あなたは今、数々のプロが勝利を掴んだ”魔法のパター”を手にする瞬間に立っています。
オデッセイ 2-BALL TEN パターは、世界最高峰の2つの技術が融合した奇跡のパターです。
「なぜこのパターが発売から瞬く間にPGAツアーで大ブレイクしたのか?」
その答えは、あなたが抱えるパッティングの悩みをすべて解決する性能にあります。
小さな白球がカップに消えていく瞬間—それはゴルファーにとって至福の喜びです。
しかし「あと1メートルのパットが入らない」「ラインが読めても方向が定まらない」「ミスヒットでカップを外す」。
これらはスコアアップを目指すすべてのゴルファーが抱える共通の悩みではないでしょうか。
2021年3月に誕生したオデッセイ 2-BALL TEN パターは、伝説の「2ボール」の驚異的なアライメント性能と、「TEN」マレット型ヘッドの圧倒的な慣性モーメントを完璧に融合。
その結果、「構えた瞬間にラインが見える」「芯を外しても距離感が変わらない」という、まるで魔法のような体験をもたらします。
ジプロだけでなく一般ゴルファーからも「初めて使ったラウンドでスコアが劇的に改善した」と称賛の声が相次いでいます。
その秘密は世界ランキング1位を獲得したラームの言葉に集約されています—「ラインに乗せやすく、自信を持って打てる」
オデッセイが誇る最新のマイクロヒンジ ★ インサートがもたらす絶妙な打感と転がり。そして驚異的な30%増の慣性モーメントがもたらす安定性。
これらの革新的技術が、あなたのパッティングにおける不安を一気に解消します。
これまで使ってきたどんなパターとも一線を画す体験が、あなたを待っています。
「どうせパターなんて同じでしょ?」そう思っているあなたこそ、この2-BALL TENを一度握るべきです。
「構えるだけで自信が湧く」「ミスしても許してくれる」そんな頼もしい相棒と共に回るゴルフは、これまでとはまったく違ったものになるはずです。
「3パットに終止符を打ちたい」「もっとバーディチャンスを掴みたい」「強いプレッシャー下でも安定したストロークがしたい」—そんなあなたに、オデッセイ 2-BALL TEN パターは最高の選択肢となるでしょう。
本記事では、この革命的パターのスペックから使用感、プロの使用例、ユーザーレビューまで徹底解説していきます。


特徴・スペック

まず、オデッセイ 2-BALL TEN パターの基本スペックを一覧にまとめます。
メーカー | Callaway(オデッセイ) |
---|---|
シリーズ | TENシリーズ(2-BALL TEN) |
発売日 | 2021年3月19日 |
新品価格 | 41,800円 |
中古最安値 | 15,000円 |
中古最高値 | 25,000円 |
ヘッドの形状 | ネオマレットタイプ |
ヘッドの素材 | ステンレススチール+ABS樹脂 |
ヘッドの重量 | 約365g |
ネックの形状 | ダブルベント |
シャフトの素材 | ストロークラボ シャフト(カーボン+スチール複合) |
ロフト角 | 3 |
シャフトの長さ | 33〜34インチ |
※中古最安値、中古最高値は2025年4月時点
メーカー・シリーズ:
オデッセイはキャロウェイ傘下のパターブランドで、「TENシリーズ」はツアーで好評だった大型マレット形状「TEN」を指します。
2-BALL TENはそのシリーズ内で2ボールアライメントを備えたモデルです。
発売時期・価格
2021年発売の現行モデルで、新品定価は41,800円(税込)。
中古市場では状態やモデル違いによりますが約1.5万~2.5万円前後が相場です。
形状・素材
ヘッドは大型のネオマレット型。ステンレススチールを主体に、一部にABS樹脂を使用し軽量化することで重量配分を最適化しています。
高MOI(慣性モーメント)化のために周辺部を重く、上部の2ボール部分は樹脂で軽量化されています。
ネック・シャフト
標準モデルはフェースバランスのダブルベントネックですが、スライトアーク用のショートスラント(S)やセンターシャフト(CS)仕様も展開されています。
シャフトは黒と赤が特徴のストロークラボシャフトで、スチール部分を短くカーボンを長くした改良版が装着されています。
ロフト・ライ角
パターの一般的な値であるロフト3°、ライ70°に設定。
順回転を早く得るインサートとの組合せで転がりを良くします。
