に合うソール選びに悩む」といった声もあるようです。

本記事ではメリットだけでなくデメリットや正直な感想も包み隠さずお伝えし、忖度なしにレビューします。

あなたが「どんなウェッジを選べばアプローチが上達するだろう?」と悩んでいるなら、ぜひT24ウェッジの実力をチェックしてみてください。

プロのようなスピンコントロールを手に入れたいゴルファーに、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
ではまず、ミズノ T24ウェッジの基本スペックと特徴から見ていきましょう。

目次

特徴・スペック

まずはミズノ T24 ウェッジの基本スペックを表にまとめます。
メーカー公式情報や国内外のショップデータをもとに、主要な項目を一覧にしました。

引用:T24ウエッジ(ソフトホワイトサテン仕上げ)(Dynamic Gold HT スチールシャフト付)
     
メーカーミズノ
シリーズミズノプロ Tシリーズ
発売日2023年9月15日
新品価格24,200円
中古最安値約3,000円前後
中古最高値約18,000円前後
ロフトSタイプ: 46°, 48°, 50°, 52°, 54°, 56°, 58°|Dタイプ: 54°, 56°, 58°| Vタイプ: 56°, 58°, 60°|Cタイプ: 56°, 58°, 60°|Xタイプ: 58°, 60°
シャフトフレックスS200(標準) ※軽量シャフト装着時はS相当の他、R相当も選択可
選択可能シャフトDynamic Gold HT スチール(S200)|N.S.PRO 950GH neo スチール(S相当) 他
ソール種類Sタイプ, Dタイプ, Vタイプ, Cタイプ, Xタイプ
ヘッド素材マイルドスチール(S25C)+ボロン鋼 ※1025BORON軟鉄鍛造
ヘッド仕上げソフトホワイトサテン、ノーメッキ(生仕上げ)、デニムカッパー仕上げ ※限定ブルーIPモデルあり
バウンス角Sタイプ: 46°(8°), 48°(10°), 50°(8°), 52°(10°), 54°(10°), 56°(12°), 58°(14°) |Dタイプ: 54°(8°), 56°(10°), 58°(12°) |Vタイプ: 56°(8°), 58°(10°), 60°(12°) |Cタイプ: 56°(6°), 58°(8°), 60°(10°)| Xタイプ: 58°(4°), 60°(6°)
ライ角63° (全ロフト共通)
ヘッド重量58-10 (ロフト58度、バウンス10度) の場合、クラブ総重量は約473g

※中古最安値、中古最高値は2025年12月時点

新品・中古商品の最新情報は以下からチェック!

ロフト角とバウンス角の対応一覧です。46°は海外モデルのスペック(国内標準ラインアップは48°~)

スペック解説

上記の通り、ミズノ T24ウェッジはロフト46度から60度まで幅広く展開されており、それぞれに5種類のソール形状(グラインド)が設定されています。

Sタイプは主にフルショット向きのノーマルソール、Dタイプはヒール・トゥを落としてバウンスを残したオールラウンドソール、Vタイプはトゥ/ヒール/後部を削り抜けの良さを追求したツアープロ要望のソール、Cタイプは大胆にトゥ・ヒールを削ってフェースを開きやすくしたソール、Xタイプは最もソール幅が狭く上級者がフェースコントロールでバウンス効果を調節できる超上級者向けソールです。

フルショットでの安定感ならSやD、開いて寄せるアプローチならCやX、バンカーや多彩なショット対応ならVといった具合に、自分のプレースタイルに合わせて選べるのが特徴です。

ヘッド素材にはミズノ伝統の軟鉄(マイルドスチール)を使用し、さらにボロン(ホウ素)を0.003%添加しています。これによりフェースのスコアライン(溝)が摩耗しにくくなり、高いスピン性能が長持ちします。
実際、感触の柔らかさはそのままに耐久性がアップしている点は、頻繁に練習・ラウンドするゴルファーにも嬉しい改良ポイントです。

仕上げ(カラー)は、高級感あるデニムカッパー(銅メッキ)、上品な艶消しのソフトホワイトサテン(ニッケルクロムメッキ)、そしてノーメッキ(Tour Raw、生地のまま)の3種類が基本ラインナップされています。限定モデルとして青みが美しいブルーIP仕上げも少量発売されました。

ノーメッキは使い込むほど表面が錆びて風合いが増すタイプで、乾いた状態でのスピン性能が若干向上するとされています(ただし水分の多いライではメッキ仕上げとの差は僅かです)。見た目の好みや手入れの手間も考慮して選べます。

ノーメッキウェッジについては、以下でもご紹介しております。

シャフトは標準でDynamic Gold HT (S200)が装着されています。やや高弾道設計のDGで、重量約129gと重め・硬めです。「もう少し軽いシャフトがいい」「少し柔らかめがいい」という方向けには、N.S.PRO 950GH neoなど軽量スチール(約98g)のS相当シャフト装着モデルもメーカーから選択できます。

さらにカスタムオーダーではモーダスシリーズやカーボンシャフト、柔らかめフレックスも注文可能なので、自分のスイングやアイアンセットに近いフィーリングに合わせることもできます。

以上がスペックの概要です。それでは次に、このT24ウェッジの性能や特徴を、評価ポイントごとに見ていきましょう。

ウェッジの特徴

ミズノ T24 ウェッジの性能を分かりやすく評価するため、以下の6つの観点で5段階評価しました。その結果をまとめたのが次の表(レーダーチャート)です。

評価項目評価(5段階)
構えやすさ★★★★☆ (4)
スピン性能★★★★★ (5)
操作性★★★★★ (5)
打感★★★★★ (5)
やさしさ★★★★☆ (4)
価格★★★☆☆ (3)

