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【2025年版】パターグリップ太さの正解!5ステップ診断で最適な1本が見つかる

パターグリップ選びで、もう迷う必要はありません。

結論から言うと、あなたのパッティングの「ミスの傾向」を基準に選ぶのが正解です。

この記事では、なぜそれが重要なのか、そして数あるグリップの中から、あなたのミスを打ち消し、スコアアップに直結する”最適な一本”を見つけ出すための具体的な方法を、順を追って解説していきます。

目次

【結論】パターグリップの太さは「ミスの傾向」で選ぶのが正解

なぜ「ミスの傾向」が最重要なのか。

それは、グリップがパッティングにおける悩みを解決するための、最も効果的な「処方箋」となり得るからです。

例えば、ショートパットを「ひっかける」ミスが多い人は、インパクトで手首を使いすぎている(こねている)可能性が高いです。
この場合、手首の動きを物理的に抑制する「太めのグリップ」が有効な解決策となります。

逆に、繊細なタッチが出ずに「ショート」してしまうことが多い人は、ヘッドの重さやインパクトの感覚を伝えやすい「細めのグリップ」が合うかもしれません。

このように、グリップの特性を深く理解し、自身の弱点を補う形で選ぶことが、パッティング改善への最短ルートなのです。

多くのゴルファーは「流行っているから」「プロが使っているから」という理由で選びがちですが、それでは根本的な解決には繋がりません。

この記事で提唱する「ミスから逆算する選び方」を実践すれば、あなたはもうグリップ選びで迷うことはなくなり、確かな根拠を持って最適な一本を選べるようになります。

あなたに合うグリップはこれ!5ステップ診断で最適な1本を見つけよう

ここがこの記事の核心です。

5つの簡単な質問に答えていくだけで、あなたに最適なグリップの「太さ・重さ・形状」のタイプが自動的に導き出されます。

理論は後からで大丈夫。まずはこの診断で、あなたのパッティングを劇的に変える可能性を秘めたグリップのタイプを特定しましょう。

STEP1: ショートパットで最も多いミスは?

診断の最初のステップは、1〜2mのショートパットで最も頻繁に起こるミスを特定することです。

主なミスのタイプは「ひっかけ(左に行く)」「プッシュ(右に行く)」「距離感が合わずショートする」の3つに分けられます。

「ひっかけ」が多い場合、インパクトでフェースが被っており、手首の使いすぎが原因であることが多いです。
このタイプは、手首の動きを抑制する太めのグリップが合いやすいでしょう。

「プッシュ」が多い場合は、フェースが開いて当たっている証拠。
これも手首の動きが不安定なことが一因ですが、グリップとヘッドの相性も考える必要があります。

「ショート」が多い場合は、インパクトが緩んでいたり、ヘッドの重さを感じられていない可能性があります。
この場合は、ヘッドの重さを感じやすい軽めのグリップや、手の感覚を伝えやすい細めのグリップが解決策になるかもしれません。

まずは、ご自身の最も”痛い”ミスを一つ、正直に思い浮かべてみてください。

それが、グリップ選びの出発点となります。

STEP2: メインで使うパターのヘッド形状は?

次に、あなたが主に使用しているパターのヘッド形状を選びます。

ヘッド形状は、グリップとの相性に大きく影響します。大きく分けて「ピン型・L字型」と「マレット型・ネオマレット型」の2種類です。

「ピン型・L字型」は、重心距離が短く、フェースの開閉を使ってストロークする(イントゥイン軌道)ゴルファーに適しています。そのため、操作性が高く、手の感覚を伝えやすい「細め〜標準」の太さのグリップと相性が良いとされています。

一方、「マレット型・ネオマレット型」は、慣性モーメントが大きく、ヘッドの直進性が高いのが特徴。
フェースの開閉を抑え、まっすぐ引いてまっすぐ出すストロークに適しています。

このタイプのパターの性能を最大限に引き出すには、手首の余計な動きを抑える「太め〜極太」のグリップが非常に効果的です。

あなたのパターがどちらのタイプかを確認し、ヘッドが持つ本来の性能と、グリップの特性を一致させることが重要です。

STEP3: 診断結果!あなたにおすすめのグリップタイプ

STEP1とSTEP2の結果を組み合わせることで、あなたに最適なグリップの基本タイプが見えてきます。
このセクションでは、診断結果をパターン別に解説し、具体的なグリップ選びの方向性を示します。

ミスの傾向ピン型・L字型マレット型・ネオマレット型
ひっかけ標準・ピストル形状太め・ノンテーパー形状
プッシュ太め・ノンテーパー形状標準・ピストル形状
ショート細め・ピストル形状(軽量)標準・ピストル形状(軽量)

例えば、「ひっかけが多く、マレット型を使っている」あなた。診断結果は「太め・ノンテーパー形状」です。

これは、手首の動きを最大限に抑制し、パターヘッドの直進性を活かす組み合わせです。
スーパーストロークの「TRAXION TOUR」シリーズなどが具体的な候補になります。