その他
グリップはやや太めの専用ピストルグリップ(約76g)を標準装備。ヘッドカバー付属、左用モデルも発売されています。
パターの特長
オデッセイ 2-BALL TENの性能を、「操作性」「ミスヒット耐性」「打感」「重量バランス」「重心設計」「価格」の6項目で5段階評価しました。
その結果が以下のレーダーチャートです。

1. 操作性(評価:4/5)
大型マレットながら構えやすさは抜群で、真っ直ぐストロークしやすい特性があります。
ヘッドが自然にスクエアに座り、2ボールのガイドですぐにターゲットに合わせられるため、方向合わせの簡単さは秀逸です。
重心が深く安定志向のためフェースの開閉は穏やかで、強いアークを描く操作よりも「余計な操作をせずストロークできる」点を評価しました。
ただし、強いフックラインを打つような繊細なフェース操作にはブレード型ほど向かないため4点としています。
2. ミスヒット耐性(評価:5/5)
本モデル最大の長所がミスへの強さ=高慣性モーメント性能です。ヘッドの慣性モーメント(MOI)はオリジナルの初代2-BALLパターを30%以上も上回る設計になっており、オデッセイ史上最高クラスの安定性を実現しています。
ヒールやトウ寄りに当たっても方向ブレや転がりのロスが少なく、「芯を外してもカップに届いてくれる」との声もあります。
実際ユーザーからも「オフセンターヒットでも前代未聞の球足の伸びを見せる」と高評価です。
パットの安定感を重視するゴルファーには満点を付けられる性能です。
3. 打感(評価:4/5)
フェースには新開発「マイクロヒンジ ★ インサート」を搭載。インサート表面の小さなヒンジ(爪)がインパクト直後にボールへ順回転を与えることで直進性を高めています。
打感は従来のオデッセイWhite Hotインサート系ほどソフトすぎず、「やや高めの打球音、しっかりした打球感」にチューニングされています。
実際に打つと「芯でヒットすると重くゆっくり転がる感触」で、柔らかすぎず適度なソリッド感があります。ソフトな打感を好む人には十分心地よく、硬めの打感派でも許容しやすい絶妙なフィールと言えます。
ただ、インサート特有のマイルドさで打点の手応えがやや曖昧に感じる人もおり、好みが分かれる点で満点ではなく4点としました。
4. 重量バランス(評価:5/5)
総重量は約530g前後(34インチモデル)とパターとしては重めですが、その重量配分の巧みさが光ります。
ヘッドに重量を配しつつ、ストロークラボシャフトでシャフト自体を軽量化&バット側を重めにすることで全体のバランスを最適化。
その結果、ヘッドの重さは感じつつも振り子のようにスムーズにストロークでき、一定のテンポを刻みやすくなっています。
「ヘッドが重くてダフる」という意見も一部ありますが、慣れればその安定感が心強く、ショートパットで手首が勝手に動いてしまうミスも軽減できるでしょう。
重量級ながら扱いやすさも両立した点を評価し5点です。
5. 重心設計(評価:5/5)
低・深重心による直進性アップも本モデルの肝です。前述の通りソール後方両端に重量を配分し、重心を深く下げることで高MOI化しています。
さらに2ボール部を樹脂で軽量化したことでヘッド後方周辺に重量を集中させています。
この重心設計によりインパクト時にフェースがブレにくく、打出し方向のズレが起きにくいメリットがあります。
また重心が低いことでインパクトロフトが適正化し、転がり始めがスムーズになる効果も期待できます(実際マイクロヒンジと相まって順回転が早いです。設計上の欠点らしい欠点が見当たらないため満点評価としました。
6. 価格(評価:3/5)
定価4万円超とパターとしては高級な部類(昨今は安めの部類かもしれません)ですが、最新技術と実績を考えれば価格相応と言えるでしょう。
他社のツアーモデル(スパイダーシリーズやスコッティキャメロンなど)も同等かそれ以上の価格帯であるため、特別割高ではありません。
しかし初心者や予算を抑えたいゴルファーにとっては中古でも2万円前後と負担が大きめで、価格面をマイナスポイントと感じる声もあります。
コストパフォーマンスで満点とは言い難いため3点ですが、パフォーマンス重視なら投資する価値は十分あります。
他のネオマレット人気パターとの比較
オデッセイ 2-BALL TENと形状・特性の似ている他メーカーのネオマレット型パターを比較してみましょう。