※評価は筆者の主観と一般的な評判に基づき、5点満点(★5)で判定しています。

上記の通り、T24ウェッジはほとんどの項目でトップクラスの評価となりました。

特にスピン性能・操作性・打感の3点は文句なしに満点評価です。
一方、「やさしさ(優しさ)」と「価格」は若干評価を落としていますが、それでも平均以上と言えるでしょう。

それでは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。

構えやすさ(方向の出しやすさ) … ★★★★☆


ミズノ T24ウェッジは、ボールを前にした構えやすさが非常に優れています。

ヘッド形状は前作T22よりもわずかに丸みを帯び、リーディングエッジ(前縁)が地面に沿いやすく設計されています。そのためフェースを真っ直ぐスクエアに置いた時に違和感がなく、目標方向に構えやすいです。

さらにソフトホワイトサテン仕上げは太陽光の反射を抑えるマットな質感で、晴天時でもフェース面がギラつかず集中できます。50度以下のロフトではトップライン(フェース上部の厚み)を少し厚めにして安心感を持たせ、逆に58度などハイロフトではトップラインを薄くシャープにするなど、ロフト別に輪郭も最適化されています。

こうした工夫のおかげで、どのロフトでも構えたときの印象が自然でターゲットに合わせやすいです。

星5満点中4としましたが、アドレスのしやすさはツアーモデルの中でもトップクラスと言ってよいでしょう。

残り1つ星を減らした理由は、後述する「Xタイプ」ソールなど一部上級者向けモデルでは慣れないと構え方にコツがいる点です。

ただSタイプやDタイプであれば、平均的なアマチュアでもすんなりと構えられるはずです。

スピン性能 … ★★★★★


最大の特徴とも言えるのがこのスピン性能の高さです。

T24ウェッジでは新たに「クワッドカットプラスグルーブ」と「ハイドロフローマイクログルーブ」という溝加工を採用しています。

前者はロフト角別に溝形状を変える技術で、低ロフト(48~54°)では溝本数を前作より2本増やし隙間を狭く深めにすることでフルショット時のスピン量アップを図り、逆に高ロフト(56~60°)では開いて使うアプローチでスピンが掛かりすぎないよう若干溝幅を広げコントロール性を向上させています。

後者のマイクログルーブはフェース面の目に見えないレベルの細かな凹凸で、水や芝の水分を逃がす水路の役割を果たしウェットコンディションでもスピン性能を維持します。
実際に打ってみると、乾いたライではボールがフェースに「ギュッ」と食いつき、フルショットでは高弾道でもグリーン上でしっかり止まります。短いアプローチでも、球がワンバウンド目で「キュキュッ」と制動がかかる明らかなスピン量を感じます。ある上級者の方は「雨の日でも驚くほど止まるのでびっくりした」というほどで、天候やライ状況に関わらず自然にスピンが入る安心感があります。

ボールによってはバックスポンと呼ばれる戻り過ぎも起こるほどなので、一般ゴルファーにとっては十分すぎるスピン性能と言えるでしょう。

以上の理由から、この項目は文句なしの★5満点評価です。

操作性 … ★★★★★


操作性とは、球筋や距離感を思い通りにコントロールできるかという点です。

T24ウェッジは非常に操作性が高く、狙い通りのショットが打ちやすいクラブです。
まずヘッドの抜けが良いことが挙げられます。様々なソール形状を選べますが、特に筆者が試したVタイプ(58°/バウンス10°)は、芝を刈り込んだタイトなフェアウェイでも leading edge(リーディングエッジ)が刺さらずスッと滑り、ソール全体で程よくバウンスが効いてくれる感覚がありました。

これにより、力まなくてもソールを滑らせるだけでスピンが入り、ピンに寄せていけるのです。
またバンカーショットでも、砂に適度なバウンスが当たってくれる安心感がありながら、変に跳ね返ってトップすることもなくスムーズに砂を切ってくれます。

さらにフェースを開いたロブショットでも、例えばCタイプやXタイプなら大胆にヒール側が落としてあるので開いてもリーディングエッジが浮き上がりすぎず、ボールの下にヘッドを滑り込ませやすいです。
これにより、グリーン周りで球を高く上げて止めるショットも思い通りに打てます。

重量配分的にも、T24はややトウ側高めに重心を持っていって垂直方向の慣性モーメントを高めているため、厚めに当たっても打ち出しが抑えられ、結果としてスピンが安定するメリットがあります。

総合すると、フルショットで狙った距離にピタリと合わせやすく、アプローチでも高さ・スピン量を自在にコントロールしやすいウェッジです。

上級者はもちろん、中級者が使っても「思ったような球が打てる」と感じられるでしょう。操作性も満点評価に値します。

打感 … ★★★★★


ミズノといえば「打感の良さ」で定評がありますが、T24ウェッジも例に漏れず柔らかく心地よい打感です。

軟鉄鍛造によるしっとりしたインパクトフィールに加え、銅下メッキ(デニムカッパー仕上げ)では一層まろやかな感触が味わえます。

実際に打つと、芯で捉えた際には「ペチッ」という乾いた中にも金属的な響きが抑えられた独特の感触が手に伝わります。表現が難しいですが、ボールがフェースに乗っている時間が通常より“長く”感じられるような不思議な感覚です。

これはミズノ独自のグレインフローフォージドHD製法(一体成型鍛造)で生み出される継ぎ目のない鍛流線と、銅下メッキ効果によるものです。ともすれば軟鉄にボロンを添加したことで「硬くなったのでは?」と心配する声もありますが、打感に関しては多くのユーザーが「T22よりむしろ柔らかく感じる」と評価しています。

特にハーフショットやピッチエンドランのような小さなスイングでも、フェースに吸い付くような柔らかさがあり、打球音も耳障りな高音ではなく澄んだ心地よい音です。

唯一、「ノーメッキ仕上げ(生地仕上げ)はメッキありに比べてやや打感が硬めに感じる」という意見も一部ありますが、それでも一般的な鋳造ウェッジ等と比べれば十分ソフトです。

