オデッセイの「#9」パターは、操作性にすぐれた人気の形状です。
ツノ型に似た大きめヘッドですが、ヘッドの前方(トウ側)に重みを置く設計で、アーク軌道のストロークに向いています。
プロや上級者にも愛用者が多く、石川遼プロも使用して注目されました。
特に白い「ホワイト・ホット」インサート搭載モデルが知られており、VERSAやWhite Hot PRO、最新のAi-ONEなど、多くの進化モデルでも#9形状が採用されています。
本記事では#9パターの特徴とメリットを解説し、「どんなゴルファーに合うのか」「後悔しないモデル選び」を歴代モデルで徹底比較します。
大きな弧を描くストロークでも、距離感を合わせやすいのが#9の大きな特徴です。
オデッセイの #9(No.9)とは?|形状の特徴とメリットを解説

#9形状の基本デザイン
ツノ型(#7)に似た大型ヘッドですが、全体はコンパクトなマレット形状です。ヘッドの前側(トウ側)が大きく出っ張り、重みがあるトウハングデザインです。
フェース(打面)を自分で操作しやすい設計で、アーク軌道のストロークに合います。
インパクトの打感がしっかりしており、距離感をつかみやすいのも特徴です。
#9が合うゴルファー
・ストローク時に「インサイドアウト(インサイドから外へ抜く)」の振り方をする人
・距離感やタッチを第一に重視したい人
・真っ直ぐ引くストロークが苦手で、やや曲げる打ち方になる人。
#5・#7との違い

#7(高MOIの王様)は、ヘッド後部の「ツノ」が特徴的で、慣性モーメント(MOI)が極めて高く、ブレを極限まで嫌う設計です。
オートマチックに真っ直ぐ打ちたい、とにかくやさしさを求める人に特化しています。
#7については以下でおすすめパター等詳細な内容を掲載してます。


#5は#7に比べるとわずかに小ぶりで操作性がありつつ、#7ほど慣性モーメントが高くないため、安定性と操作性の中間的なモデルです。
#5についても以下でおすすめパター等詳細な内容を掲載してます。

オデッセイ #9 歴代シリーズ一覧
ここでは時系列順におすすめの#9パターについてご紹介していきます。
ホワイト・ホット XG #9(2006)

特徴
2層構造の「White Hot XGインサート」を搭載。外側に柔らかいウレタン、内側に硬めのコア材が入っています。
メリット
初速が安定し、ソフトでありながらも距離のばらつきを抑えてくれます。
White Hotのやわらかい打感を保ちつつ、コントロールしやすさが向上しています。
使用感
平均スコア80台のアベレージゴルファーである私の試打評価です。
普通のホワイト・ホットより若干かために感じますが、打感はやわらかく心地いいです。
順回転がかかりやすく転がりも良好で、フェース角度の調整幅が広いのも嬉しいポイント。#9形状らしく操作性が高く、寄せワン狙いのライン出しが楽にできました。
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ブラック・シリーズ ツアーデザイン #9(2010)

特徴
軟鉄削り出しヘッド+タングステンウエイトの無インサート設計。黒いPVD仕上げで高級感があります。
ヘッド重量は350g(33/34インチ)と重めです。
メリット
軟鉄ヘッドならではの鋭い打球音としっかりした打感が味わえます。
重めのヘッドでミスヒットにも強く、順回転もしっかりかかりやすい高い操作性を実現します。
使用感
ボールをつかまえる力が強く、芯で当たれば打音は金属的で気持ちいいです。
重量感があるので、ストロークは安定しますが、慣れないと少し引っかけやすいかも。
上級者ならワンピン、ツーピン狙いで使いたい、完成度の高い操作系#9です。
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プロタイプ iX #9(2012)

特徴
フェースはインサート(White Hot系)で、転がりの良さとソフトなフィーリングが特徴です。
ソールのウェイト交換で重さを調整可能なため、グリーンコンディションや自分のストロークに合わせてヘッドの重さを最適化できます。
ヘッドは遮光性の高いブラックPVD仕上げで、反射を抑え集中しやすいのも特徴です。
メリット
打感とスピード感が良く、距離感のコントロールが安定します。
80台前後の中上級者でも、ミドル〜ロングパットで狙う距離を出しやすいフィーリングがあります。
真っすぐ打つだけでなく、フェース開閉のあるストロークでも方向性が出しやすいといわれる設計です。
使用感
中距離パットのタッチコントロールがしやすいため、ラウンドでの3パットが減りやすいように感じました。
強めにも弱めにも打ちやすい柔らかさと反発のバランスで、ロングパットも「距離が予想に近い球筋」になりやすいなぁと感じました。
完全に真っ直ぐ転がるタイプではないですが、「ストロークの軌道が完全に一定でない人」でもミスの幅が緩和される印象を受けました。
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ホワイト・アイス iX #9(2013)

