スパイダーパター選び方完全ガイド|最新パターモデル比較と失敗しないネック選択

目次

あなたに最適なスパイダーは「スイングタイプ」で決まる

スパイダーパター(TaylorMade Spiderシリーズ)は、その圧倒的なミスへの寛容性で世界中のゴルファーから支持されています。しかしラインナップが豊富すぎて「どれを選べば良いのか分からない」という悩みもよく耳にします。

結論から言えば、あなたにとって選ぶべき1本は「ストロークの軌道(スイングタイプ)」と「打感やフィーリングの好み」の組み合わせで決まります。ストロークが真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すタイプなのか、インサイド・インの弧を描くタイプなのか。そして打感はソフトが好みか、少ししっかりめが好みか。この2軸で適切なモデルを絞り込むことが可能です。

ストロークの軌道
  • 真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すタイプ:シングルベンドネックまたはセンターシャフト
  • インサイド・インの弧を描くタイプ:スモールスラントネックまたはクランクネック
打感やフィーリングの好み
  • ソフトが好み:Spider Tour Xシリーズ
  • 少ししっかりめが好み:Spider GTXシリーズ
  • 上記の中間:Spider X

本記事では、スパイダー初期の歴代名器から最新モデルまで徹底比較し、それぞれの性能や特徴、ネック形状の違いを解説します。
また、プロの実例やセッティングも交えながら、最短で自分に合ったベストパターに辿り着くための基準を提示します。

読み終えれば、数あるスパイダーシリーズの中からあなたの相棒となる1本がきっと見つかるでしょう。

スパイダーが「入る」と言われる3つの科学的根拠

スパイダーパターが「とにかく入る」「3パットが減る」と評判なのはなぜでしょうか?

その理由には科学的な裏付けがあります。ここでは、スパイダーシリーズに共通する3つの技術的特徴について解説します。

高い慣性モーメント(MOI)による直進性の秘密

まず特筆すべきは、スパイダーの代名詞とも言える高慣性モーメント(High MOI)です。
クラブヘッドの慣性モーメントとは、簡単に言えばオフセンターヒット時のヘッドのブレにくさを示す数値です。

スパイダーはヘッド前後左右に重量を配分した非伝統的な形状により、一般的なブレード型パターと比べて圧倒的にMOIが高く設計されています。
例えばブレード型パターのMOIがおおよそ3,000~4,000程度なのに対し、スパイダーシリーズは5,000以上にも達します(最新モデルでは6,000超えのものもあります)。

この違いが何をもたらすかというと、芯を外したときでもヘッドがぶれにくく、打ち出し方向やボールスピードのロスが最小限に抑えられるということです。

物理学的には、重量をヘッドの外周部(トウ・ヒール、後方ウィングなど)に配分するほど、回転慣性が増しミスヒット時の挙動が安定します。
スパイダーではスチールフレームと軽量素材の組み合わせでヘッド中央の無駄な重さを省き、約80%以上の重量を外側に再配置する工夫がなされています。

例えばSpider GTXモデルでは、後部に154gもの重りを集中配置することでヘッド重量の45%が後方に位置し、MOIが5,300を超える「歴代でも最も寛容なスパイダー」の一つに仕上がっています。このような高MOIデザインのおかげで、ショートパットにありがちな「芯を外してヘッドが一瞬開閉し、カップを外す」といったミスが激減します。

実際、テーラーメイド開発陣は「スパイダーの非伝統的な形状がより安定した土台を形成し、ミスヒット時でもボール初速を落とさず、フェース全体で一貫した転がりを実現する」と述べています。

ポイント

高MOIによる直進安定性はスパイダー最大の武器。ただしヘッドが大きく重量もあるため、人によっては「重くて距離感が合いにくい」と感じることもあります(これは高MOIマレット全般に言えるデメリットです)。

スパイダーはその欠点を打感調整や重量配分のバリエーションで補っています。


詳細は後述しますが、モデルによってヘッドサイズや重心深度を変え、操作性と安定性のバランスを取っている点にも注目です。

視覚的安心感を生むアライメント(トゥルーパス)機能

スパイダーの上部に描かれた独特の模様やラインにも、しっかりとした機能があります。

テーラーメイドが「True Path(トゥルーパス)アライメント」と呼ぶこの視覚効果は、単なるデザインではなく人間工学と光学に基づいて考案されています。

具体的には、ボールからターゲットに向かうラインを視覚的に一直線にイメージしやすくする工夫が凝らされています。

たとえばSpider Xでは、白を基調とした大型のサイトライン(ガイド)がヘッド上部に配置されました。
テーラーメイドの研究によれば、ゴルファーの66%が12フィートのパットで目標に対しフェースを開いて構えてしまい、結果的にトウ側でヒットしていたそうです。

これは視差効果による方向感覚のズレが一因でした。Spider XのTrue Pathアライメントはこのズレを補正し、より正確にターゲットにスクエアに構えられるよう光学的に設計されています。