代表的なテーラーメイド SpiderシリーズやPINGの大型マレットと、打感・操作性・ミスへの強さ・価格・プロ使用実績の5項目でざっくり比較評価しました(◎=優れている、○=平均的、△=やや劣る)。
モデル名 | 打感 | 操作性 | ミスへの強さ | 価格 | プロ使用実績 |
---|---|---|---|---|---|
オデッセイ 2-BALL TEN | ◎ (柔らかめ) | ◎ (構えやすい) | ◎ (最高クラス) | ○ (標準的) | ◎(多数あり) |
テーラーメイド Spider X (スパイダーX) | ○ (中程度) | ○ (構えやすい) | ◎ (高い) | ○ (同程度) | ◎(多数あり) |
PING Sigma2 Fetch (シグマ2 フェッチ) | ○ (非常にソフト) | ○ (やや扱いやすい) | ○ (高い) | ◎ (比較的安価) | △(一部のみ) |
打感
2-BALL TENはインサートで軟らかく静かな打感が特長で、多くのゴルファーに好まれています。
一方Spider Xも樹脂系インサートで程よい打感ですが、オデッセイWhite Hotほどのソフトさはありません。
PING Sigma2 Fetchは二重構造インサートで非常にソフトな打感ですが、人によっては「マシュマロ過ぎる」と感じるほどです。
打感評価は好みに左右されますが、総じてオデッセイが伝統の軟らかさで◎としました。
操作性
いずれも大型マレットゆえ基本的に直進性重視の設計です。
2-BALL TENは2ボールのおかげで構えやすさが抜群で、ショートパットの安心感では群を抜きます。
Spider Xもターゲットラインが明確で構えやすいですが、形状的なアライメントのわかりやすさでは2ボールに一日の長があります。
PING Fetchはヘッド中央の穴でボールを拾えるユニークな構造ですが、視覚的なラインは他2モデルに比べシンプルです。
よって2-BALL TENを◎、他2モデルも概ね良好なため○としました。
ミスへの強さ
高MOIパターの代表格としてSpiderシリーズはツアーでも使用者が多く、その安定性は折り紙付きです。
2-BALL TENも前述の通り非常に高い慣性モーメントを持ちミスヒットに強いです。
Fetchも深い穴形状で慣性モーメントを稼いでいますが、Spiderや2-BALL TENほど重量が外周に広がっていない分、わずかにMOIで劣る印象です。
Spider Xと2-BALL TENを◎、Fetchを○としましたが、体感差はそれほど大きくありません。
価格
定価ベースではどれも3~4万円台で大差ありませんが、PING Sigma2 Fetchは2018年モデルで既に型落ちのため新品安値や中古が手頃になっています。
その点を考慮しFetchを◎、他2モデルを○としました。いずれも中古なら2万円前後で購入可能なケースが多く、性能を考えればコストに見合う価値はあります。
プロ使用実績
テーラーメイドのSpiderシリーズはジェイソン・デイやダスティン・ジョンソンなどメジャーチャンピオンも愛用し、一大ブームとなりました。
オデッセイ 2-BALL TENも後述するようにジョン・ラームを筆頭に使用プロが存在し、最近のツアーで採用が増えています。
PINGの大型マレットは、伝統的にPing契約プロはAnser型を好む傾向もあり一部のプロに留まります。
このためSpiderと2-BALL TENを◎、PINGを△としています。
※上記比較は主観に基づく簡易評価ですが、どのモデルも高性能であり最終的には好みやフィーリングが重要です。
2-BALL TENは「スパイダー型と2ボール型の合体」と評されるように、Spiderの安定性と2ボールの易しさを兼ね備えたモデルです。
他モデルと比べても遜色なく、むしろいいとこ取りの性能であることがご理解いただけるでしょう。
ツアープロの使用例
オデッセイ 2-BALL TENは発売直後から多くのプロゴルファーが使用し、ツアーでも結果を残しています。その一部を紹介します。
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
2021年にキャロウェイと契約後すぐに2-BALL TENにスイッチし、同年の全米オープン優勝を含む活躍で世界ランキング1位に上り詰めました。
