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マスダゴルフ STUDIO-1パター 評価・レビューまとめ

あなたは今のパターに満足していますか?グリーン上で、ボールがカップインする瞬間に感じる心地よい打感や、思い通りのラインを描く爽快感を求め続けているなら、その答えはマスダゴルフSTUDIO-1パターかもしれません。

一流のクラフトマンシップが息づくSTUDIO-1は、創業者・増田雄二氏が鉄のインゴットから直接削り出した、まさに「職人魂」が宿る逸品です。565gという存在感のあるヘッド重量が生み出す安定感と、軟鉄(S50C)ならではのずっしりとした打感が融合し、グリーン上の主役となるためのすべての要素を兼ね備えています。

「パターは道具ではなく、相棒だ」

そう語るゴルファーが多いSTUDIO-1の魅力は、単なる性能だけではありません。分厚いトップラインが与える構えやすさ、芯に当たった時の澄んだ打音と柔らかな打感、そしてボールがしっかりと転がっていく様子は、まるで自分の手の延長のような一体感を味わわせてくれます。

世界的に人気の高級パターブランドに引けを取らない品質でありながら、そのコストパフォーマンスは驚異的。上級者からは「同等品なら倍額でもおかしくない」と評される理由がここにあります。

もちろん、すべてのゴルファーに向いているわけではありません。芯を外すとミスが露呈する正直さは、初心者には厳しいかもしれません。しかし、その厳しさこそが、あなたのパッティングスキルを確実に向上させる要素でもあるのです。

プロからアマチュアまで、真剣にゴルフと向き合う人々を虜にしてきたSTUDIO-1。ブラックオキサイド仕上げとブロンズ仕上げの2種類から選べるデザインも、時間とともに味わいを増していく魅力があります。

この記事では、マスダゴルフSTUDIO-1パターの特徴から他の人気モデルとの比較、ユーザー評価まで徹底解説。自分のゴルフスタイルに寄り添う「一生モノ」に、マスダゴルフSTUDIO-1がなるかもしれません。

目次

特徴・スペック

引用:STUDIO-1パター | マスダゴルフ

STUDIO-1はマスダゴルフのロングセラー・パターで、創業者の増田雄二氏が鉄のインゴットから削り出したハンドメイド品です​。軟鉄(S50C)を素材とし、手作業で最終仕上げされています​。ソリッドなインパクト音と柔らかい打感が魅力で、「しっかり当たった音もするからタッチが出しやすい」と評判です。次の表にスペックをまとめました。

     
メーカーマスダゴルフ (Masda Golf)
シリーズSTUDIOシリーズ(STUDIO-1 モデル)
発売日2014/08/15​
新品価格43,200​円
中古最安値26,400円
中古最高値44,000円
ヘッドの形状ピンタイプ
ヘッドの素材S50C 軟鉄
ヘッドの重量約370g
ネックの形状プランジャー (L字型)
シャフトの素材スチール
ロフト角4
シャフトの長さ33~35インチ

※中古最安値、中古最高値は2025年4月時点

ヘッド形状・素材

ブレード型パターで、素材は軟鉄(S50C)。ブラックオキサイド仕上げまたは銅メッキ仕上げ(ブロンズ)から選べます​。頑丈で重厚感があり、見た目も武骨かつ美しい造形が特徴です​。

重量

34インチ装着時で約565gあり、非常に重めのバランスです。この重さがストロークの安定感を生み、芯に当たったときは鋭い弾道で転がります​。

ネック

プランジャー(L字型)ネックを採用。トップラインは厚めで方向合わせがしやすく、多くのユーザーから「サイトラインやドットなしでも構えやすい」と好評です。オプションでサイトラインやドットを入れることも可能です。