白という色が選ばれているのも偶然ではなく、視認性が最も高く集中しやすい反射色だからです。ヘッド上の白いガイドラインがボールと重なることで、目と脳に「ここがターゲットラインだ」と強く認識させ、構えのズレを減らしてくれるわけですね。

さらに最新のSpiderシリーズでは、それぞれのモデルごとに形状に合わせて異なるTrue Pathデザインが採用されています(大きな一体型ライン、2本の線、カラーリングのコントラストなど)。要するにどのモデルでも「ターゲットに真っ直ぐ構えやすい安心感」を与える工夫がなされています

視覚的な安心感はパッティングの自信にも直結しますので、「構えに不安がある」「いつも目標より右(あるいは左)を向いてしまう」という方には特に大きなメリットとなるでしょう。

ポイント

True Pathアライメントのおかげでスパイダーは「構えやすい」と言われます。ただし、視覚効果の感じ方は人それぞれです。例えば「ラインが派手すぎて逆に気になる」という人もいれば、プロの中には敢えてサイトライン無しのモデル(ジェイソン・デイがかつて使用したSightline無しのSpider Tour Redなど)を好む例もあります。

幸いスパイダーシリーズはカラーバリエーションも豊富で、白×ネイビーなどコントラストの強い配色からシンプルな単色まで選べます。
自身の集中しやすい色・デザインを選ぶことも、パター選びでは重要なポイントです。

ピュアロールインサートによる順回転の強化

3つ目の科学的根拠は、Pure Roll(ピュアロール)インサートと呼ばれるフェース面の溝技術です。
スパイダーシリーズのフェース中央には溝が刻まれたインサートが埋め込まれており、インパクト直後からボールに順回転(トップスピン)を与える役割を果たしています。

通常、パッティングではインパクト直後のボールはわずかに滑り(スキッド)を伴い、その後転がりに移行します。
この滑りが長いと、芝目や傾斜の影響を受けやすく、打ち出し直後に方向が狂ったり距離感が安定しなかったりします。Pure Rollインサートの45°に傾斜した溝は、この滑りを抑えできるだけ早期にボールを上向き回転(順回転)させることで、安定した転がりを実現します。

言い換えれば、ボールが「滑る」区間を短くし、すぐにツルツルと順回転で転がり出すイメージです。

素材にも工夫があります。初期のSpider Tour系では黒い80/20インサート(樹脂と金属の混合)や白いSurlyn(サーリン)インサートが使われました。
現行モデルでは白いTPU(樹脂)とアルミの複合インサートとなっており、ソフトな打感と適度な弾き感のバランスを追求しています。溝の深さや本数もモデルによって最適化されており、例えばSpider Xでは12本の溝で厚み5mmのインサートに刷新されたことで「打音・打感とともに順回転性能が向上した」とされています。

このPure Rollインサートのおかげで、たとえ芝目のきついグリーンでもボールが跳ねずに転がり、カップインまで勢いが衰えにくい順回転が掛かります。
実際、スパイダーシリーズのパターを使うプロたちからも「転がりが一定でタッチが合わせやすい」という声が多く聞かれます。順回転が強いほどカップインの可能性は高まるーーまさにスパイダーが「入るパター」と呼ばれる所以の一つです。

ポイント

インサートのおかげで打感は柔らかく静かですが、逆に言えば芯を外した時のフィードバックがやや鈍いとも言えます。

金属フェースのパターに慣れた方だと「どこを打ったか分かりにくい」と感じるかもしれません。

しかしその分ミスを吸収して順回転に乗せてくれるメリットがあります。どうしても打感のシャープさが欲しい場合、後述するようにインサート非搭載(または硬め素材)のモデルや、新開発の振動吸収材「Hybrar Echo®ダンパー」で打感調整されたモデルを選ぶ方法もあります。

【比較表】スパイダー主要シリーズの性能・特徴一覧

それでは具体的に、代表的なスパイダーシリーズ各モデルのスペックと特徴を一覧で比較してみましょう。発売年や慣性モーメント(MOI)、重心特性、そしておすすめのゴルファータイプをまとめました。