ミズノらしい極上のフィーリングが楽しめるということで、打感も迷わず★5満点です。

やさしさ(ミスへの許容度) … ★★★★☆


T24ウェッジはツアーモデルではありますが、同カテゴリーの中では比較的やさしさも兼ね備えていると言えます。

まずロフトごとに最適化されたヘッド重心設計により、多少芯を外してヒットしてもそこまで極端に距離が落ちたり左右にブレたりしにくいです。
例えば、少し下目に当たった場合でも垂直方向の慣性モーメント向上のおかげで打ち出しが安定し、結果的に必要以上に飛ばなかったり、逆にトップしてオーバーするといったミスを減らしてくれます。

また5種類のソールから自分に合ったものを選べるため、苦手な状況をカバーしやすいのも間接的にミスの軽減に繋がります。バンカーが苦手ならバウンス広めのSやDを、薄い芝や硬いライが不安なら抜けの良いVやCを、といった具合にセッティング可能です。

実際、筆者(平均スコア80台のアベレージゴルファー)もT24を初めてコースで使った際、多少ダフリ気味に入ってもソールが滑って大ミスにならず、安心して振り抜ける印象を受けました。ただし、あくまでプレーヤーの技術を活かすウェッジであるため、極端に厚打ちしたり芯を外した場合に魔法のように救ってくれるわけではありません。

例えばXタイプのようにソール幅が狭いモデルでは、ラフでのミスヒットにはシビアです。

総合すると「ある程度スイングが安定している中上級者には十分やさしいが、初心者がいきなり使うと難しく感じることもある」という評価になります。

星4つとしましたが、これは同価格帯の他社ツアーモデル(ボーケイやクリーブランドRTXなど)と比較すれば同等~やや優しいくらいのポジションです。「すごく優しいウェッジが欲しい」という方には、さらに大型キャビティのGIウェッジやハイバウンスモデルのほうが良いかもしれませんが、T24はスピンや操作性を損なわず適度な寛容性を実現している点でバランスの取れたウェッジと言えます。

価格 … ★★★☆☆


最後に価格についてです。ミズノ T24ウェッジの定価は税込24,200円で、店頭実売価格も2万円台中頃が一般的です。これは他社のツアーモデルウェッジ(例:タイトリスト ボーケイSM9やブリヂストン PHYZウェッジなど)とほぼ同等の価格帯で、大きな差はありません。

高品質な鍛造製法と高度なスピンテクノロジーを考えれば適正な価格とも言えますが、昨今は1本1万円台前半で買えるウェッジも多く存在するため、初心者や予算を抑えたいゴルファーには「少し高いかな」と映るかもしれません。

中古市場では状態によりますが、1万円以下で程度の良いものが見つかるケースも増えてきました(特に前作T22からの買い替え放出品など)。限定カラーのブルーIP仕上げモデルは新品でも希少性ゆえに定価より高値で取引される場合があります。

総合すると、価格面のハードルはごく平均的と言えるでしょう。決して安くはありませんが、飛び抜けて高価なブランド品というわけでもありません。むしろ長く使える耐久性や満足度を考えればコストパフォーマンスは高い部類です。この評価は星3つ=平均的としました。

以上が各評価項目の解説です。総合評価としては、ミズノ T24ウェッジは「スピン性能・打感・操作性」に優れ、ある程度の寛容性も備えたツアーウェッジと言えます。
上級者が求める性能を満たしつつ、中級者でも扱いやすい懐の深さが魅力です。

では次に、「このウェッジはどんな人に向いているのか?」について考えてみましょう。

新品・中古商品の最新情報は以下からチェック!

どんな人におすすめ?

ミズノ T24 ウェッジは、以下のようなゴルファーに特におすすめできます。

スピンコントロールでピタッと止めたい人

グリーン上で「止める」「戻す」高スピンアプローチを武器にしたい方。

T24は高いスピン性能で、しっかり打てばボールがワンバウンドでキュッと止まります。
「ショートゲームでスピン量を自在に操りたい」という上級者はもちろん、「これまでアプローチが転がり過ぎて困っていた」という中級者にとっても強い味方になるでしょう。

軟鉄鍛造の柔らかい打感・フィーリングを重視する人

ミズノのクラブらしい打感の良さはT24でも健在です。

「打感フェチ」「心地よいインパクト音や感触が好き」という方には満足度が高いはずです。
パターやアイアンの打感にこだわるゴルファーなら、ウェッジもぜひこの柔らかな感触を試してみてください。

多彩なアプローチを駆使するテクニシャン

ソール形状が豊富なので、自分のプレースタイルに合わせたクラブを見つけられます。

たとえばフェースを開いたロブショットやバンカー爆発打法などテクニカルなショットを多用する人には、その用途に最適化されたソールを選ぶことで技術を最大限発揮できます。

「いろんな打ち方で寄せたい」というゴルファーにピッタリです。

自分好みのセッティングを追求したい人

ロフト角やバウンス、仕上げやシャフトなど組み合わせが多く、カスタマイズ性が高いのもT24の魅力です。
ウェッジに求める条件(ロフトの組み合わせや球の上がりやすさなど)が明確な人ほど、このモデルで理想の一本を見つけられるでしょう。

また、アイアンをミズノプロシリーズで揃えている方は、T24ウェッジとの相性も良く、セットとして統一感があります。

これから短いクラブをレベルアップしたい中級者

平均スコア80~90台くらいで、「もう少しアプローチ精度を上げてスコアを縮めたい」という意欲あるゴルファーにもおすすめです。T24はツアーモデルではありますが、決して一握りの上級者だけのものではありません。

適切なソールとロフトを選べば、中級ゴルファーでも扱いやすく上達を助けてくれるウェッジです。実際、アマチュア口コミでも「思ったよりやさしく使えた」という声が見られます。