シャフト長さ・ロフト

標準で4°のロフト、長さは33~35インチから選択可能​。ヘッドカバー付属。

他の人気パターとの比較

STUDIO-1は価格帯も性能も中~高級モデルの位置付けです。例えば、2024年の売上ランキング1位となったオデッセイの新作「Ai-ONE」シリーズはAI設計フェースとソフトインサートで高いMOI(慣性モーメント)を実現しています​。Ai-ONE #1パター(ピン型)は約¥41,580~(税込)とSTUDIO-1とほぼ同等の価格帯ですが、転がりの安定性や許容性ではAi-ONEが優れます。
一方、タイトリストのスコッティキャメロン(Super SelectやPhantom)は303ステンレス製でカチッとした剛性感が特徴。上位モデルの新品価格は6万円台~と高めですが、高精度のミーリングで高いフィードバックを提供します​。STUDIO-1は軟鉄ならではの柔らかい打感で、しっかりボールに乗る印象ですが、芯を外すとミスも如実に出やすい敏感さがあります(後述)。
PINGの2023 ANSER型パター(304ステンレス、タングステンウェイト搭載)は約¥46,200​。ANSERは軽量ヘッド(約345g、3°ロフト)で操作性重視。一方STUDIO-1はズッシリ重くスイートスポットが狭いため、操作性より安定性を重視するゴルファー向けと言えます。

価格差の例

新品価格

STUDIO-1 ¥47,520

Odyssey Ai-ONE 約¥41,580

Scotty Super Select Newport ¥66,000~​

Ping ANSER ¥46,200​

中古価格

ヤフオク落札例でSTUDIO-1は最安約¥26,400、最高約¥44,000​。

Ai-ONEやScottyは一般的に中古でも¥3~70,000万円台と、STUDIO-1は割安感があります。

STUDIO-1は重量感と純鉄らしい打感を求めるゴルファーに向いています。逆に、最新AI設計インサートの高MOIモデルや、大型マレットの飛び系パターとは操作性が異なるため、比較すると「芯を食った時の満足感重視」で、高度なストロークが要求される設計です​。

ツアープロの使用例

マスダゴルフ公式によれば、STUDIO-1は発売から10年以上経っても人気が高く、ショップだけでなくツアープロやギアに詳しいアマチュアからも高評価を得ているといいます​。

増田雄二氏はジャンボ尾崎プロのクラブを手がけた実績があり、その流れでマスダ社にもプロからの信頼があります​。実際、国内外の選手でSTUDIO-1を使用している例はあまり公表されていませんが、クラフトマンシップと軟鉄のフィーリングを求めるプロ・上級者の間で試打・使用されているようです。

また、ツアーや試打会での感想としてしっかり芯で打てたときの打感と転がりは抜群で、打ち上げパットでも安心できる​」という声があります。

一方で「大型マレットのような簡単さはないが、その分自分の感性で打てるパター」という評もあり​、上級者向けであることが伺えます。公式情報以外では、SNSやギアブログで愛用者がその感触の良さを高く評価しており、職人技の魅力がツアープロ層にも届いているようです。

一般ユーザーの口コミ・レビューまとめ

STUDIO-1を実際に使った一般ゴルファーの口コミでは、以下のような声が目立ちます。

良い点

打感・転がりの良さ

軟鉄ならではのソフトな打感で、芯に当たったときのボールの伸びは文句なし​。「打感は柔らかくイメージ通りに転がる」との評価もあります​。

デザイン・構えやすさ

無駄のないシンプルなヘッド形状が美しく、分厚いトップラインで方向性が合わせやすい点が好評です​。ユーザーからは「見た目もかっこよく、ヘッドの存在感が最高」といった声が聞かれます​。

安定感

565gの重さがストロークの安定性を高め、「芯を食った時は球筋が想像通りに飛んでいく」という意見が多数あります​。実際にラウンドで使用したレビューでは「平均パット数が30前後で非常に安定している」という報告もあり​、上級者ほど威力を発揮します。

コストパフォーマンス

Scotty CameronやBETTINARDIと比較して価格が安く、「この品質で¥43,000(税別)は驚き」「同等品なら倍額でもおかしくない」とコスパの良さを挙げるレビューも多いです。

悪い点

スイートスポットの狭さ

高評価と引き換えに「芯が狭い」「やや敏感」という声が目立ちます。「ミスはミスとしてボールに出るので、打点がブレる人は競技向きでないかも」といった指摘があり、初心者やストロークの安定しない人には不向きです。

重さ・操作性

重量があるため、軽くオートマチックに打ちたいゴルファーには合わず、スイングのクセが露呈しやすいと感じる人もいます。大型マレットのような易しさはなく、扱いには慣れが必要です。