シリーズMOI(慣性モーメント)主な特徴おすすめのゴルファー
Spider Tour X約5,000前後
※2024年版は5,700
大型マレットの元祖。
高慣性モーメントで直進性◎。
ローリー・マキロイやスコッティ・シェフラーも愛用。
2024年に5モデルに細分化(後述)
全ての層
とにかくミスを減らしたいゴルファー。
パター選びに迷ったらまず候補にしたい安定モデル。
Spider X
約5,000(※同世代Tourと同等)中型ヘッドのマレット。
ブレードに近いサイズ感ながら高MOI維持。
「完成形」と称されるバランスの良さで、ローリー・マキロイらトッププロも過去愛用。
中級者~上級者。ブレード型の繊細さも欲しいが、マレットの易しさも捨てがたい欲張り派に。
構えやすさと操作性を両立したモデルが欲しい人。
Spider GT / GTX
GT:約5,200前後
GTX:5,300超
多様な派生モデルの集合体
GTシリーズは軽量アルミトップ×ヘビーウェイトの近代デザインで高MOI達成。
GTXはクラシックな翼形状に立ち返り、後方重心で超高MOIを実現。
一方、GT Notchbackのように前重心でフェースローテーションを促すモデルも。
好みが明確な中上級者
とにかく最新技術を試したい人、あるいは「スパイダーは重すぎる」と感じていた人。
操作性重視なら前重心モデル、安定性重視ならGTXなど、自分の求めるフィーリングに合わせて選べる。
Spider TRUSSモデルにより異なる
(ブレード型~マレット型まで)
三角形の「トラスホーゼル」を搭載した異色のシリーズ。
ネック部の三角構造がインパクト時のフェースねじれを物理的に抑制し、驚異的な直進性を発揮。
小型ブレード形状から大型マレットまで展開。2021年前後に女子ツアーで爆発的流行。
初級者~上級者まで
特にパットの方向ブレに悩む人、ミスヒットでの方向性ロスを極限まで減らしたい人に。
独特な見た目を受け入れられるなら、誰でも恩恵を得られる安定感。

※上記は代表モデルの一例です。Spiderシリーズは他にも「Spider S」「Spider SR」「Spider FCG」など多彩なモデルがありますが、本記事では主要シリーズに絞って解説します。

迷いを断つ!スイングタイプ別「ネック形状」の選び方

スパイダーパターには、ネック形状(シャフトとヘッドのつなぎ部分)の違いによってフェースバランスの度合いやトウハング(ヘッドが垂れる角度)が変化するモデルがあります。

これにより、それぞれ異なるストロークタイプにマッチするよう設計されています。

ここでは代表的なネック形状と、その選び方について解説します。

詳細は以下でも解説しておりますので、ご確認ください!

真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すなら「シングルベンド/センターシャフト」

ストローク軌道がストレート型(SBST: Straight Back Straight Through)、いわゆる真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すタイプのゴルファーには、シングルベンドネックまたはセンターシャフトのスパイダーがおすすめです。

シングルベンドとは、シャフトに緩やかなカーブが一箇所入ったネック形状で、多くの場合フェースバランス(ヘッドを水平に持ったときフェース面が真上を向く)に近い特性を持ちます。ダブルベントは、2箇所カーブが入っています。

センターシャフトは文字通りヘッド中央にシャフトが刺さった形状で、これもほぼフェースバランスです。
フェースバランスのパターは構造上フェースの開閉運動が起こりにくく、ストレート軌道でもフェースが自然にまっすぐ保たれます。
言い換えれば、自分でフェースを積極的に返さなくても真っ直ぐ転がしやすいのです。

堀川未来夢選手も使っているセンターシャフトでおすすめのパターを以下でもご紹介しております。

スパイダーシリーズでもSpider Tour S(ダブルベンドネック)や、一部のセンターシャフト仕様モデルが該当し、いずれも慣性モーメントの高さも相まって非常に直進性に優れています。

例えば、ジャスティン・ローズやビクトル・ホブランのようにストローク軌道が比較的真っ直ぐなプロは、フェースバランス寄りのマレットパターを好むケースがあります。
また、スパイダーを世界的に有名にしたジェイソン・デイは、当初サイトライン無し・ダブルベンドネックのSpider Tour Redを使用しメジャー制覇に貢献しました。

これもフェースバランス設計で「オートマチックに打てる」恩恵を存分に活かした例と言えるでしょう。

シングルベンド/センターシャフトのメリット・デメリット

メリット: フェースローテーションを抑えられるため方向性が安定しやすく、ショートパットに強いです。またセンターシャフトはボールの真後ろにシャフトが見えるので、直感的なアライメントがしやすいという利点もあります。

デメリット: フェースを開閉しづらいぶん、強めのフックライン・スライスラインで距離感を合わせづらいと感じることがあります。またアーク系ストロークの人が使うと打ちにくさを感じる場合もあります。

イン・トゥ・インの軌道なら「スモールスラント/クランクネック」

ストローク時にヘッドが内側→正面→内側と弧を描く(イン・トゥ・イン)軌道をとるタイプのゴルファーには、スモールスラントネック(小ぶりのスラントネック)またはクランクネックがマッチします。

スラントネック

スラントネックとはホーゼルが斜めについているタイプで、一般的にトウハング(ヘッドを水平に吊るしたときトウ側が下がる度合い)が大きくなる傾向があります。
トウハングがあるということは、フェースが自然に開閉しやすい=アークストロークに沿って動かしやすいということです。

スパイダーシリーズでは、初代Spider Tour Red/Blackから現在のSpider Tourシリーズまで一貫してショートスラント(スモールスラント)がラインナップされています。

ショートスラントのSpiderはトウハング角がおおよそ25~30°程度で、適度にフェースローテーションが発生する設計です。実際、ダスティン・ジョンソンやローリー・マキロイはスモールスラントのSpiderを使っており、ブレードパターから移行しても違和感なく操作できるフィーリングを得ています。