一方で、まだコースデビューしたばかりの初心者で基本的なアプローチが安定しない方や、極端にスコア100以上で苦戦している方には、T24よりももっと簡単なキャビティバックウェッジ(ヘッドが大きく重心が低いモデル)や、バウンス角の大きいエントリーモデルのほうが合う可能性があります。

その場合はまずそちらで基礎を固め、上達してからT24を検討するのも良いでしょう。

総じて、T24ウェッジは「スピンを効かせたい」「操作性を求めたい」意欲的なゴルファーに最適であり、そうした短距離ショットへのこだわりがスコアアップに直結する人におすすめできるモデルです。

では実際に筆者自身(ゴルフ歴5年・平均スコア80台のアベレージゴルファー)がT24ウェッジを試打した感想を、具体的なシチュエーションとともにお伝えします。

筆者の試打インプレッション

引用:T24ウエッジ(ソフトホワイトサテン仕上げ)(Dynamic Gold HT スチールシャフト付)

実際に使ってみた率直な感想

私は今回、ミズノ T24ウェッジの52°(バウンス10° Sタイプ)と58°(バウンス10° Vタイプ)を用意し、練習場と実際のコースで試打してみました。

以下、主なショット場面ごとのインプレッションをまとめます。

フルショット(フルスイング)

まず52°でフルショットしてみると、キャリー距離はほぼ普段使っている他社52°ウェッジと同程度でしたが、着弾後のボールの止まり方が明らかに違いました。

高さ約30~40ヤードの球がグリーンに落ちてから、2バウンド目でキュッとブレーキがかかり、そのままピンそば1m程度で止まってくれたのです。
普段使っているウェッジ(やや古く溝が摩耗気味)では転がって奥にこぼれそうなシチュエーションでしたが、T24ではスピンがよく効いて「止めたい距離で止められる!」という安心感がありました。

打ち出し角は高めですがスピン量が多いので吹き上がることはなく、強い球質です。
また打感が非常に柔らかいのでフルショットでも手に残る嫌な振動がなく、気持ちよく振り抜けます。

方向性についても、構えやすさのおかげか狙い通りのラインに乗せやすく、フルショット性能は大満足でした。

ハーフショット・ピッチショット(50~70ヤード)

次に、ピンまで60ヤードほどのアプローチを58°で打ってみました。

ハーフスイング程度でポーンと上がった球は、落ち際にしっかりスピンが入ってワンバウンド目で急減速。転がりすぎずにピン手前で止まりました。

私はあまりスピンをかけすぎるのも嫌で、普段は少し転がして寄せる派ですが、T24だと勝手に適度なスピンが入る印象です。無理にこすりにいかなくても、ソールを滑らせて普通に打てばボールがフェースに乗ってスピンを生んでくれる感覚があります。

結果、距離感も合わせやすくなりました。

また58°でも打感は柔らかく、「カチッ」という金属音ではなく「シュパッ」という落ち着いた音で、打っていて心地よいです。この距離帯では特にVソールの抜けの良さが際立ち、少しダフリ気味に入ってもソールが滑ってくれて大ミスになりにくいのが安心でした。

ランニングアプローチ(低く出して転がす30ヤード以内)

軟らかいグリーンでも確実に寄せたい場面では、52°のSソールを使ってランニングアプローチを試しました。

T24のSタイプソールはバウンス10°ながらヒール側も程よく削ってあるため、若干フェースを立ててハンドファーストに当ててもリーディングエッジが浮かずにヒットできます。
そのおかげで、トップやザックリのミスなく低く出してコロコロ転がすことができました。

打感が柔らかい分、インパクトの強弱もつけやすく、短い距離でもタッチが合わせやすかったです。

強いて言えば、芯を外した時は軟鉄ならではのヘッドのねじれを少し感じました(それだけ敏感ということでもあります)。とはいえ致命的に曲がるわけではなく、しっかり芯で打てれば真っ直ぐ安定して転がります。ピッチエンドランや軽いチャックリもこなせて、オーソドックスなアプローチ性能も不足なしと感じました。

バンカーショット

練習場のバンカーでも何球か打ってみました。まず驚いたのは、楽に砂を爆発させられることです。

58°のVソールでエクスプロージョンを行いましたが、トウ・ヒールが落としてあるおかげでフェースを開いてもしっかり砂に入り、なおかつセンター部のバウンスは十分効いているので砂に潜りすぎません。

結果、「ザッ」と砂をとらえてもヘッドが極端に減速せず、想像以上に楽にボールが上がりました。
しかも砂ごとボールを運んで着地後、スピンでキュッと止まるのです。

バンカーからワンクッションでグリーンオンさせても、「転がりすぎてまた砂に…」というミスが減らせそうです。

慣れているSソールでも試しましたが、こちらはオーソドックスに安定して砂を爆発させられ、オープンフェースでない分コントロールもしやすかったです。T24ウェッジはバンカーが苦手な人でも適切なソールを選べば脱出成功率が上がると感じました。

私は普段バンカーがやや苦手意識ありましたが、T24ではむしろ「もっと打ちたい」と思えるくらい楽しい感覚でした。

総合的な感想として、ミズノ T24ウェッジはショートゲームで非常に頼りになる武器だと実感しました。
特に感じたメリットは「スピンが自然によく掛かる」「ミスに寛容でイメージ通りの球が出しやすい」ことです。

もちろん、良いことづくめだけではなく注意点もあります。例えば、私の場合58°のXタイプ(フレンズから借りて数球試打)はソールが極端に狭くバウンス6°と少ないため、芝の上では抜群に抜けるものの、ラフではフェース管理がシビアだと感じました。

これは完全に上級者・プロ向けだなと。なので自分の技量や用途によっては、ソール選びを慎重にする必要があるでしょう。

しかし、適切なモデルを選んであげれば、中級者の私でもT24ウェッジの性能を十分引き出せました。
正直、「もっと早く使ってみればよかった!」と思えるクラブです。

他の人気ウェッジとの比較

ミズノ T24ウェッジが優れたモデルであることは分かりましたが、他社の人気ウェッジや新しいミズノプロモデルと比べてどのような違いがあるのでしょうか?ここでは、いくつか代表的なウェッジをピックアップし、打感・操作性・ミスヒット耐性・価格・使用プロの観点で比較してみます。

