オデッセイの「ホワイトホット OG ロッシー」は、2000年代に一世を風靡した伝説のホワイトホットインサートが復活したモデルで、初心者から中級者まで幅広いゴルファーから絶大な支持を集めています。
「パットが苦手」「方向性が定まらない」「距離感が合わせにくい」—そんなパッティングの悩みを抱えるゴルファーにとって、このパターは救世主となるかもしれません。柔らかな打感と優れた方向安定性を兼ね備え、適度なヘッドサイズで扱いやすいロッシーは、パッティングの自信を取り戻すきっかけになると評判です。
実際に使用するゴルファーからは「一生もののパターに出会えた」「打感が素晴らしい」と絶賛の声が上がり、プロの世界でも西郷真央プロをはじめ多くのゴルファーが信頼を寄せています。クラシックな半月型マレットデザインは時代の流行に左右されず、長く使える安心感も魅力です。
スコッティ・キャメロンやテーラーメイド・スパイダーといった高級パターと比較しても、コストパフォーマンスの高さは特筆もの。40,000円前後(中古なら1万円台も)という手頃な価格でプロ仕様の性能を手に入れられるのは、多くのアマチュアゴルファーにとって大きな魅力です。
このパターの最大の特徴は、言うまでもなく「ホワイトホットインサート」。ボールカバーと同素材の白い樹脂製インサートがもたらす「ボールを吸い付けるようなフィーリング」は、他のパターでは味わえない独特の感覚です。柔らかい打感でありながら、しっかりと距離を出せるバランスの良さも、多くのゴルファーを虜にしています。
ブレードパターでの不安定さに悩んでいる方、大型マレットは少し抵抗がある方、パターの打感にこだわりたい方—ホワイトホット OG ロッシーは、そんなゴルファーにぴったりの一本です。この記事では、ロッシーの特徴から評価、使用感まで徹底解説します。あなたのパッティングが変わる可能性を秘めた、この伝説のパターについてぜひ詳しく知ってください。
ホワイトホット OG ロッシーとは?概要紹介
ホワイトホット OG ロッシー(White Hot OG Rossie)は、オデッセイ(メーカー:キャロウェイ)のマレット型パターです。
2000年代に一世を風靡した「ホワイトホットインサート」の柔らかい打感が復活した“OG”シリーズの一つで、クラシックなロッシー形状(半月型のミッドマレットヘッド)を採用しています。適度なヘッドサイズで方向を合わせやすく、初心者でも構えやすい安心感が特長です。
オリジナルのホワイトホットインサートによるソフトなフィーリングと安定感で、パッティングのミスを減らしやすい設計になっています。
ホワイトホット OG ロッシーの特徴・スペック

引用:ODYSSEY(オデッセイ) – パター -ホワイト ホット OG ROSSIE パター ストロークラボ シャフト装着
まず、ホワイトホット OG ロッシーの主なスペックを以下の表にまとめます。メーカー公式情報を基に、基本性能を押さえておきましょう。
メーカー | キャロウェイ(オデッセイ) |
---|---|
シリーズ | White Hot OG (ホワイトホット OG) |
発売日 | 2022年3月11日 |
新品価格 | 39,600円 |
中古最安値 | 8,000円 |
中古最高値 | 18,000円 |
ヘッドの形状 | マレットタイプ |
ヘッドの素材 | ステンレススチール+アルミニウム製ソールプレート |
ヘッドの重量 | 350g |
ネックの形状 | ダブルベントネック |
シャフトの素材 | スチール |
ロフト角 | 3 |
シャフトの長さ | 33〜35インチ |
※中古最安値、中古最高値は2025年4月時点
ホワイトホット OG ロッシーには伝統の「White Hotインサート」(ボールカバーと同素材の白い樹脂製インサート)がフェースに搭載されており、ソフトな打感と安定した転がりを実現しています。
また、日本正規品では通常モデル(スチールシャフト)と、より安定したストロークを促す「ストロークラボ」シャフト装着モデルがラインナップされています。ヘッド形状はオデッセイの往年の名器「ロッシー」を継承した半月型で、小ぶりすぎず大きすぎないサイズ感が特徴です。
使用しているプロゴルファーは?【Rossie & Rossie S】

引用:ODYSSEY(オデッセイ) – パター -ホワイト ホット OG ROSSIE パター ストロークラボ シャフト装着