マキロイはSpider X(ショートスラントネック)を愛用し、「安定性と構えやすさのおかげで自信を持ってストロークできる」と評価しています。

クランクネック

またクランクネックは、シャフトとヘッドの接続部分(ネック)が階段状(クランク=折れ)に曲がっているネックです。大きなオフセットと中程度のトゥハングを生み出すネックのため、適度なフェース開閉を許容しつつ、オフセットの効果で捕まりを良くしてくれる、弱アーク型のストロークタイプの方におすすめのネックです。

Spiderシリーズの中で、そこまで多いネックの形状ではないですが、スコッティ・シェフラーが使用しているSpider Tour Xで大人気となり、今では日本国内でも使用プロが爆発的に増えました。
山下美夢有選手も2025年の全英女子を制した際に、使用していたパターです。

過去ブレード型を利用していた方が、Spiderに乗り換える際に違和感なく切り替えられるネック形状と言えます。

スモールスラント/クランクネックのメリット・デメリット

メリット: アークに沿った自然なフェースターンが可能で、距離感・方向性ともに自分でコントロールしている感覚が得られます。「マレットの許容性も欲しいが、ブレードパターのようにフェースを積極的に使いたい」という中・上級者にはピッタリです。

デメリット: ストロークの再現性という点ではフェースバランス型より若干シビアです。自分の感覚で操作する部分が増えるため、調子が悪いときには方向のブレが出る可能性も。ただしそれでもブレード単体よりは格段に安定しています(ヘッド慣性モーメントの高さが助けてくれます)。

ミスを極限まで減らしたいなら「TRUSS(トラス)ネック」

とにかくパットのミスヒットによる方向ブレを減らしたい!という方には、近年登場した「TRUSS(トラス)ネック」モデルも選択肢に入れてください。

トラスネックとは、ホーゼルとヘッドの接合部が三角形の橋梁(トラス)構造になっているタイプです。一見奇抜な形状ですが、これがミスヒット時のフェース面のねじれ(開閉)を物理的に抑える効果を発揮します。

テーラーメイドが2020年に初めて発売したTrussシリーズ、および2021年のTPコレクションにトラスモデルを投入したところ、特に日本の女子プロツアーで静かなブームどころか大旋風を巻き起こしました。

実際、2020-21シーズンに稲見萌寧プロがトラスパター(TB1トラスヒール)を使用して年間8勝&東京五輪銀メダルという快挙を達成し、一気に脚光を浴びた経緯があります。稲見プロいわく「芯を外してもヘッドがぶれずに想定ラインに乗せられる安心感が大きい」とのこと。

事実、トラスパターはネックが三角形になっていることで、多少ヒール寄りやトウ寄りでインパクトしてもヘッドの向きが変わりにくいのが最大の特徴です。これは高慣性モーメントによる慣性力+トラス構造による剛性アップの合わせ技と言えます。

スパイダーシリーズでも、2022年のSpider GT Maxや2024年のSpider Tour Z/Tour Vの一部カスタムモデルにトラスホーゼル仕様が登場しています。トラスネックはブレード型パター(TPコレクションのJuno型など)にも搭載されていますが、スパイダーの高MOIと組み合わされば鬼に金棒。

打点ブレによる直進性ロスを極限まで低減することが可能です。

TRUSS(トラス)ネックのメリット・デメリット

メリット: ミスヒットに滅法強い安心感があります。特にショートパットで「当たりが薄くてラインに乗らない」「カップ手前で失速して切れる」といったミスが減ります
プロの間でも「とにかく入る」と評判になるほど、その直進安定性は折り紙付きです。

デメリット: ネック形状が特殊なので、構えたとき違和感を覚える人もいるかもしれません。
「三角の出っ張り」が視界に入るので好みが分かれます。また若干ヘッドが重く感じる可能性もあります(実際にトラスモデルは全体的に重量がある傾向)。ただし慣れてしまえば気にならないという声が大半です。
事実、女子ツアーでは使用選手の優勝が相次ぎ品薄になるほどの大人気となり、入手困難になったほどです。

最新vs名器!今買うべきスパイダーの狙い目モデル

ここからは具体的に、「結局どのモデルを選ぶべきか」について、最新モデルと過去の名器を比較しつつ解説します。
それぞれ一長一短がありますが、自分の好みやゴルフスタイルに合った1本を見極める参考にしてください。

完成形と称される「Spider X」がいまだに選ばれる理由

引用:スパイダー X ブルー スモールスラント

2019年に登場したSpider X(スパイダーX)は、「発売から時間が経っても売れ続けている稀有なモデル」と言われます。その理由は何でしょうか?