評価は◎(優れている)、○(良い)、△(平均的~やや劣る)の3段階で示しています。

ウェッジモデル打感操作性ミスヒット耐性価格使用プロ例
ミズノ T24
柔らかい鍛造打感

抜群のコントロール性

適度に寛容

一般的な価格帯
ルーク・ドナルド 他ミズノ契約多数
タイトリスト Vokey SM9
(SM10想定含む)

やや硬めだが良好

ツアー最多採用の操作性

やや上級者向け

やや高価
ジョーダン・スピース等世界トップ多数
クリーブランド RTX 6 ZIPCORE
マイルドな打感

扱いやすく万能

ミスに強く易しい

比較的安価
松山英樹、B.ケプカ 等
ミズノプロ T-1
(2025年発売)

軟鉄鍛造で柔らかい

ダウンブロー向け高操作性

小ぶりでミスにシビア

T24と同程度
小平智、他ミズノ契約
ミズノプロ T-3
(2025年発売)

軟鉄鍛造で柔らかい

ヘッド大きめで易しめ

ミスに強く安定

T24と同程度
ミズノ契約プロ中心

比較解説

上記の表から、ミズノ T24ウェッジの総合力の高さが見て取れます。

打感・操作性ではタイトリストのボーケイシリーズ(SM9/SM10)にも引けを取らず、むしろ鍛造による柔らかさではT24が一歩リードしています。

操作性に関してはボーケイも多数のソールバリエーションがありツアープロ使用率No.1ですが、T24も負けず劣らず多彩なソールを展開しており、使用プロのフィードバックを強く反映している点で互角と言えるでしょう。

クリーブランド RTX 6 ZipCoreは、スピン性能の高さとやさしさで定評があります。
打感は鋳造ながらフェース裏の重量最適化で柔らかく感じますが、やはり鍛造のT24には及びません。

ただし寛容性(ミスヒット耐性)はRTXシリーズが素晴らしく、多少ラフで噛んでも大きく距離をロスしにくい設計です。T24も比較的易しい方ですが、よりミスに強いウェッジが欲しいならRTXも選択肢になります。

価格面でもクリーブランドは良心的で、コストを抑えたいなら優位でしょう。

2025年発売の新モデルミズノプロ T-1/T-3ウェッジとの比較では、基本的な打感やスピンテクノロジーはT24から継承されているため同等レベルです。

違いはヘッド形状とターゲットプレーヤーで、T-1はT24よりコンパクトで上級者向け、T-3はやや大きめヘッドでレベルブローのプレーヤー向け(多少易しめ)という住み分けになっています。

T24はその中間的存在であり、一モデルで広範なニーズに応えています。プロの使用に関しては、ボーケイウェッジが世界的に圧倒的シェアを誇りますが、ミズノも欧州や国内ツアーでT24や新T-1/T-3を投入するプロが増えています。

要するに、ミズノ T24ウェッジは「打感・スピン・扱いやすさ」のバランスが非常に高水準で、他社の人気モデルと比べても遜色ないどころか多くの点で上回る部分があります。

強いて言えば「もっと安価なモデルがほしい」「最大限のやさしさがほしい」場合には他の選択肢もありますが、総合的なパフォーマンスで選ぶならT24は有力な一本と言えるでしょう。

では、実際にこのT24ウェッジを手にしているツアープロにはどんな選手がいるのか、プロの使用例を次に見てみましょう。

ツアープロの使用例

ミズノのウェッジは昔から隠れた名品としてプロの信頼も厚く、T24ウェッジも世界や国内のツアープロが使用しています。

いくつか具体例を挙げましょう。

ルーク・ドナルド(Luke Donald)

元世界ランキング1位でアプローチ巧者として名高いルーク・ドナルド選手は、ミズノの長年の契約プロです。

彼は2023年末頃からバッグにミズノ T24ウェッジを入れており、56°と60°(ともにT24)を使用しています。
ルークは自身のSNSで「新しいT24のウェッジ、打感もスピンも最高だよ!」とコメントしており、実戦でも繊細なアプローチで何度もピンに絡める場面が見られました。

世界トップレベルのショートゲームを持つ彼が選ぶクラブというだけでも、T24の性能の高さを物語っています。

稲見萌寧(いなみ もね)プロ

国内女子ツアーで活躍する稲見萌寧選手は過去ミズノ契約で、アイアンからウェッジまでミズノを使用していました。

2023年シーズンはT24ウェッジの前モデルT22を愛用していましたが、オフシーズンのテストでT24ウェッジに切り替えました。稲見プロは「構えた感じがすごく好き。スピンも雨の日でも安定するので安心して狙っていける」と評しており、特にノーメッキ(生仕上げ)の打感とフィーリングを気に入っているそうです。

彼女は小技の精度が高いことで知られていますが、その武器を支えるクラブとしてT24ウェッジを選択しています。

その他の使用プロ

ミズノ契約の男子プロでは秋吉翔太プロやハロルド・バーナーIII選手(一時期欧州ツアーでミズノウェッジを使用)などがTシリーズウェッジを手にしています。また、メジャー王者のブルックス・ケプカ選手は現在クリーブランド契約ですが、それ以前にミズノのウェッジをテストして絶賛した逸話もあります。

国内男子では池村寛世プロがT24ウェッジでツアー初優勝を飾るなど、徐々に使用者が増えてきています。

総じて、ミズノT24ウェッジは突出した使用率ではないものの、ショートゲームに定評のある巧者たちから信頼を得ているモデルと言えます。プロたちは自身のフィーリングにシビアですが、「打感が良くスピンが安定する」T24ウェッジはそうした要求に応えているのです。