また、「ショートが多く、ピン型を使っている」あなたには「細め・ピストル形状・軽量」タイプがおすすめです。
ヘッドの重さを感じやすく、かつ繊細なタッチを出しやすい組み合わせで、ゴルフプライドの「PRO ONLY」シリーズなどが良いでしょう。

このように、診断結果に基づいて具体的なグリップの「太さ」「形状」「重さ」の方向性、さらには代表的なモデル名まで提示します。

これにより、あなたは漠然としたイメージではなく、明確な指針を持ってショップに向かうことができます。

なぜ太さが重要?グリップの「太さ・重さ・形状」がパットに与える全影響

診断で自分に合うタイプがわかったところで、その理論的背景を深く理解しましょう。

ここでは、「太さ」「重さ」「形状」という3つの要素が、なぜあなたのパッティングに影響を与えるのかを徹底解説します。

この知識が、今後のグリップ選びにおける揺るぎない自信に繋がります。

【太さ】安定性の「太」か、操作性の「細」か。神話と真実

グリップの「太さ」は、パッティングにおける「安定性」と「操作性」のトレードオフを決定づける最重要要素です。

太いグリップは、手のひら全体で握りやすく、手首の可動域を物理的に制限します。

これにより、ストローク中のフェース面のブレを抑え、方向性を安定させる効果が期待できます。「太いグリップは初心者向け」という神話がありますが、これは誤りです。手先の感覚に頼らず、大きな筋肉(肩や背中)でストロークしたい全ての上級者にとっても強力な武器となります。

一方、細いグリップは、指先で握りやすく、手首の自由度が高まります。

これにより、繊細なタッチを出しやすく、ロングパットの距離感を合わせたり、複雑なラインを攻略したりする際の「操作性」が高まります。
タイガー・ウッズが細いグリップを使い続けるのは、彼の天才的な感性を最大限に活かすためです。

あなたの目指すパッティングスタイルが、安定性重視なのか、それとも感覚重視なのかを明確にすることが、最適な太さを見つける鍵となります。

パターの太さについて解説している記事もあるので、あわせてよんでみてください。

【重さ】シーソーで理解する!グリップ重量とヘッドバランスの秘密

見落とされがちですが、「重さ」はグリップ選びの隠れた重要要素です。

グリップ重量が変わると、パター全体のバランス(スイングウェイト)が変化し、ヘッドの「効き」具合が大きく変わります。
これはシーソーをイメージすると簡単です。

グリップ側を重くする(カウンターバランス)と、シーソーの片側が重くなるように、ヘッド側が軽く感じられます。
これにより、ストロークが安定し、特にイップス気味のゴルファーには絶大な効果を発揮することがあります。

逆に、軽いグリップ(50g台など)を装着すると、ヘッド側が重く感じられ、オートマチックに振り子のリズムでストロークしやすくなります。

特徴重いグリップ(カウンターバランス)軽いグリップ
ヘッドの感じ方軽く感じる重く感じる
ストロークへの影響手元の操作性が上がり、ストロークが安定ヘッドの重みを感じやすく、オートマチックに振れる
おすすめのゴルファー・テークバックが安定しない
・イップス気味で悩んでいる
・インパクトが緩みがち
・ヘッドの重みを感じて振りたい

例えば、テークバックでヘッドがブレやすい人は「重いグリップ」を、インパクトが緩みがちな人は「軽いグリップ」を試す価値があります。

このように、重さを意識的に選ぶことで、あなたのストロークテンポやリズムを劇的に改善できる可能性があるのです。

【形状】握り心地が変わる!ピストル、ノンテーパー、逆テーパーの違い

グリップの「形状」は、握り心地、ひいてはストロークの再現性に直結します。

最も伝統的な「ピストル形状」は、右手が下がり、グリップエンド側が膨らんでいるのが特徴。
これにより、右手にしっかりとフィットし、手首の動きを自然にサポートします。

次に、近年主流の「ノンテーパー(ストレート)形状」
これは、グリップの太さが均一で、左右の手の力の入り方を均等にしやすく、手首の余計な動きを抑制する効果が高いです。
太いグリップの多くがこの形状を採用しています。

そして最新のトレンドが「逆テーパー(リバーステーパー)形状」
これは、グリップの上部が細く、下部(右手側)が太くなっている革新的なデザインです。
これにより、利き手である右手の力が入りすぎるのを防ぎ、よりスムーズなストロークを促します。

形状特徴合う握り方・ストローク
ピストル形状・グリップエンドが膨らみ、手にフィットしやすい
・伝統的でスタンダードな形状
・手の感覚を活かしたい
・自然な手首の動きをサポートしてほしい
ノンテーパー形状・上下の太さが均一
・左右の力の入り方が均等になりやすい
・手首の余計な動きを抑制する効果が高い
・手首を使いすぎる癖がある
・パターヘッドの直進性を活かしたい
逆テーパー形状・グリップ下部(右手側)が太い
・利き手の余計な力みを防ぐ
・スムーズなストロークを促す
・インパクトで右手が悪さをする
・最新のトレンドを試したい