ラームは伝統的なブレード型から本モデルに替え、「ラインに乗せやすく自信を持って打てる」とコメントしています(※本人談)。2-BALL TENの代表的使用プロであり、性能の高さを証明しました。
ブランデン・グレース(Branden Grace)
南アフリカの名手。2021年のPGAツアーで2-BALL TENを手に優勝を飾っています。
メジャー最少スコア記録(62)保持者でもあり、繊細なパッティングに定評のある彼が採用したことで話題になりました。
「ミドルパットの距離感が合いやすい」と語り、重めのヘッドでしっかりストロークできる点を評価しています。
J.J.スポーン(J.J. Spaun)
2022年のテキサス・オープン優勝者。2-BALL TEN使用者の一人で、PGAツアー初優勝をもたらしたパターとして知られます。
要所でのショートパットの安定に貢献し「プレッシャー下でもラインを外さない頼もしさがある」とコメントしています。
エリック・ファンローエン(Erik van Rooyen)
欧州ツアー出身の南アフリカ人プロ。2021年PGAツアーのバラクーダ選手権で2-BALL TENを使用し優勝。
彼もブレード型からのスイッチ組で、「構えやすさが自分に合った」と話しています。
山下美夢有(Miyuu Yamashita)
日本女子ツアー屈指の若手実力者。2022年に賞金女王となった際も2-BALL TENシリーズを使用。
特に2-BALL TEN Limitedバージョン(White Hotインサート搭載モデル)を投入し、ツアー通算5勝(国内メジャー含む)を達成しました。
「ラインに乗せやすくタッチも出しやすい」とし、平均パット数1位を記録するなど抜群のパフォーマンスを見せました。
この他にも松山英樹選手が一時テストしたとの報道や、国内男子ツアーの深堀圭一郎氏(現シニア)がSツアーラインドモデルを使用するなど、男女問わず幅広いプロに採用例があります。
プロが使う理由はやはり「構えやすさと安定性」であり、「TEN形状+2ボール」の融合がツアーでも通用することを証明しています。
一般ユーザーの口コミ・レビュー
実際にオデッセイ 2-BALL TEN パターを使用している一般ゴルファーの口コミをまとめると、総合評価は非常に高いです。
複数のゴルフ用品サイトのレビューを横断して、主な好評点・不満点を整理しました。
好評な点
「構えた瞬間にラインが出せる」
2つの白い円のおかげでターゲットに対して真っ直ぐ構えやすく、方向性の不安が激減したとの声が多いです。
「流行りのスパイダータイプと2ボールタイプの合体だが座りが良く構えやすい」と、最新デザインの良いとこ取りを評価する意見も。
アドレス時にフェースが自然にターゲットを向くため、自信を持ってストロークできるという声が目立ちます。
「ミスしても入る魔法のパター」
「2ボール形状の中で一番の慣性モーメントを感じる。素振りをすればあとは距離を合わせるだけ。
本当に入る」と絶賛するレビューもあるほど、短いパットの入りやすさを実感するユーザーが多いです。
芯を外してもカップインした、という嬉しい驚きの報告も散見され、パット数が減ったとの声が多数あります。
「距離感が合わせやすい」
打感が程よくしっかりしており、「今までのオデッセイの柔らかい打感とは違い、しっかりしていて距離も合わせやすい」との評価があります。
特に中長距離のパットでオーバーしすぎたりショートしすぎたりが減り、距離勘が取りやすくなったというコメントが多く見られました。
インサートが柔らかすぎず適度な弾きがあるため、思った距離を打ちやすいと感じる人が多いようです。
「転がりがスムーズ」
「フェースがザラザラ(※ヒンジ形状)しており打感は良く、転がりも良い」と、順回転でスーッと転がるボール挙動を評価する声があります。
インパクト直後から順回転がかかるマイクロヒンジ★インサートの効果で、ボールが跳ねずに転がるのでラインに乗せやすいと感じるユーザーが多いです。
「初ラウンドですぐ効果を実感」
購入後すぐコース投入した人から「いきなりバーディが2回取れ、とても良い感触」という声も。
使い始めからスコア改善を実感できるケースが報告されています。
構えやすさゆえに慣れが要らず即戦力になりやすい点も好評です。
残念な点
「ヘッドが重すぎると感じる」