一言で言えば、スパイダーシリーズの完成形ともいえるバランスの良さにあります。
※詳細は以下でも解説しております。

Spider Xは、それまでのSpider Tourよりも一回り小さいヘッドに再設計されましたが、不思議なことにMOI(慣性モーメント)は同等レベルを維持しました。
これはヘッド内部構造と重量配分の改良によるもので、余分な部分をそぎ落としつつ周辺部に重量を残した結果です。結果、Spider Xは「必要十分な安定性」と「程よいヘッドサイズによる操作性」を両立しました。まさに「良いとこ取り」の設計と言われるゆえんです。

打感・打音面でも評価が高いです。Spider Xでは厚み5mmの新ピュアロールインサートを採用し、打音が少し高めでしっかりしたフィードバックが得られるよう調整されました。
ソフトすぎず硬すぎない絶妙な打感は、多くのプロから「距離感を合わせやすい」と好評でした。またアライメントのTrue Pathも初搭載され、構えやすさも飛躍的に向上しました。

こうした完成度の高さから、Spider Xは発売直後からツアープロの使用率も高く、ローリー・マキロイもその一人です。彼は2023年でもSpider X(ハイドロブラスト仕上げ版)を使用し続けており、その安定性と構えやすさを勝利の鍵の一つに挙げています。岩井明愛選手も長い間使用していました。

プロだけでなくアマチュアにも「とりあえずSpider Xにしておけば間違いない」というファンが多いのも頷けます。

Spider Xが選ばれるポイント
  • ヘッドサイズとMOIの絶妙なバランス: 大きすぎず小さすぎずのサイズで構えやすく、それでいてMOI約5000の安定感。
  • 心地よい打感: ソフトすぎない適度な打感と心地よい打音。距離感が出しやすい。
  • 真っ直ぐ構えられるデザイン: 白×カラーのTrue Pathラインで方向に自信が持てる。
  • プロ実績: マキロイやシェフラーなどトッププロが実戦投入し結果を残している。

逆に欠点を挙げるとすれば、「突出した個性がないことが個性」とも言えます。最新のSpiderシリーズと比べると派手な新技術(可変ウェイトや振動減衰材など)は無く、ある意味オーソドックスです。

しかし、それゆえに「奇をてらわない完成度」があり、発売から数年経った今でも色褪せない魅力となっています。

最新「Spider Tour」シリーズの進化と多様性

2024年にテーラーメイドはスパイダーシリーズを大刷新し、新たに「Spider Tour」と銘打ったファミリーを発表しました。

ここで言うSpider Tourシリーズは、従来のSpider Tourとは別物で、複数のモデル(形状)がラインナップされています。
その名の通りツアープロの多様な好みに細かく対応するため細分化されたシリーズで、具体的には以下の5モデルが存在します。

引用:パター | TaylorMade Golf | テーラーメイド ゴルフ公式サイト

Spider Tour

オリジナルのSpider Tour形状に近いモデル。慣性モーメント約5700で、重心深度35mm(フェースからの距離)と深め。小型スラントホーゼル装着時のトウハング角は29°。

先代モデル(Spider Tour 2017年版)よりMOIが約700向上し、より安定感が増しています。

詳細は以下で解説しております。

Spider Tour X

Spider X形状を継承したモデル。ヘッドはSpider Tourより小ぶりで、重心距離33mmとやや前重心設計。MOIは約5,000。トウハング角は30°(小型スラントホーゼル時)で、Spider Tourよりフェースローテーションが大きくなります。

ブレードパター愛好家をマレットに転向させる狙いで設計された経緯があり、コンパクトな見た目とモダンなフィーリングが特徴です。

こちらも詳細は以下で解説しております。

Spider Tour Z

新形状の一つ。後方に翼状の張り出しを持ち、見た目はSpider Tour(オリジナル)へのオマージュのようなデザイン。重心距離29mm、MOIは5,050。トウハング29°。

ヘッドが地面に低く安定して座るようデザインされ、構えたときの安心感とアライメントの容易さを両立しています。

Spider Tour V

新形状その二。ウィング(羽根状の張り出し)を排除した流線型デザインで、今回のラインアップ中最も小ぶりなヘッド。

重心距離27mmとシリーズ最浅で、MOIは4,900。トウハング角32°とシリーズ最大。

要するに最もブレードライクな操作性を持つモデルです。サイズ・形状とも最少ですが、その分フェースローテーション量は最大になります。

Spider Tour S

オリジナルSpiderをそのまま巨大化したようなモデル。ヘッド長(奥行き)が3mm、幅が8mm拡大されており、重量もシリーズ最重量です。標準長さは35インチと、38インチのカウンターバランス仕様のみという特殊な設定。

重心距離38mmと最も深く、MOIは6063とシリーズ最高です。

フェースバランスになるよう設計されており、最大の安定性を誇ります

このように、新Spider Tourシリーズは各モデルでヘッド重量配分や重心、MOIを変化させることで、様々なストロークタイプ・好みに対応しています。

「スパイダー=誰が使っても安定するけど同じような打感」というイメージを覆し、自分にフィットする一本を細かく選べる時代になったと言えるでしょう。

技術的な進化も見逃せません。
新シリーズ全モデルには、アイアン「ステルス」シリーズに使われた新素材の「HYBRARエコーダンパー」がフェース裏に内蔵されています。これが不要な振動を抑制し、心地よい打感・打音を生み出す役割を果たします。