ホワイトホット OG ロッシーはツアープロからも信頼されるパターです。実際にプロゴルファーが使用している例として、国内女子ツアーの西郷真央プロがオデッセイのロッシーパターを愛用しています。西郷プロは「ホワイトホット プロ Rossie」モデル(OGシリーズ以前のモデル)を使用し、2022年にはツアー優勝も果たしました。彼女が優勝した際に使用していたことで話題になり、「プロが使っているなら自分も試したい」とロッシーを手に取るゴルファーも増えています。
海外ツアーに目を向けても、オデッセイのWhite Hotインサートの人気は根強く、多くのプロがカスタムパターにこのインサートを組み込んで使用しています(※ヘッド形状は様々ですが、それだけホワイトホットの打感が支持されている証です)。
ロッシー形状自体は昔から存在するオデッセイの定番デザインで、過去にはニック・ファルド氏が1996年のマスターズで旧ロッシー(インサート無しモデル)を使用した例もあります。現代版のホワイトホット OG ロッシー/Sも、そうした伝統を受け継ぎつつ最新テクノロジーでアップデートされ、プロからアマチュアまで幅広い支持を得ています。
なお、姉妹モデルの「ホワイトホット OG ロッシーS」も一部プロがテスト使用しています。ロッシーSは後述するようにネック形状が異なるモデルで、フェースの開閉を使ったストロークを得意とするプロや上級者が好む傾向があります。
自分のストロークタイプに合わせて、プロはロッシー(ノーマル)かロッシーSかを選択しています。
ロッシーとロッシーSの違いを比較
ホワイトホット OG ロッシーには、通常モデルと「ロッシーS」という派生モデルがあります。ロッシーとロッシーSの違いは主にネック形状とそれに伴う性能の違いです。以下に両モデルの差異を分かりやすくまとめます。
ネック形状
ロッシーはヘッドからシャフトが曲がって伸びるダブルベントネックを採用しています。一方、ロッシーSはヘッド側面に短いショートスラントネックが取り付けられています。この違いにより見た目の印象も変わり、ロッシーSはネックが少し斜めについているデザインです。
フェースバランスの違い:
ダブルベントネックのロッシーはヘッドバランスがフェースバランス(クラブを水平に持つとフェース面が真上を向く)になります。ロッシーはフェースが開閉しにくく、ストローク中常にフェース面が目標に向きやすいバランスです。
対してロッシーSはショートスラントネックの影響でトウハング(フェース面が斜め下を向く)になります。ロッシーSはトウ(先端)側が少し下がるバランス設計で、ストローク中にフェースの開閉がしやすくなります(約36°のトウハング角)。
ストローク適性
上記のバランスの違いから、ロッシーは真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すストローク向き、ロッシーSは弧を描くようなアークストローク向きとされています。自分のパッティングストロークが直線的でフェースローテーションが少ない場合はロッシー(フェースバランス)が合いやすく、インサイドインの軌道でフェースの開閉を使う場合はロッシーS(トウハング)のほうが自然に感じられるでしょう。
オフセット量:
ロッシー(ダブルベント)はフルシャフトオフセットで、手元(グリップ)とボールの位置関係がスクエアになりやすく構えやすい設計です。ロッシーSは3/4シャフトオフセットとなり、ロッシーに比べてわずかにハンドファースト気味に構えた状態になります。これは好みの問題ですが、ロッシーSはボールがよく見える・左目の下にボールを置きやすいと感じるゴルファーもいるでしょう。
基本スペック(ヘッド重量やインサート、サイズ感など)はロッシー/ロッシーSで共通です。
違いは上記の通りネックの形状・取り付け位置によるもので、性能的には方向安定性のロッシーか打ち出しの自在性があるロッシーSか、と覚えておくと良いでしょう。悩んだ場合は自分のストロークタイプや好みの構え方に近い方を選ぶのがおすすめです(この点については後述のFAQでも解説します)。
他の人気マレット型パターとの比較
ホワイトホット OG ロッシーはマレット型パターの中でも定番ですが、他社からもさまざまなマレットタイプの人気モデルが発売されています。ここでは同じマレット型の人気パターとして、スコッティ・キャメロンの「ファントム X (Phantom X)」シリーズおよびテーラーメイドの「スパイダー (Spider)」シリーズと、OGロッシーの主な違いを比較してみます。