特徴
黒いボディに厚めのフェースを持つ日本専用モデル。
ツアープロの要望で小型のマレット型ヘッドを採用し、厚いフェースと2層構造の「White Iceインサート」を組み合わせています。
メリット
厚いフェースと柔らかいインサートで、打点ブレに強く安定した転がりを実現。
黒いヘッドでアドレスしやすく、安心感があります。White Hot系の打感を残しつつも、より高い安定性を持つモデルです。
使用感
触った感じはカチッとしていますが、打つと適度にソフトで気持ちよいです。
打ち出しが安定して距離感が作りやすく、特にラインがぶれない感じ。
黒いヘッドで構えやすいので、迷いなく打てました。
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ヴァーサ #9 ブラック(2013)

特徴
オデッセイ独自の「高コントラストアライメント」を採用したモデル。
黒と白のコントラストがはっきりしており、ターゲットへのフェースの向きを合わせやすくなっています。
メリット
アドレスでフェースをまっすぐに合わせやすくなるため、方向性に自信のない人にも向いています。
打感・打音はステンレスヘッド特有のしっかりしたものです。
使用感
白と黒のラインで構えやすく、ストローク中も意識しやすいです。
フェースを目標に合わせやすく、方向を確認しやすい印象。
打感は普通のステンレスマレットと同じでしっかりしており、転がりも安定しました。
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ホワイト・ホット プロ #9(2013)

特徴
ステンレス削り出しヘッドに初代「White Hotインサート」を復刻したモデル。
中型のマレット型ヘッドで、重量配分は標準的です。
メリット
White Hot特有のソフトな打感を備えつつ、転がり始めを安定させます。
バランスの取れた打感と転がりで、初心者にも使いやすく距離感を合わせやすいのが特徴です。
使用感
やわらかい打感で、ボールがカーペットの上を滑るような独特の感触。
思った以上に直進性があり、方向を外しにくい印象です。
操作性は程よく効いていて、幅広いゴルファーに合うイメージでした。
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ミルド・コレクション #9(2016)

特徴
削り出しヘッドに新「FUSION RXインサート」を搭載。
White Hotインサートの柔らかさは残しつつ、フェース面の網目加工ステンレスが転がりを安定させます。
ヘッド形状は直線的で、スクエアに構えやすいシンプルデザインです。
メリット
削り出しフェースで打感がしっかりしており、転がりも安定。重心可変式で重めにも軽めにも調整可能なので、好みに合わせた打感にできます。
開閉が少ないトウハングで、インサイドアウトのストロークとも相性が良いです。
使用感
冷たい金属音とカチッとした打感。
芯をはずしても転がりが大きくぶれにくく、距離のバラツキが抑えられる印象です。シンプルな形で構えやすく、バランスのいい転がり方は気に入りました。
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オー・ワークス #9(2017)

特徴
フェースに浮き出た「マイクロヒンジ」突起が付いたインサートを搭載。
インパクト直後から順回転をかけ、初期転がりを良くします。
ヘッド形状は旧#9を踏襲したスタンダードなマレットです。
メリット
フェースの細かい溝(ヒンジ)が素早く順回転を生み、順回転がかかりやすいので転がりが安定します。
転がり出しが早くなる分、距離のばらつきが少なく、ロングパットで威力を発揮します。
使用感
打感はしっかり系で硬めですが、打ち出し後はボールがポーンとスムーズに転がります。
特に長いパットでのカップイン率が上がる感覚がありました。
距離感重視のゴルファーにおすすめです。
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ストローク・ラボ アイ #9(2019〜)

特徴
「ストロークラボ」シャフトに、マイクロヒンジ・インサートを組み合わせ。
ヘッドは前モデルに似ていますが、ヘッドを重く、グリップやシャフトを軽くして全体のバランスを調整しています。
メリット:
ヘッドの重さを増やすことで慣性モーメント(MOI)を向上し、ストロークの再現性が高まりました。
マイクロヒンジは強力な順回転で距離感を安定させ、安定性と操作性を両立させたモデルです。
使用感
ヘッドの重さを感じやすく、ストロークの振り抜きが安定しました。
距離感のばらつきがさらに減り、同じ強さで打てば再現性が上がった印象。
#9形状の操作性はそのままに、より再現性重視で設計された感じです。
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Ai-ONE MILLED ツアーバックコレクション #9(2023〜)