インサート自体は従来同様Pure Rollですが、背面にダンパーを加えることで打感チューニングの幅が広がりました
実際、Spider Tour Xを試打したプロからは「前モデル(Spider X)より打感がさらに柔らかくなった」という声もあります。

また、各モデルの重心位置最適化に合わせ、TSSウェイト(テーラーメイドの調整ウェイトシステム)も配置されています。Spider Tour Xでは前方寄りにウェイトが配され、Spider Tour Sでは後方に重みが集中するなど、モデルごとにCGチューニングがなされています。

要するに2024年のSpider Tourシリーズは、「安定性の代名詞」だったスパイダーにさらなるフィーリングの多様化を持ち込んだと言えます。プロダクト開発担当のブライアン・バゼル氏も「新シリーズでは我々の象徴的技術(True PathやPure Roll)を維持しつつ、様々なパッティングスタイルに合わせ幅広い形状と重心位置を用意した」とコメントしています。

最新モデルはどれも魅力的ですが、逆に種類が増えたことで悩ましいとも言えますね。

そこで次章では、最新モデルと過去モデルをどう選ぶかもう一歩踏み込んで考えてみましょう。

浅重心モデル(GT/GTXなど)が拓いた新しい操作性

一昔前、マレット型パターといえば「ヘッドが大きく重心が深い=直進性重視だが鈍重」というイメージが一般的でした。ところがテーラーメイドはその常識を覆すべく、浅重心(Forward CG)のマレットモデルにも積極的に挑戦しています。その代表例がSpider GTシリーズやSpider FCG(Forward Center of Gravity)です。

Spider GT Notchback(2022年)を例に挙げると、重心をできるだけ前方に配置する設計が取られており、「テーラーメイド史上最高MOIのミッドサイズマレット」と謳われました。

通常、重心が前にあるほどフェースが開閉しやすくなり操作性が上がりますが、その分MOIは下がりやすいです。
しかしNotchbackではアルミボディ+両端のタングステンウェイトで高MOIも両立し、前重心なのに安定性も高いという絶妙なバランスを実現しました。

重心位置を前に出すことで「フェースを開きやすくし、ブレード型パターのようにフェースをコントロールしやすくした」狙いです。

さらに遡れば、2020年にはSpider FCGというモデルも発売されています。名前が示す通り極端な前重心マレットで、トウ側に約70%の重量を配分しブレードパター並みのフェースローテーションを可能にした意欲作でした。
テーラーメイドの説明では「マレット形状と周辺重量配分でスパイダーの許容性を維持しながら、前重心でトウを自由に動かせるようにした」とのことで、まさに「ブレードの操作性」+「マレットの寛容性」という二律背反に挑んだモデルでした。

そして2023年登場のSpider GTXは逆に深重心・高MOI路線ですが、Spider GT Maxでは可変ウェイトで重心位置を調整できるなど、もはや「スパイダー=重心深度固定」の時代ではなくなったと言えます。
要するに、現在のスパイダーシリーズは重心位置を前後に振ることで操作性と安定性の幅を広げているのです。

それぞれのパターについては以下でご紹介しております。

■スパイダーGTX
■スパイダーGT MAX

では、どんな人が浅重心系スパイダーを選ぶべきでしょうか?

それはズバリ、「スパイダーの安定感は魅力だけど、もう少し自分でフェースを操作したい」という中・上級者です。

例えば、普段ブレードパター(ピン型など)を使っていてそこそこ入るが、プレッシャーのかかる場面でミスが出る…という人にとって、前重心マレットは救世主になるかもしれません。
実際、Spider X自体が「ブレード使いをマレットに転向させるため」に設計された背景があり、それが進化したSpider Tour XやVではさらにブレード的なフィーリングが強化されています。

一方で浅重心ゆえの注意点もあります。

重心が浅い(前にある)ということは慣性モーメントも若干低くなるため、ストロークのテンポやタッチを自分で作れないとオーバーしたりショートしたりのブレが出る可能性があります。
また浅重心マレットはヘッドを持ち上げた時にトウ側が大きく下がる(トウダウン)ので、構えたときにフェース面の向きがシビアになる面もあります。極端な話、初心者にはあまり向かないかもしれません。

もしブレードパターに慣れていて「もう少しだけ寛容性が欲しい」という人がいたら、Spider GT NotchbackやSpider Tour X/Vなどを検討してみる価値があります。

逆に「とにかく真っ直ぐ転がしたい」という方は従来どおり深重心モデル(Spider GTXやTour S)を選ぶのが吉でしょう。

【独自分析】プロのセッティングから学ぶ「重さと長さ」の最適解

ここまでスパイダーのヘッド形状やネックの違いに注目してきましたが、忘れてはならないのがパター全体の長さやバランス調整です。

ツアープロたちはヘッドだけでなくシャフト長やグリップ重量にも細かなこだわりを見せます。
スパイダーの性能を100%引き出すために重要な「長さ(インチ)」と「グリップ重量(バランス)」について解説します。