モデル | Odyssey ホワイトホット OG ロッシー | Scotty Cameron Phantom X 5.5 | TaylorMade Spider X |
---|---|---|---|
発売時期 | 2021年モデル(日本発売2022年) | 2019年モデル(Phantom X5.5) | 2018年モデル(Spider X) |
フェース構造 | ホワイトホットインサート搭載(非常にソフトな打感) | 削り出し金属フェース(インサート無し・打感しっかり) | Pure Rollインサート搭載(ソフトすぎない中間的な打感) |
ヘッドサイズ・形状 | 小型マレット(半月型デザイン、適度な慣性モーメント) | 小型マレット(翼状デザイン、高比重素材で重量配分) | 中型~大型マレット(高慣性モーメント設計、深重心) |
新品価格(税込目安) | 約40,000円前後(中価格帯) | 約60,000円前後(高級パター) | 約40,000円前後(中価格帯) |
主な使用プロ | (例)西郷真央プロ* | ジャスティン・トーマス(X5.5使用)他多数 | ダスティン・ジョンソン(Spider使用)他多数 |
*西郷真央プロは旧モデルのRossieを使用
比較まとめ
ホワイトホット OG ロッシーは非常にソフトな打感と扱いやすいサイズ感が魅力で、価格も他社高級パターに比べて手頃です。一方、スコッティ・キャメロンのファントムXシリーズ(特に5.5モデルなど)は精巧な削り出しと複合素材構造による高い安定性・直進性が特長ですが価格は高めです。テーラーメイドのスパイダーシリーズは大型ヘッドによる抜群の安定感と独自の転がり性能(Pure Rollインサートで順回転をかけやすい)で人気があり、価格は中間くらいとなっています。
このように、それぞれ一長一短がありますが、打感重視で扱いやすく価格も抑えたいならホワイトホット OG ロッシー、とことん高いMOIと最新テクノロジーを求めるならファントムX/スパイダーといった選び方になるでしょう。
OGロッシーは伝統のインサートで「転がりの良さ」「構えやすさ」に定評があり、初めてのマレット型としても安心感があります。
ホワイトホット OG ロッシーの口コミ・評価
実際にホワイトホット OG ロッシーを使っているゴルファーからは、どのような評価が寄せられているでしょうか。ユーザーの口コミを調査すると、良い点と気になる点の双方が見えてきました。
良い点(メリット)
柔らかく心地よい打感
最大の特徴であるWhite Hotインサートにより、インパクト時の打感が非常に柔らかく「ボールを吸い付けるようなフィーリング」が好評です。打球音もマイルドで、不快な打感の振動が手に残りにくいです。「一生もののパターに出会えた」「打感が素晴らしい」と絶賛する声もあります。
転がりが良く距離感を合わせやすい
ソフトなインサートですが初速はしっかり出るため、ボールの転がりがスムーズで距離感が取りやすいと評価されています。「思ったラインに乗せやすく、転がりが安定するのでロングパットでもタッチが合いやすい」という口コミがあります。
構えやすく方向を合わせやすい
ロッシー特有の半月型マレットは、フェース面とターゲットラインを直感的に合わせやすい形状です。「アドレス時にヘッドを真っ直ぐ構えやすい」「方向性の安心感がある」といった声があり、まっすぐ引いて押し出すイメージが出しやすいようです。ヘッド上部のサイトライン(1本線)もシンプルで狙いやすいという意見があります。
重めのヘッドでストロークが安定
ヘッド重量350gと適度に重みがあるため、振り子のように自然と振りやすいと感じるユーザーが多いです。「ヘッドが重くてとても振りやすい」「重さに任せてストロークすると自然に真っ直ぐ振れた」という口コミもあり、パターが苦手な方でも重さがスイングを安定させてくれる利点があります。
コストパフォーマンスが高い
Tour使用実績もある高性能パターでありながら、スコッティ・キャメロン等の高級パターより価格が抑えめな点も評価されています。「この性能でこの価格はお買い得」「初めてのちゃんとしたパターとして最適」と、品質と価格のバランスを称賛する声もあります。中古なら1万円台前半~と手に入れやすいのも魅力です。