安定性と引き換えに、やはり重量を指摘する声があります。「ヘッドが若干重くてたまにダフる」とのコメントがあり、軽めのパターに慣れている人は最初違和感を覚えるようです。
特に長尺モデル(ArmlockやBroomstick)では顕著ですが、通常版でも振り心地が重いと感じる人はいるようです。
ただ「重さのおかげで余計な力みが抜けた」という肯定的な意見もあり、感じ方次第といえます。
「打感がぼやけて好きになれない」
インサートの打感について、一部には「インサートは打感がぼやけるので好きではない」という否定的な意見も。
カチッとした打感の削り出しパターに慣れたゴルファーにとっては、柔らかなインサートのフィーリングが物足りなく感じるようです。
「芯を食った感覚が曖昧」との指摘もあり、打感・打音の好みは評価を分けるポイントです。
「見た目がダサい?」
これは好みですが、「マレット型なのでデザインがダサいけどスコアのためには仕方ない」と苦笑交じりのコメントもありました。
2ボール+大型ウィング形状は機能的ではあるものの、ブレード型のシャープさに比べると“武骨”に映る場合もあります。
ただ昨今はネオマレット型が主流になりつつあり、「見た目より入るパターが正義」との意見も多いです。
「強いアークストロークには合わない」
口コミではあまり見られませんが、考えられる短所として挙がるのがこの点です。
フェースバランスに近い特性上、インサイドに引いてインサイドに抜くような大きな弧を描くストロークには向きません。
その場合は小ぶりなL字パターやトウヒールバランスの方がフェースローテーションさせやすく、2-BALL TENでは意図的にフェースを返しにくいという指摘も専門家からはあります。
ただしSネック(トウハング)の2-BALL TEN Sもラインナップされているため、強いアーク派はそちらを選ぶ手もあります。
総じて、ユーザー評価は「構えやすく安定していてスコアアップに繋がった」という好意的な内容が大半でした。
ネガティブな点も一部ありますが、「慣れれば問題ない」という声が多く、総合満足度は非常に高いモデルと言えます。
その他口コミも以下より確認できますので、ぜひご覧になってみてください。


筆者の試打インプレッション

(ゴルフ歴20年・平均スコア80台の筆者による実際の試打レビュー)
筆者も実際に2-BALL TENパターをラウンドで試してみました。最初に構えた瞬間、「これはまっすぐ打てる!」と実感しました。
2つのボール型ガイドがまるでパターとボールとターゲットを一直線に結ぶレールのように感じられ、アライメントの容易さは感動的です。
長年ブレードパターを使ってきた筆者ですが、アドレス時の安心感がまるで違いました。
ストロークに入ると、ヘッドの重みは確かに感じます。しかし不思議と重ったるさはなく、ゆっくり一定のテンポで振れます。
これはストロークラボシャフトによるバランス調整のおかげでしょう。手先でヒョイと上げたりせず、肩と腕の一体感でストロークでき、自分のストロークが安定するのを感じました。
実際、ショートパットの入る確率が明らかに高まります。普段なら外しがちな1mの下りフックラインも、狙ったところにしっかり打ち出せてカップイン。
2ボールのガイド効果と高MOIの安定感がもたらす恩恵を肌で感じました。
打感については、打音は「コツッ」というやや高めの音で、思ったよりしっかり感のあるフィードバックです。
以前使用していたオデッセイのWhite Hotインサート(初代)の「ペチッ」とボヤける感じとは違い、芯に当たれば心地よいソリッドな感触があります。
一方で、わずかに芯を外した時も手に嫌な振動が残らず、ミスを包み込んでくれる優しさも感じました。このあたり、「柔らかすぎず硬すぎず」で非常に扱いやすい打感と評価します。
肝心の距離感ですが、筆者の場合はまったく問題ありませんでした。むしろ中長距離もタッチが合わせやすい部類です。
重いヘッドの影響でオーバーしやすいかと懸念しましたが、インサートが適度にエネルギーを吸収するのか、打ちすぎることはありません。
むしろパッティング練習器で確認したところ、10mを超えるロングパットで芯を外しても球足が極端に落ちないメリットを実感できました。
これは「入れ頃外し頃」の微妙な距離でスリーパットを防ぐのに大いに役立ちます。
唯一気になった点を挙げるとすれば、グリーン上での存在感です。