グリップの好み

純正の太めグリップ(ミッドサイズ)を好まない人は、交換・カスタムが必要です。一部では「グリップが太い」との意見もあります。

残留汚れ・メンテ

軟鉄無塗装(黒染めなし)のモデルは錆びが出ることがあります。ツアーブラックや銅メッキ仕上げは防錆性が高いですが、塗装・メッキなしの「ノーメッキ」を愛用するユーザーは、味わいあるサビを「風格が出る」と好意的に捉えています。

筆者試打インプレッション

引用:STUDIO-1パター | マスダゴルフ

私はゴルフ歴20年、平均スコア80台のアベレージゴルファーです。実際にSTUDIO-1(34インチ、ブロンズ仕上げ)を打ってみると、まず構えたときの安心感に驚きました。厚めのトップラインとシンプルなヘッドがしっかりグリーンを向いてくれて、とても構えやすいです。ソールに重みを感じるほど全体がずっしりとしており、これは他の安価なパターとは別次元の重厚感です。

打感は期待通り柔らかく、スパっとした金属音よりも「ドン」という重い打球音が感じられます。ボールは思ったより強く転がり、グリーン上での転がりのばらつきが少なく、距離感を出しやすいです。特に芯をとらえたときは「これぞ軟鉄」という心地よい感触で、しっかり手に衝撃が伝わってきました。25~30ヤード前後のタッチも合わせやすく、タッチ系パットのストレスが減りました。

一方、打点が少しズレると球の伸びが落ちるのも実感しました。打ち損じた球は思いのほかカップ周辺で止まり、ミスの再現性が非常に高いです。ですから、センターを外さないように集中してストロークする必要があります。しかし逆に、自分のストロークがブレるときの結果がハッキリ見えるので、練習にはもってこいだとも感じました。私のようにストロークが安定し始めているアベレージにはマッチしていますが、初心者や手先でごまかす人にはちょっと辛いと思います。

総合印象としては、感触、安定性、ルックスともに非常に高品質で、同価格帯のパターではなかなか得られない満足感を得られました。打ち応えがあるので練習場でもつい何度も打ってしまい、ラウンドでは自信を持って使えそうです。購入後は最初に仮組みしたグリップに違和感があり、少し細めのプロパーグリップに替えたところ、さらにストロークしやすくなりました。

このパターは「芯で打つ感覚」を再確認させてくれる、手放せない1本になりそうです。

メリット・デメリット整理

メリット

剛性感と打感の両立

軟鉄ヘッドならではの「柔らかく厚い打感」で、ボールが伸びる感覚が得られる。打音が澄んでおり、カップインまでの距離感が掴みやすい。

安定した重心設計

565gの重量でグリーン上でヘッドがブレにくく、正確なストロークを助ける。ふところ(ヒール側)に余裕があり、構えた時の安心感が高い。

シンプルで美しいデザイン

無駄な装飾のない伝統的なブレード形状は飽きが来ず、職人の仕事ぶりを感じさせる。分厚いトップラインやありそうでない細部の曲線が絶妙で、見た目にも信頼感がある​。

高コスパ

一流クラフトマンの手仕上げがこの価格で手に入るのは稀で、「コストパフォーマンスは世界最高レベル」と高く評価されています。Scottyなどと同等の品質を低価格で得られます。

カスタム対応

シャフト長さ(33~35インチ)やロフト・ライ角の調整が可能なため、自分にフィットした仕様にできる。左利きモデルもリリースされています。

デメリット

スイートスポットの狭さ

芯を外すと打球に現れやすく、飛距離・方向のズレが大きくなる。ストロークが安定していないと不満を感じやすい。練習が必要なパターです。

重さゆえの疲労

565gは非常に重い部類で、長時間使うと手首や腕に負担を感じる場合があります。女性や筋力の弱い人には向いていないかもしれません。

高い技術を要求

最新のAI設計パターや大型マレットのような自動安定性はなく、「感性」を活かすための高い技術が求められます。初心者~中級者には扱いづらい面があります。

錆びやすさ

軟鉄無塗装モデル(無垢仕上げ)はサビが出やすく、メンテナンスが必要です。ツアーブラックや銅メッキモデルを選ぶと防錆性が高まります。

発売形態

現在は完全受注生産で納期に要するため、注文から到着まで数ヶ月待つことがあります。すぐに手に入れたい人には不便です。

購入前のFAQ

Q1: 「ステンレス」表記のモデルがあると聞きましたが?