まず長さについて。一般的なパターの標準長さは34インチ前後ですが、プロの中には33インチ以下の短めを好む人や、逆に36~38インチの長尺系(カウンターバランス)を使う人もいます。

スパイダーにおいても例外ではなく、長さ次第でフィーリングが大きく変わります。
例えば、ローリー・マキロイはSpider Xを34インチで使用していますが、2022年のある大会で試しに従来より0.5インチ長いパターを使ったところ感覚が狂い、途中で元に戻したというエピソードがあります。
わずかな長さの違いでもストローク軌道や目線の位置が変わり、結果に影響するという好例です。

一方、最近のツアートレンドとしては長めのカウンターバランスパターが挙げられます。

これはパター自体を長くし(例えば38インチ)、その代わり上部のグリップ側にも重量を配分してバランスをとるスタイルです。スパイダーでもSpider Tour Sに代表されるように、35インチと38インチのみのラインナップでヘッドを重くし、17インチのロンググリップ(SuperStroke 3.0)を装着したモデルが用意されています。
テーラーメイドによれば「ツアーでカウンターバランスパター流行の最中であり、Spider Tourにも38インチ・グリップ重心モデルを加えた」とのこと。

実際、パターが不調だったダスティン・ジョンソンが一時期Spiderを長尺気味にして安定性を向上させた例や、スコッティ・シェフラーがやや長め+太めグリップでストロークを安定させている例などがあります。

なぜ長尺・重グリップが安定に繋がるかというと、振り子の原理です。
クラブが長く重くなると慣性モーメントが増し、自分の手首の介入を抑えてストロークできるようになります。

特にグリップ側に重量を乗せると、パター全体の重心が手元寄りに上がり(いわゆるカウンターウェイト効果)、フェースが揺さぶられにくくなります。これは「ヘッドの重さに手元側の重さで拮抗させる」イメージで、結果として手首がこねにくくなり直線的なストロークがしやすくなるわけです。

プロ達はこの効果をよく理解しており、例えば松山英樹選手もスパイダーを使用していた際にはグリップ末端に重りを入れてバランス調整をしていました。
また多くのスパイダー標準装着グリップがSuperStroke系なのも、重量80~90g超の太めグリップでカウンター効果を狙うためです。

実際Spider Tour Sはヘッド重量を増した代わりにグリップにも重量を足して「ヘッドの重みに負けない全体バランス」にしています。

以上を踏まえ、アマチュアゴルファーがスパイダーを調整するときのTipsをまとめます。

アマチュアゴルファーがスパイダーを調整するときのTips

・長さは妥協しない
自分の身長やアドレスに合った長さを選ぶこと。構えたとき目線が真上から球を見るポジションになり、かつ腕と肩の三角形が安定する長さがベスト。長すぎると構えに窮屈さが出たり引っかけやすく、短すぎると猫背になって打点ブレが出ます。

重いグリップで安定
「ショートパットで手が震える」「インパクトでリストが折れる」という人は、思い切って太め・重めのグリップに交換するのも手。スーパーストローク系グリップは握りやすさだけでなく、重さでストロークを安定させる効果があります。ただし重くしすぎると今度は振り遅れたり距離感が鈍ったりもするので要注意。

カウンターウェイトも検討
市販のグリップエンドに挿すタイプのカウンターウェイトを利用すれば、今使っているスパイダーに後付けで重量を足せます。これも手元の安定に有効です。

プロの真似を恐れない
例えばスパイダーを少し延長してみる、逆に短く持ってみる、鉛でヘッドやシャフトに重量を貼ってみるなど、色々試して自分のベストバランスを探ることが大事です。パターは「自分だけのカスタム」が許されるクラブですので、プロのWITB(What’s in the Bag)を参考に工夫してみましょう。

スパイダー購入前に解決しておきたいQ&A

最後に、スパイダーパターの購入を検討する上で多くの人が抱くであろう疑問や不安点をQ&A形式でまとめます。気になる点は事前に解消して、安心して最高の1本を手に入れましょう。

中古でスパイダーを買う際の注意点は?

中古市場にもスパイダーは多数出回っていますが、状態と仕様を必ず確認しましょう。

特にフェースのPure Rollインサート部分は溝が摩耗していないかチェックしてください。
溝が消耗していると順回転性能が落ちます。
またヘッドやサイトラインの塗装剥がれも要確認です。

初期のSpider Tour Redなどは塗装チップが起きやすいとの指摘もあり、塗装剥げが気になると構えたとき集中力に影響します。さらに、スパイダーはモデルによってネック形状や長さが異なります。「思っていたのと違う仕様だった」なんてことのないよう、写真でホーゼル形状(スラントなのかベントなのか等)や長さ、グリップの太さまで確認しましょう。

中古クラブは前の持ち主がカスタムしている場合もあります(シャフトを切って短くしている、グリップを交換して重さが変わっている等)。

可能であれば実物を手に取って転がし、構えやすさと打感を確かめるのがベストです。

偽物のスパイダーが出回っていると聞いたけど、見分け方は?