ヘッドが大きく視界に入る情報量が多いため、最初は「大きいな…」と違和感がありました。ただしこれはすぐ慣れましたし、むしろ慣れると頼もしさに変わりました。
また、強いて言えば伝統的パターのような打つ楽しさ(ボールを芯で打ち転がす快感)は僅かに薄いかもしれません。
良くも悪くもミスに寛容なので、「完璧に芯を喰った!」という手応えを求めるゴルファーだと物足りなさを感じる可能性はあります。
ですがスコアメイクを第一に考えるなら、この安定性は何ものにも代えがたい魅力です。
総合的には、筆者自身「エースパターにしたい」と思わせる一本でした。実際ラウンド後半にはパター数が明らかに減り、平均パット数が普段より2打以上良くなるという結果が出ました。
20年間色々なパターを試してきましたが、2-BALL TENパターの完成度は群を抜いていると感じます。
オデッセイが「最強パターが誕生した」と謳うのも納得の性能でした。
メリット・デメリット
以上の内容を踏まえ、オデッセイ 2-BALL TENのメリット・デメリットを整理します。
メリット
- 驚異的な構えやすさ:2ボールによる直感的なアライメントで、方向性の不安を解消。ショートパットの入りやすさ向上。
- 高慣性モーメントの安定性:オフセンターヒットに強く、距離・方向のブレが少ない。3パット防止に寄与。
- 心地よい打感と転がり:適度に柔らかく芯のある打感。順回転が早く転がりがスムーズでラインに乗せやすい。
- 最新シャフト技術:ストロークラボシャフトによりスムーズなストロークを実現。テンポが安定しやすい。
- プロも認める実績:多数のプロ勝利実績が信頼の証。アマチュアでも即戦力になりうる性能。
- バリエーションが豊富:ネック違い(Sネック、センター)、限定White Hotインサート版、長尺などラインナップが充実。自分のストロークタイプに合ったモデルを選べる。
デメリット
- ヘッドの重量感:一般的なパターよりヘッドが重め。人によっては振りにくさを感じたり、慣れるまでタッチが合わない場合も。
- 見た目の大きさ:大型ヘッドゆえ好みが分かれる。伝統的なブレード型愛好者には抵抗を感じるデザインかもしれない。
- インサート特有の打感:打感フィーリングはソフトでマイルドなため、カチッとした打音・打感を好む人には物足りなく映る可能性。
- 強いアークストロークには不向き:フェースバランス系のため、ストレートに振れないと持ち味を活かせない。極端なフック・スライス打ちには適さず、ストローク矯正が必要な場合も。
- 価格が高め:新品定価が4万円超と高価。性能相応ではあるが、パターにそこまで予算を割かないゴルファーには敬遠される恐れがある。ただ以下より程度の良い中古が確認できますので、ぜひ確認してみてください。


購入前のFAQ
ヘッドが重すぎて扱えないのでは?
確かに一般的なピン型パター(約340g前後)に比べると重めですが、そのぶん慣性で振れるため実は振り子運動はスムーズです。
最初は重く感じても、ストロークラボシャフトの効果でバランスは良好なので違和感はすぐ薄れます。
「重さ=安定感」と考えていただき、どうしても気になる場合は33インチなど短めを選ぶか、グリップを軽量なものに交換して微調整する方法もあります。多くのユーザーは「すぐ慣れた」「重いけどそのおかげで方向性が安定した」とポジティブに捉えています。
距離感を出しにくいって本当?
いいえ、むしろ距離感は合わせやすいとの評価が多いです。
インサートが柔らかめとはいえ打音・打感が適度にあるので、ストロークの強弱がつかみやすいです。重いヘッドでオーバーしそうと心配かもしれませんが、ボールの転がりが安定する分、強弱の再現性が高まります。
実際「距離のばらつきが減った」という口コミも多数あります。
ただし超高速グリーン(スティンプ12以上)のような状況では繊細なタッチが要求されるため、そこは練習で慣れておくと安心です。
ゴルフ初心者でも使えますか?
初心者こそ恩恵を受けやすいパターです。方向を合わせやすくミスに強いため、パッティングが安定しスコアメイクに直結します。
ショートパットのミスが減ればメンタル的にも余裕が生まれます。
ただ唯一、価格が初心者には高い点と、最初からこの性能に頼りすぎるとストローク技術の上達実感が薄いかもしれません。
しかしスコア改善を最優先するなら断然おすすめできます。最初の一本として奮発する価値は十分あるでしょう。
ブレード型と比べて何が一番違いますか?