STUDIO-1はヘッド素材に軟鉄(S50C)を使用しており、公式にステンレス版はありません。鉛筆で描いたような黒染め仕上げ(ツアーブラック)やブロンズ仕上げがラインナップされています。いわゆる「ステンレス仕様」として流通するのはカスタム加工された後付け例がほとんどで、純正品ではないので注意が必要です。

Q2: 33インチや35インチで注文できますか?


はい、公式では33/34/35インチの3種から選択可能です。もし中間寸が良い場合(34.5など)は、オーダー時に要望を伝えれば対応してくれるショップもあります。

Q3: シャフトはスチール以外ありますか?


標準シャフトはスチール製(マスダオリジナル)ですが、カスタムで軽量シャフトへの変更やグラファイトシャフトへの交換をショップで依頼できます。ただし、クラブ重量が変わる点に留意してください。

Q4: 状態の良い中古を買うコツは?


中古市場ではヤフオクやゴルフショップ(GDO/GolfPartner等)で取引されています。中古価格は状態で大きく変わるため、Cランク以上の美品を狙うと打感が柔らかい状態が期待できます。錆や目立つキズがないか、ヘッドカバーの有無などもチェックしましょう。メンテ済み(黒染め再施工済み)の物は高価になりがちですが安心です。平均価格は3~4万円台とされています。

Q5: どのようなプレーヤー向け?


STUDIO-1はある程度ストロークが安定している中上級者向けです。重めのヘッドで芯で打つ感覚を大事にする方、強めのタッチでしっかり転がすパッティングを好む人に最適です。逆に、ゆったり型のマレットで軟らかいインサート感が好みの方や、ひじ差し上げ型のストロークの方には不向きかもしれません。

Q6: 新品購入の保障や保証は?


マスダ公式ショップ(千葉・ヤチヨ)や正規取扱店で新品購入すれば、通常メーカー保証(初期不良対応など)があります。不明点は購入先に確認しましょう。中古購入の場合はショップの保証規定を確認してください。

Q7: 練習場・ショップで試打できますか?


公式サイトによると、千葉県八千代市のマスダゴルフショールームではSTUDIO-1をはじめとする各モデルの試打が可能です。また、各地のゴルフフェアや百貨店のオーダー会で展示・試打されることもあります。

どんな人におすすめか

STUDIO-1は「しっかり打って安定感を得たい」上級者や中級者におすすめです。

特に以下のようなゴルファーに適しています:

  • 方向性や距離感を自分で出し切りたい人(軟鉄特有の感触を重視)。
  • シンプルなブレード型が好きで、厚みのあるトップラインで安心感を得たい人​。
  • 適度に重いパターを好み、手首を使ったスイングで安定させられる人。
  • 有名ブランドのパター性能を低価格で得たい、コストパフォーマンス重視の人​。
  • 工芸品的なこだわりを持ち、経年変化(味の出る黒染め・銅メッキ)も楽しみたい人​。

逆に、初級者やヒッター系ストロークの人、大型マレットや甘いフィーリングを求める人にはあまり向きません。STUDIO-1は「自分のタッチと技術」を活かしてカップインに持ち込む喜びを重視するパターだからです​。

まとめ

マスダゴルフSTUDIO-1パターは、職人技と軟鉄素材による重厚な剛性感と柔らかな打感が魅力のブレード型パターです​。人気上位のODYSSEY Ai-ONEやScotty Cameron、Ping ANSERなどとは異なるアプローチで、あくまで「芯でとらえる爽快感」を追求した設計になっています。価格はSCOTTY等に比べて抑えめながら品質は一流で、コスパの高さが最大のセールスポイントです。

ユーザー評価でも、打感の良さや方向安定性には高評価が集まり、芯を外したときのミス球の出やすさには注意が必要とされています​。ツアープロや経験者にも愛用者が多い一方、甘い設計を求める層には刺激的すぎるかもしれません。筆者自身も「しっかり芯を食った時のフィーリングの良さ」に魅了され、今後のラウンドで頼れる相棒になりそうです。

ゴルファーのこだわりと技術を存分に引き出してくれる一本として、自信を持っておすすめします。

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