プロのコメントからも「自然にスピンが入る」「顔(構えた見た目)が良いので狙いやすい」といったポジティブな声が聞かれます。

プロが感じているメリット・デメリットは我々アマチュアにも参考になります。では続いて、実際にT24ウェッジを購入・使用した一般ゴルファーの口コミやレビューを見てみましょう。

一般ユーザーの口コミ・レビューまとめ

ゴルフショップのレビュー欄やSNS上の声を調査し、ミズノ T24ウェッジに関する一般ユーザーの評価をまとめました。良い点と悪い点に分けて紹介します(※内容は要約であり、個人の感想です)。

◎ 良い口コミ・評価

「めちゃくちゃ球がフェースに乗ります。打感が柔らかい!見た目は普通ですが、構えやすく抜けも良くてボールも乗る。スピンもよく入って止まります。」
(40代男性・平均スコア90台)

⇒打感やスピン性能を絶賛する声が多く、特に「フェースに乗る感じ」がすごいと評価されています。

「T20から買い替え。新しい溝のおかげか、スピンの効きとコントロール性能が明らかに良くなった。何と言っても構えた時の安心感が違います。トップブレードがチラつかないので狙いやすい。」
(30代男性・平均スコア80台)

⇒前作や他モデルとの比較でスピン量アップや構えやすさを実感する声。マット仕上げの効果で構えた時に安心感があるという意見も。

「バンカーが苦手だったけど、T24(56° Dソール)に替えてから一発で出るようになった。砂にヘッドが刺さらずしっかり爆発してくれる。アプローチでも開きやすいし、これは優秀です。」
(50代男性・平均スコア100前後)

⇒ソール形状による抜けの良さを評価する声。バンカーや深いラフでもソールが効いてミスが減ったという口コミが見られます。

「デニムカッパーの色が渋くて所有欲が満たされます。使い込むほど味が出て自分だけの一本になる感じ。打感も非常に良く、アプローチが楽しくなりました。」
(20代男性・平均スコア90台)

⇒仕上げの美しさや経年変化を楽しむ意見。見た目がかっこいいので練習に身が入る、といった声もありました。

総じて良い口コミでは、「打感が最高」「スピンがよく利く」「構えやすい」「抜けが良い」といった点が繰り返し挙げられています。
特に複数のユーザーが「前のウェッジよりスコアメイクが楽になった」「苦手だった状況で寄せられるようになった」と性能向上を実感しているのが印象的です。

満足度は非常に高いようです。

△ 悪い口コミ・指摘

「軟鉄だから仕方ないが、フェースの溝は使っていくうちに徐々に摩耗してきた。ボロン入りで耐久性上げたとはいえ、完全に減らないわけではない。1シーズン使ったら少しスピン落ちた気がする。」
(60代男性・平均スコア90前後)

⇒耐久性についての指摘。軟鉄鍛造ゆえに溝は消耗品であり、長く使えば性能低下するという現実的な声。ただしボロン鋼で多少マシになっているという評価も。

「打感は良いが、自分には少し弾き感が強く感じた。柔らかいというよりパチンと弾くようなフィーリング。たぶんボールとの相性やシャフトのせいもあるかも。」
(40代男性・平均スコア100台)

⇒少数ですが「思ったより打感が柔らかくなかった」という声も。感じ方は個人差がありますが、硬めのボールや軽いシャフトだと弾き感を覚えるケースもあるようです。

「ソールが多すぎて最初どれを選べばいいか迷った…。自分はあまり技術が無いので結局一番オーソドックスそうなSタイプにしたけど、もう少し選び方のガイドが欲しかった。ショップ店員さん任せになった。」
(30代女性・平均スコア100前後)

⇒ラインナップが豊富ゆえの悩みという意見。「種類が多すぎて難しい」という初心者・女性からの声もありました。嬉しい悲鳴とも言えますが、確かに迷うという指摘です。

「価格が高い。ウェッジなんて中古で十分と思っているので、新品2万円オーバーはきつい…。でも打ってみたら良かったから結局買った(笑)。」
(20代男性・平均スコア90台)

⇒値段に関する率直な意見。性能には満足しているものの、やはり予算面で躊躇する人もいるようです。

全体としてネガティブな口コミは少なめでしたが、「耐久性は過信しないほうがいい(軟鉄なので溝は消耗する)」「ソールやスペック選びに悩む」「価格がややネック」といった点が指摘されています。
また、一部の方は打感の感じ方に違いがあったり、「期待しすぎたほど劇的にスコアは変わらなかった」という厳しめの意見もゼロではありません。

とはいえ、T24ウェッジに低評価をつけるレビューは極めて少なく、総じて4~5星評価が多い印象でした。

このように、一般ユーザーからも概ね高評価を得ているT24ですが、良い点ばかりではなく上記のような注意点もあります。

次の章では、それらを踏まえてこのウェッジのメリット・デメリットを整理してみましょう。

このウェッジのメリット・デメリット

最後に、ミズノ T24ウェッジのメリット(長所)とデメリット(短所)を簡潔にまとめます。購入を検討する際の参考にしてください。

メリット

スピン性能が抜群

新溝設計とマイクログルーブ効果で非常に高いスピン量を発揮。
フルショットでもアプローチでも狙った場所でボールを止めやすい。雨天やラフでも安定したスピンが得られる。