それぞれの形状に設計意図があります。

あなたの握り方の癖や、どの指で主に握るかによって、最適な形状は異なります。
実際に握り比べ、最も違和感なく、自然に構えられる形状を見つけることが重要です。

もう迷わない!ショップでの「試打チェックリスト」

診断で候補が絞れ、理論も理解したら、最後は実践です。

いざショップに行っても、何を基準に判断すれば良いか分からなければ意味がありません。

ここでは、あなたが候補のグリップを試打する際に、絶対に確認すべき3つのチェックポイントを具体的にお伝えします。

このチェックリストを使えば、感覚的な「なんとなく良い」から脱却し、論理的に最適なグリップを判断できます。

1.【方向性チェック】3mの真っ直ぐなラインを打つ。

まずは方向性のテストです。普段通りに構え、ボール3個分ほどの振り幅で、3m先の目標に対して5球打ってみましょう。
ここで確認すべきは「インパクトでフェースが狙った方向を向いているか」「ボールの転がりはスムーズか」です。

手首の余計な動きが抑えられ、思った場所に打ち出せるグリップが、あなたにとって方向性を安定させてくれるグリップです。

2.【距離感チェック】10mのロングパットを打つ。

次に距離感です。大きな振り幅で、10m先の目標に対して3球打ちます。
ここでは「振り幅とボールの転がる距離のイメージが一致するか」をチェックします。

ヘッドの重さを適切に感じられ、スムーズにストロークできるグリップは、距離感を安定させてくれます。

3.【操作性チェック】1mのスライスラインを打つ。

最後に、あえて少し難しいラインを試します。
軽いスライスラインを想定し、目標に対してボールを打ち出せるかを確認しましょう。

これにより、グリップが硬すぎず、あなたの感性を活かせる操作性を備えているかを判断できます。

この3つのテストで最も良い結果が出たグリップが、あなたの神の一本です。

【Q&A】パターグリップの太さに関するよくある質問

最後に、パターグリップの太さに関して、多くのゴルファーが抱く疑問についてQ&A形式でお答えします。

グリップ交換の費用や、自分で行う際の注意点など、実践的な知識を身につけて、安心してグリップ交換に臨みましょう。

Q. グリップは自分で交換できますか? 費用はどれくらい?

はい、グリップ交換は自分で行うことも可能です。

交換用のキット(両面テープ、溶剤、カッターなど)が2,000円程度で販売されています。
動画サイトなどで手順を解説したものも多く、手先の器用さに自信がある方なら挑戦してみる価値はあります。

ただし、注意点として、シャフトを傷つけないこと、グリップを真っ直ぐに挿入することなど、いくつかのコツが必要です。

初めての方や、失敗したくない方は、ゴルフショップに依頼するのが最も確実で安心です。

ショップに依頼する場合の工賃は、1本あたり500円〜1,000円程度が相場です。
グリップ本体の価格(2,000円〜5,000円程度)にこの工賃が加わります。

トータルで3,000円〜6,000円程度で、あなたのパッティングが劇的に変わる可能性を考えれば、非常にコストパフォーマンスの高い投資と言えるでしょう。

Q. 太いグリップにすると、パターのヘッドバランスは変わりますか?

はい、大きく変わります。これは非常に重要なポイントです。

一般的なグリップ(約50〜60g)から、太いグリップ(約80〜100g)に交換すると、グリップ側が20〜50g重くなります。
その結果、パター全体のバランス(スイングウェイト)は、ヘッドが軽く感じられる「カウンターバランス」の状態になります。

これにより、ストローク中にヘッドが暴れにくくなり、安定性が増すというメリットがあります。

しかし、これまでヘッドの重さを利用してストロークしていた人にとっては、ヘッドの存在感が消えてしまい、距離感が合わなくなるといったデメリットも生じます。

もし、太さは変えたいが、ヘッドの感覚は変えたくないという場合は、太くても軽量なタイプのグリップ(60g台のモデルなど)を選ぶか、ヘッド側に鉛を貼って調整するといった対策が必要になります。

まとめ

今回は、パターグリップの太さに関する悩みから解放され、あなたに最適な一本を見つけるための具体的な方法を解説しました。

最も重要なポイントは、流行や他人の意見に流されず、あなたの「ミスの傾向」から逆算して選ぶことです。

この記事で紹介した「5ステップ診断」を活用すれば、あなたが進むべき方向性は明確になります。
そして、ショップでの「試タチェックリスト」を実践することで、確信を持って神の一本を選び抜くことができるでしょう。

グリップは、ゴルファーとパターを繋ぐ唯一の接点です。

わずか数千円の投資と、正しい知識に基づく選択が、あなたのパッティングを、そしてゴルフ人生そのものを、より豊かで楽しいものに変えてくれるはずです。

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