スパイダーシリーズは人気が高いため、残念ながら偽物(コピー品)も存在すると言われます。見分けるポイントとしては、まず価格が不自然に安すぎないかを疑ってください。

正規品が新品3~4万円する中で1万円以下など極端に安い場合、要注意です。

次に仕上げの品質を確認しましょう。塗装の色味が公式と違う、ロゴや刻印のフォントが微妙にズレている、グリップに見慣れないブランド名が入っている等は怪しい兆候です。重量バランスもヒントになります。

正規のSpider Tour系はヘッド重量350~365g前後ですが、コピー品だと重さが全然違うことがあります。

可能であれば重量計で測るか、手に持った感触で「異様に軽い/重い」と感じたら避けましょう。
また信頼できるショップや実績ある中古店から購入するのも大切です。

ネットオークション等で個人から買う場合は、相手の評価や他の出品物もチェックして怪しければ手を出さない勇気も必要です。

レディースモデルのスパイダーとメンズモデルは何が違うの?

テーラーメイドでは一部パターに「ウィメンズモデル」が設定されていますが、性能的な違いはほとんどありません。

多くの場合、カラーリングと長さ、グリップサイズが異なる程度です。
例えばSpider GTには女性向けに白×ライトブルーのカラーリングが用意され、標準長さが33インチになるといった違いがあります。ヘッド重量や慣性モーメントなど基本性能はメンズと共通です。

強いて言えば、標準装着グリップが少し細身になるケースがありますが、これは女性の手に合わせた配慮というだけで性能差ではありません。

ですので女性ゴルファーがメンズモデルを使っても全く問題ありませんし、その逆も然りです。

自分に合う長ささえ選べば性別表示は気にしなくてOKです。「レディースだから入らない」なんてことは一切ありませんので、ご安心ください。

スパイダーシリーズはどれも高価だけど、コスパの良い選び方はある?

確かに最新モデルは新品価格で4~5万円するものもあり高価ですが、コストパフォーマンスを重視するなら前モデルや中古を狙うのも一つの手です。

Spider XやSpider Tour(初代)などは中古市場で比較的手ごろな価格で見つかります。
それでいて性能は折り紙付きなので、「最新機能は不要、とにかくスパイダーの寛容性を味わいたい」という場合には旧モデルでも十分実力を発揮します。

また、テーラーメイド自身が前年モデルをハイドロブラスト仕上げなどでリニューアルして安価に提供するケースもあります(Spider EXやSpider SRなど)。こうした派生モデルは性能ほぼ同じで価格が抑えめなので狙い目です。

逆に最新Spider Tourシリーズなど明確な用途や好みがある場合は、多少高くてもフィッティングを受けてベストな一本を選ぶ価値があります。

何年も使う投資と考えれば、高品質なパターは長い目で見てコスパ良とも言えますね。

自分はパターフィッティングを受けた方がいい? スパイダー選びでも必要?

可能であればパター専門のフィッティングを受けることをおすすめします。

スパイダーシリーズはラインナップが豊富なため、実際に色々構えて打ってみないと分からない部分も多いです。フィッターはあなたのストロークを見て、最適なネック形状や重さを提案してくれるでしょう。

「自分のストロークタイプが実は思っていたのと違った」なんて気づきもあるかもしれません。また、スパイダーはネック交換やウェイト調整こそ出来ませんが、長さカットやグリップ交換による微調整が容易なクラブです。

フィッティングではその辺りも含めてベストなセッティングを導き出してもらえます。

もちろん予算や時間の制約がある場合は、当記事の情報を参考にまず1本試してみて、必要に応じて微調整するという方法でも大丈夫です。

まとめ:最高のスパイダーでベストスコアを更新しよう

スパイダーパターは、その高い許容性と多彩なバリエーションで、あなたのパッティングを強力にサポートしてくれる相棒となります。

自分に合う1本を見つけるためには、まず自分のストロークが「直線的」か「アーク型」かを見極め、それに適したネック形状(フェースバランス系かトウハング系か)を選ぶことが肝心です。そして好みの打感・打音に近いインサートや素材のモデルを絞り込んでいきましょう。

このステップを踏めば、数あるスパイダーシリーズの中からあなたにフィットする一本が見えてくるはずです。

パター選びはスコアアップへの最短ルートです。実際、パット数が1ラウンドで2打縮まるだけでスコアは劇的に向上します。スパイダーの力を借りれば3パットは大幅に減り、自信を持って1メートルのウィニングパットに臨めるようになるでしょう。

本記事の知識を参考に、ぜひ最高のスパイダーを手に入れてください。

そしてそのパターとともに、あなたのベストスコア更新に挑んでください。
グリーン上での安心感と確信が、きっとゴルフ全体の楽しさを倍増させてくれることでしょう。健闘を祈ります!

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