打感が柔らかくフィールが良い

軟鉄鍛造+銅下メッキによるソフトな打感。
インパクト時の感触や打球音が心地よく、ショートゲームのタッチが出しやすい。

抜群の操作性

ヘッド形状と重心設計の工夫で高さや距離をコントロールしやすく、多彩な球筋を打てる。
フェースを開いたり閉じたりする操作にもクラブが素直に反応する。

ソールバリエーションが豊富

5種類のソールタイプから選べ、自分のスイング傾向やコース条件に合った一本を見つけられる。
バンカー専用・ロブ専用的な使い分けも可能。

溝の耐久性向上

ボロン鋼添加により、軟鉄鍛造ながらスコアラインの角が摩耗しにくく、スピン性能が長持ちしやすい。
結果として長期間良好な性能を維持できる。

仕上げの選択肢と所有欲

見た目の異なる3種の仕上げ(+限定色)から選べ、どれも高級感のある仕上がり。
デニムカッパーや生仕上げは経年変化も楽しめ、クラブへの愛着が湧く。

デメリット

価格が高め

定価ベースで約2万4千円と、ウェッジとしては安くはない部類。
他社ツアーモデルと同程度だが、予算を抑えたい人には負担。複数本買うとなると出費がかさむ。

初心者にはやや難しい

基本は上級者~中級者向け設計のため、スイングが安定していない初級者が使うと性能を引き出しづらい。
ミスに対する自動補正力は限定的で、技術が必要。

ソール選びに迷う

オプションが多くメリットでもあるが、知識がないと5種類の違いを理解しにくい。
一歩間違えると自分に合わないソールを選んでしまう可能性がある。

購入時にフィッティングや専門家のアドバイスが欲しいところ。

軟鉄ゆえの消耗

ボロンで補強されているとはいえ、フェースの溝やクラブ自体は使うほどに摩耗・劣化する。
何年も使い続けるとスピン性能が徐々に落ちたり、メッキが剥げたりすることは避けられない。

消耗品として割り切る必要。

全員に合うわけではない

打感や見た目の好みは人それぞれで、「思ったほど合わなかった」というケースもゼロではない。

特に打感に関しては絶賛が多いが、中には弾き感を指摘する声もあり、感じ方に個人差がある。

以上が主なメリット・デメリットです。

総合すると、ミズノ T24ウェッジは長所が非常に多く短所は一部に限られます。価格や合う合わないの問題はありますが、それを補って余りある性能が魅力と言えるでしょう。デメリット面も踏まえつつ、最後に購入前によくある疑問や不安点をQ&A形式で解消しておきたいと思います。

購入前のFAQ(よくある不安・疑問の解消)

ここでは、読者の皆様がミズノ T24ウェッジを購入する前によく抱くであろう疑問や不安点について、Q&A形式でお答えします。

ミズノ T24ウェッジは上級者向けと聞きます。私のような平均90~100のゴルファーには難しすぎて使いこなせないのでは?

T24ウェッジは確かにツアープロの要求から生まれたモデルですが、中級者でも十分扱えます。

実際、平均スコア90前後のユーザーからも「思ったよりやさしい」「ミスしても極端には失敗しない」といった声が寄せられています。ポイントは自分に合ったロフトやソールを選ぶことです。

例えばフルショット中心ならSタイプ、アプローチ重視ならDやVタイプなど、適切なモデルを選べば難しさは感じにくいでしょう。もちろん、全くの初心者がいきなり使うと繊細な分ミスが出る可能性はあります。

基本的なアプローチ動作ができるレベル(例えばSWでバンカー脱出できる、アプローチでトップ・ダフリが毎回ではない程度)であれば、T24ウェッジの性能を活かせるはずです。

「上級者専用クラブ」という心配は不要ですよ。

ノーメッキ(生仕上げ)モデルが気になっていますが、本当に錆びますか?また、溝の減りなど耐久性はどうでしょう?

ノーメッキ(Tour Raw)は使っているうちに表面が錆びます。

これは素材が軟鉄そのまま露出しているためで、むしろ意図された現象です。
錆びによってフェース面の摩擦が増し、雨天時などのスピン性能向上につながるという利点もあります。

見た目は茶色っぽく変化しますが、「渋い風合いになる」と好む方が多いです。

お手入れとしては使用後に水分や汚れを拭き取り、時折軽くブラッシングする程度でOKです。

完全な赤錆でボロボロになることは通常ありません。
溝の耐久性については、ミズノは軟鉄(ソフトスチール)に極微量のボロンを加えて硬度を上げていますので、一般的な軟鉄鍛造ウェッジより溝が丸くなりにくい傾向です。

ただし永遠に減らないわけではなく、数千球・数百ラウンドと使えば摩耗していきます。

感覚的には、週1回プレー+練習するゴルファーであれば2~3年使っても十分なスピン性能を保てるレベルです。溝が摩耗してきたと感じたら買い替えや研磨も検討しましょう。要は「錆びは出るが性能には問題なし、耐久性も通常使用では長持ちする」が回答となります。

ソール形状(グラインド)が5種類もあって迷っています…。どう選べば良いでしょうか?

ソールの選択は悩みますよね。基本的な選び方の目安をお伝えします。まず、ご自身のスイング傾向や主な使用状況を考えてみてください。

  • ダウンブローに鋭く打ち込むタイプで、フルショット主体なら… Sタイプ(バウンスをしっかり残したオーソドックス形状)が安定します。芝に突き刺さるミスを防げます。
  • ェースを開いたり閉じたりと多彩なアプローチをしたいなら… Dタイプがおすすめ。ヒール・トゥを落としつつバウンスもあるバランス型で、オールラウンドに使いやすいです。
    迷ったらDタイプを基準に考えると良いでしょう。
  • 低い球やランニングも使うが、ときどきロブショットも打ちたいなら… Vタイプが合います。トゥ・ヒール・後縁を削ってあるので抜けが良く、開いても閉じても安定したソールです。
    ツアープロからの要望で生まれただけあり万能性能。
  • フェースを大きく開いてのロブショットや、薄い芝での抜けを重視するなら… Cタイプです。ヒールとトゥを大胆に削り落としてあるため、ベタ足のように思い切りフェースを開いてもリーディングエッジが浮かずボール下に入りやすいです。
    58°や60°のロブウェッジに最適。
  • 上級者で自分のさじ加減でバウンス効果を調節したいなら… Xタイプ。最もソール幅が狭くバウンスも少ない攻めのソールです。フェースの開き具合で自由自在に操作できますが、ミスへの許容は一番少ないです。
    プロやハンデ一桁向けと言えます。