特徴
最新の「Ai-ONEインサート」を搭載した限定モデル。従来のクラシックな#9形状ながら、ヘッド後方のウェイトポケットをなくし、トップラインにポイン卜を入れたクリーンなデザイン。
深いブルーのPVD仕上げです。
メリット
Ai-ONEインサートはAI解析による独自形状で、オフセンターショットでもボールスピード低下を最小限に抑えます。
オデッセイいちばんの安定性能で、ミスヒット時の距離差が大幅に減少します。ストロークラボシャフトで操作性もそのまま。
使用感
見た目の高級感がすごく、構えたときの安心感があります。
打感はしっかりめですが、ミスヒットしても距離がしっかり出て、距離感が安定しました。
特に長いラインをきれいに寄せられる安心感はトップクラスです。
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歴代 #9 を性能別に比較|どれを選ぶべきか?
① 操作性・打感重視
- ブラック・シリーズ ツアーデザイン #9(2010): 軟鉄削り出しヘッドは硬質な打感と鋭い打球音。非常に操作しやすく、微妙なフェースコントロールが可能です。
- ホワイト・ホット XG #9): 柔らかい2層構造インサートでソフトな打感ながら、打ち出しの安定性も両立。感触を大事にしつつ距離を合わせたい人におすすめです。
② 操作性+やさしさ
- ホワイト・アイス iX #9(2013): 厚いフェース&ソフトインサートで打感・転がりともにやさしいモデル。白いヘッドで構えやすく、操作性を保ちながらミスにも強いです。
- ストローク・ラボ アイ #9(2019〜): ストロークラボ設計で再現性が高く、重心もしっかり。操作感はそのままにスイングを安定させ、転がりもぶれにくい、バランスの良い1本です。
- ホワイト・ホット プロ #9(2013): White Hotインサートの柔らかい打感+ステンレスヘッドで直進安定性も備えます。操作性とやさしさのバランスが良く、幅広い層に合いやすいモデルです。
③ 直進性も欲しい人
- Ai-ONE MILLED ツアーバックコレクション #9(2023): 直線的なヘッド形状とFusion RXインサートで、フェースをターゲットに合わせやすく転がりも安定。ミスヒットしてもブレにくい直進性重視型です。
- ホワイト・ホット プロ #9(2013): 伝統的なWhite Hotインサートと安定感あるヘッド形状で、思った方向にしっかり転がせます。順回転もかかりやすく、ラインに乗せるイメージがつかみやすいです。
- ストローク・ラボ アイ #9(2019〜): 高い慣性モーメントとマイクロヒンジで、直進性と距離安定性を実現。構えた通りのラインにボールを送りやすく、ロングパットでもブレにくいモデルです。
④ 現代的・安定志向
- Ai-ONE MILLED ツアーバックコレクション #9(2023): AI設計の新インサートでオフセンター対応力が最強。最新技術による圧倒的な安定感で、どんなミスヒットでも距離をそろえてくれます。
- ストローク・ラボ アイ #9(2019〜): ストロークラボシャフト採用で重心が最適化され、操作性を維持しながら全体の安定感が向上。再現性の高さと微妙な距離感の安定性能が魅力です。
- オー・ワークス #9(2017): マイクロヒンジによるスムーズな順回転で、転がり初速が速く安定。最先端のテクノロジー搭載で距離感も抜群に安定し、現代プレーに合わせたモデルです。
おすすめランキング|今買うならこの #9
- Ai-ONE MILLED ツアーバックコレクション #9(2023): 最新のAIフェースでオフセンター対応力が圧倒的。打ち出し安定と飛距離の再現性が高く、最上位モデルとしておすすめです。
- ストローク・ラボ アイ #9(2019〜): ストロークラボシャフトとマイクロヒンジで安定性が抜群。操作性を維持しつつ再現性を高めており、幅広いゴルファーに適応します。
- ホワイト・アイス iX #9(2013): 当て感がやさしく扱いやすい一方、打感もソフトで優秀な操作性。白いヘッドで構えやすく、ロングパットにも強いので、コスパ面でもおすすめです。
中古価格の目安(2025年時点)
| モデル | 中古価格帯 |
|---|---|
| White Steel #9(2004) | ¥10,000前後 |
| White Hot XG #9(2006) | ¥10,000前後 |
| Black Series Tour Design #9(2010) | ¥15,000前後 |
| White Ice #9(2013) | ¥15,000前後 |
| VERSA #9 Black(2013) | ¥12,000前後 |
| White Hot PRO #9(2013) | ¥10,000前後 |
| Milled Collection #9 | ¥15,000前後 |
| O-WORKS #9(2017) | ¥18,000前後 |
| Stroke Lab #9(2019〜) | ¥25,000前後 |
| Ai-ONE MILLED #9(2023〜) | ¥45,000〜¥50,000程度 |
まとめ|#9は「距離感と操作性で勝負するゴルファーの最適解」
#9形状は、フェースコントロールと距離感に自信があるゴルファーにぴったりのパターです。
ヘッドが小ぶりでトウ寄りの重心設計のため、やや弧を描くストロークがしやすく、フェースの開閉で距離を調整しやすいのが特長です。
打感を大事にするプレーヤーが好むモデルが多く、#9に合う人はグリーン上で自分のタッチで入れにいきたいタイプ。
優れた操作性で自分好みの距離感を再現できるので、積極的にカップインを狙うパットに向いています。

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