許容範囲の広さと安心感が段違いです。ブレード(ピン型)は芯で打てれば良いですが、外せば途端に距離も方向もズレます。
2-BALL TENは芯を多少外してもカップに届く寛容さがあります。また構えたときに「入る気がする」安心感はブレードにはない利点です。
一方でブレードの繊細なフェースコントロール性能(例えば意図的に切れるラインに合わせて打ち出す等)は劣る部分もあります。
しかしアマチュアにとってはミスを減らすメリットの方が大きいと断言できます。
「TEN Limited」や「Triple Track」との違いは?
オデッセイからは2-BALL TENの派生モデルがいくつか出ています。LimitedはインサートがWhite Hotに変更され、赤いシャフトが装着された限定モデルで、打感がよりソフトになります。
Triple Trackは上面の2ボールに赤青白の3本ラインを加えたモデルで、Callawayのトリプルトラックボールと併用することでより正確なアライメントが可能です。
基本性能(ヘッド形状や重量配分)は同じなので、好みで選んで問題ありません。迷った場合は通常版(黒いライン無しの2ボール)で十分でしょう。
どんな人におすすめか
オデッセイ 2-BALL TEN パターは、初心者から上級者まで幅広いゴルファーにメリットがありますが、特に以下のような方におすすめです。
パターが苦手な初心者・中級者
ショートパットをよく外してしまう方、構え方が合っているか自信が持てない方には最高の矯正器具になります。
2ボールのガイドで正しい方向に構えられ、高慣性モーメントでストロークも安定するので、入るべくして入るパットが増えるでしょう。
「3パットが減って90切り達成!」などスコアアップの強力な味方になります。
真っ直ぐなストローク志向の方
フェースを開閉せず真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すタイプのストロークを目指す方には理想的なツールです。
フェースバランス設計で余計な動きを抑制し、ストローク軌道のぶれを減らしてくれます。パッティングの再現性を高めたい中上級者にとって、思い通りのタッチ・方向を実現しやすいパターといえます。
ショートゲームで勝負する上級者
上級者の中にはアイアンやドライバー以上にパターにこだわる方も多いでしょう。そんな方でも一度試せば武器になる可能性があります。
特に速いグリーンや重圧のかかる場面で、2-BALL TENの安定感は心強いです。
たとえば「ティショットが不調でもパターで凌ぐ」タイプのゴルファーには、ミスを減らせる本モデルはスコアを守る盾となります。
エンジョイ派・カジュアルゴルファー
スコア云々より楽しくゴルフをしたい人にも、実は向いています。なぜなら入るパットが増える=楽しいからです。
「入らないパターほどつまらないものはない、入るパターほど楽しいものはない」という格言(?)があるように、2-BALL TENはゴルフのストレスを一つ減らし喜びを増やしてくれます。
見た目も近未来的で話題になりやすく、ゴルフ仲間との会話のネタになる点も◎です。
逆に、強いフェースローテーションで打つ特殊なスタイルの方やクラシカルな見た目・フィーリングを何より重視する方にはマッチしないかもしれません。
しかしそういった方でもセカンドパター・練習用として持っておくと、自分のパッティングを客観視する良い比較対象になるでしょう。
記事のまとめ
「オデッセイ 2ボール TEN パター」は、名器2-BALLと最新TENテクノロジーの融合によって生まれた、パッティングを劇的に易しくしてくれる一本です。
高い直進性と抜群の構えやすさでショートパットの不安を取り除き、オフセンターヒットにも強い寛容性でスコアメイクを強力にサポートします。
実際に多くのプロが勝利を挙げ、アマチュアからも「魔法のパター」と称されるなど、性能への信頼性は折り紙付きです。
価格はやや張りますが、それに見合う価値と効果を実感できるでしょう。パター数が減ればスコアは真っ先に改善しますし、精神的な安心感で他のショットにも良い影響が出るはずです。
もしあなたがパター選びに悩んでいるなら、そして「入るパター」を手に入れたいなら、オデッセイ 2-BALL TENは最有力候補です。
ぜひ一度試してみて、その違いを体感してみてください。きっとカップインの喜びが今まで以上に増えることでしょう。
パターは見た目より入りやすさ!
迷ったら2-BALL TENで、ショートパットの悩みに終止符を打ってみませんか?