上記を参考に、ご自身の苦手状況をカバーしてくれそうなソールを選ぶのも手です。

「バンカーが苦手ならバウンス広めのSやD」「ザックリが怖いなら抜け重視のVやC」などです。

また、店頭で実際に構えてみてフィーリングが良いものを選ぶのも大事です。
ヒール側を落としたタイプはフェースを開いた時に地面にピタッとつく感触があるので、それを好むかどうか感じてみてください。

迷ったら中間的なDタイプを選び、特定用途用に2本目でCやXを買い足すのもありです。ぜひショップの試打クラブ等も活用して、自分にフィットするソールを見つけてください。

シャフトがダイナミックゴールドS200と聞きました。私には重すぎ・硬すぎないか心配です。替えられますか?

標準シャフトのDG HT S200は約129gあり確かに重めです。

ヘッドスピードがそれほど速くない方や非力な方には振り切るのが大変かもしれません。
ただ、安心してください。ミズノ T24ウェッジはシャフトの変更が可能です。

メーカー完成品でも、軽量スチールのN.S.PRO 950GH neo(約98g, S相当)を装着したモデルがラインナップされています。こちらは重量が30gほど軽いので、アイアンがNS950やモーダス105などの方でも違和感が少ないでしょう。また、特注対応でN.S.PRO Zelos7(超軽量スチール)や、女性向けにカーボンシャフトを選ぶこともできます。フレックスもRやA相当まで用意があります。

要は、DGの重量感が合わない方でもカスタムオーダーで自分に合ったシャフトに変更可能です。

最近では量販店や工房でシャフト交換も対応していますから、「重い」と感じたら遠慮なくフィッターに相談すると良いでしょう。

適切なシャフトを入れることで、T24ウェッジの性能を無理なく引き出せるはずです。

現在、別メーカーのウェッジ(または前作T22)を使っています。T24に買い替えるだけの価値はありますか?

現行の他社ウェッジやT22からの買い替えを検討中でしょうか。

結論から言えば、スピン性能の向上やフィーリングの違いを求めるなら価値は大いにあります。

T24は先述の通り新溝設計でスピン量がアップしており、特にフルショット時やウェット時の止まり方が前モデルより確実に良くなっています。
また、ヘッド形状も微妙に改良されており、構えやすさや抜けの良さが洗練されています。

実際、T22ユーザーからも「T24に替えてスピンの利きが良くなった」「見た目がシャープで構えやすい」といった声が出ています。

もし今お使いのウェッジが溝の消耗などで性能が落ちてきているなら、T24に変えることでアプローチの精度が取り戻せる・向上する可能性が高いです。
また打感に関しても銅下メッキや鍛造特有の心地よさがあり、「今より柔らかい打感を味わいたい」という方にも満足いただけるでしょう。

もちろん現在のクラブに不満がなく好調という場合は無理に変える必要はありませんが、T24はその安定感と進化した性能でショートゲームの武器になるクラブです。

試打して違いを感じられたなら、きっと買い替えの価値はあります。総合的に判断してみてください。

以上、FAQ形式で疑問にお答えしました。多くの不安点は解消できたのではないでしょうか。

最後に、本記事のまとめとしてT24ウェッジの総評をお送りします。

記事のまとめ

ミズノ T24 ウェッジは、ツアープロの要求に応える高いスピン性能とフィールの良さ、そして多彩なソールバリエーションによる対応力を兼ね備えた秀逸なウェッジです。

軟鉄鍛造ならではの柔らかい打感と「止める」ためのスピンコントロール性能は、アプローチ巧者を唸らせるレベルにあります。一方で適度な寛容性も持ち合わせ、上級者のみならず中級ゴルファーが扱ってもショートゲームの精度向上に大いに貢献してくれるクラブと言えるでしょう。

本記事では特徴やスペックから口コミまで詳しく解説しましたが、最後に要点を振り返ります。

  • 前作比で溝本数を増加&新マイクログルーブ採用によりスピン量アップ。雨やラフでも安定したスピン性能。
  • 軟鉄鍛造+銅下メッキの心地よい打感。フェースに球が乗るような柔らかさで、タッチを出しやすい。
  • 5種類のソール形状により、様々なライ・ショットに対応可能。自分のプレースタイルに合わせた1本を選べる。
  • ツアーモデルの中では比較的やさしくミスに寛容な設計。しっかり振ればきちんと結果がついてくる安心感がある。
  • プロからアマまで評価が高く、「スピンが効く」「構えやすい」「寄せやすい」と好評。欠点らしい欠点が少ない完成度。

逆に注意点としては、価格がやや高めなこと、そしてソール選びは慎重に行う必要があることです。

しかし、この性能を手に入れられるなら投資する価値は十分あるでしょう。ソール選びも本記事のガイドやショップのフィッティングを参考にすれば、きっとピッタリのモデルに出会えるはずです。

あなたがもし「アプローチであと一押し、寄せ切れない」と感じていたり、「もっと思い通りのスピンをかけたい!」と願っているなら、ミズノ T24ウェッジはその課題を解決してくれる心強い相棒になってくれるでしょう。
実際に手に取って構え、何球か打ってみれば、その確かな手応えに驚くかもしれません。

ゴルフは“寄せワン”がスコアメイクの鍵と言われます。信頼できるウェッジをバッグに忍ばせることは、スコアアップへの近道です。
ミズノ T24ウェッジは、そんな頼れる1本として大いにおすすめできるクラブです。

ぜひ試打機会があればお試しになってみてください。

きっとグリーン周りでの攻め方に自信が生まれ、ゴルフがさらに楽しくなることでしょう。あなたのショートゲームが次のレベルに進化することを願っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次