気になる点(デメリット)
打感が柔らかすぎると感じる場合も
ソフトな打感ゆえに、人によっては「もう少しインパクトの手応えが欲しい」「音が静かで芯を外した時のフィードバックが分かりにくい」と感じる場合があります。硬めの打感や打音で距離感を出していたゴルファーには、最初は物足りなく思う可能性があります。
ヘッドの重さに慣れが必要
350g前後の重めヘッドは安定感の反面、「今まで軽いパターを使っていた人には重く感じる」という意見もあります。ストロークテンポが変わることもあるため、慣れるまでは練習が必要です。逆に言えば重さのおかげで打ちすぎを抑えられるメリットとも紙一重です。
シャフトによるフィーリングの差
ホワイトホット OG ロッシーにはスチールシャフト版とストロークラボシャフト版がありますが、「同じロッシーでもシャフトが異なると重量配分が変わり、打感・振り心地が微妙に違う」という声がありました。購入時に自分が試打したのと異なるシャフトのものを選ぶと印象が変わる可能性があります。例えば「レンタルで試したストロークラボ版は良かったが、購入したスチール版は少し感覚が変わった」というケースもあり、シャフト選びには注意が必要です。
大型マレットほどの寛容性はない
適度なサイズのミッドマレットとはいえ、最近主流の大型マレット(2ボール Tenやスパイダー系)ほど極端に高い慣性モーメントは持ちません。そのため、極端なヒール・トゥ寄りのミスヒット時の許容性では大型モデルに劣る場合があります。ただし一般的なパターの範囲では十分な安定感があるため、大きな欠点というほどではありません。
デザインの好み
シルバーのヘッドにシンプルな形状で派手さはないため、人によっては「見た目が地味」「もう少しカッコいいデザインが好み」ということもあるようです。しかしこれは個人の好みであり、クラシックなルックスがむしろ良いという声も多くあります。
総合すると、ホワイトホット OG ロッシーは「打感・転がりの良さ」「方向安定性」「適度な重さによる安心感」で高評価を得ており、大きな不満点の少ないパターと言えます。いくつか注意点はありますが、それらは調整や慣れで解決できる範囲であり、全体的な満足度は非常に高いモデルです。
ホワイトホット OG ロッシーはこんな人におすすめ
以上を踏まえて、ホワイトホット OG ロッシーは以下のようなゴルファーに特におすすめできます。
- パターの打感にこだわりがある人 – 柔らかい打感と静かな打球音で評判のWhite Hotインサートは、インパクトのフィーリングを重視する方にピッタリです。ボールをソフトにヒットしたい人に向いています。
- ブレードパターで方向性に悩んでいる人 – ピン型(ブレード型)だと方向を合わせにくいと感じている方や、ショートパットでのミスが多い方には、ロッシーのマレット形状が安定した方向性をもたらします。サイトラインも分かりやすく、まっすぐ構えてストロークしやすいです。
- 大きすぎないマレット型が欲しい人 – 2ボールやSpiderのような大型マレットは少し抵抗がある…という方でも、ロッシーの程よいヘッドサイズなら違和感なく使えます。ミッドマレットのサイズ感は、狭いライン上でも構えやすく持ち運びもしやすいです。
- ストロークを安定させたい初心者・中級者 – ヘッドの重さと高い直進性によってストロークが安定しやすいので、パットに自信がない初心者の方や、スコアメイクでパット数を減らしたい中級者に適しています。「入る気がする」安心感を得られるモデルです。
- 長く使える定番モデルが欲しい人 – 流行に左右されないクラシックな形状と実績あるインサートで、末永く愛用できる一本です。オデッセイの定番シリーズなので、将来的にリフィニッシュや部品交換などのサポートも受けやすく、安心して長期間使えます。
上記に当てはまるポイントが多いほど、ホワイトホット OG ロッシーはあなたにマッチしたパターと言えるでしょう。逆に、打感の硬さを求める人や最新奇抜デザインが好みの人は別モデルの方が良いかもしれません。
しかし総じて、幅広いゴルファーにフィットしやすい懐の深いパターです。
よくある質問(FAQ)
最後に、購入を検討する際によく出る疑問点をQ&A形式でまとめます。
Q1. 初心者でもホワイトホット OG ロッシーを使いこなせますか?
A1. はい、初心者にも使いやすいパターです。むしろパッティングに不安がある方こそ恩恵を感じやすいモデルと言えます。ロッシーは構えたときにフェース面を目標に合わせやすく、ストロークも安定しやすいため、パットの方向性や距離感に悩む初心者に向いています。インサートの柔らかい打感もオーバースピードを防ぎやすく、ショートパットの距離感を掴みやすいでしょう。
ただし、最初はヘッドの重みで振り幅が小さくなりすぎないよう注意してください。慣れてくれば重さが味方になり、まっすぐ転がせるようになります。多くの初心者~中級者がロッシー系パターでスコアアップに成功していますので、自信を持って使ってみてください。
Q2. ホワイトホット OG ロッシーの寿命はどのくらいですか?
A2. 構造上、非常に長持ちするクラブです。パターはドライバーやアイアンと違って激しいインパクトで消耗することが少なく、ホワイトホットインサートも高品質な樹脂素材で作られているため経年劣化しにくいです。適切に扱えば5年10年と使い続けても打感や性能が大きく損なわれることはありません。実際、初代ホワイトホットインサート搭載パター(約20年前発売)を今でも愛用しているゴルファーも多いほど耐久性は折り紙付きです。
注意点としては、高温になる車内に長時間放置しない、直射日光に極端に晒さない、などインサートが劣化しやすい環境を避けることです。ソールやフェースに傷が付いても性能影響は軽微ですが、気になる場合はメーカーでフェースインサート交換や再仕上げサービスを受けることもできます。ロッシーは正しくケアすれば非常に長寿命なパターと言えるでしょう。
Q3. ロッシーとロッシーS、どちらを選ぶべきか迷った場合の選び方は?
A3. ご自身のパッティングストロークのタイプに合わせて選ぶのがおすすめです。
一般的な目安として、ストローク中にフェースの開閉が少ない(真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す)タイプならロッシー、インサイドインの軌道でフェースを開閉させるタイプならロッシーSが適しています。具体的には、プッシュミス(右に外す)が多い人やフェースを閉じる動きが苦手な人はロッシーS(トウハングあり)だとインパクトでフェースが自然と戻りやすく矯正効果が期待できます。逆に、ひっかけ(左に外す)が多い人やフェース管理に自信がない人はロッシー(フェースバランス)の方が余計な開閉が起こらず安定します。
また、構えたときの見た目の好みも考慮してください。ロッシーSは斜めのネックが見える分、ボール位置やハンドファースト具合がロッシーと少し変わります。実際に構えてみてしっくりくる方を選ぶのも大事です。「どちらとも言えない…」という場合は、まず基本形のロッシーから試し、それでも合わなければロッシーSに挑戦すると良いでしょう。
Q4. スチールシャフト版とストロークラボ版はどちらを選ぶべきですか?
A4. それぞれフィーリングと若干の特性の違いがあります。スチールシャフト版はオーソドックスな重量配分で、従来からパターになじんだ感覚を得やすいです。一方、ストロークラボシャフト版はシャフトが一部カーボン複合で軽量化されており、そのぶんヘッド側に重量を配分しています。その結果、ストローク時に手元のブレが減り、一貫性が増す効果が期待できます。
打感面では、ストロークラボ版のほうがわずかにヘッドの重みを強く感じ、「ヘッドが走る」感覚があります。スチール版は全体の一体感がありマイルドです。初心者で特にこだわりがなければ価格が安いスチールシャフト版でも十分性能を発揮しますが、パットの再現性を追求したい方や少しでもストロークを安定させたい方にはストロークラボ版がおすすめです。実売価格は大きく違わないことも多いので、可能であれば店頭で振り比べてフィーリングが合う方を選ぶとよいでしょう。
以上、ホワイトホット OG ロッシーに関する疑問点を解消しました。
このパターは多くのゴルファーにとって頼もしい武器となり得ますので、自分に合いそうだと感じたらぜひ試してみてください。きっとパッティングに自信が持てる一本になるはずです。