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プロも愛用!ノーメッキウェッジのメリット・デメリットとおすすめモデル

ゴルフ中継などでプロのバッグを覗くと、フェースが錆びた渋い色のウェッジを見かけませんか?

実はそれ、ノーメッキのウェッジなんです。

メッキ加工(めっきかこう)とはクラブの表面にメッキ処理を施した仕上げのことで、多くのゴルフクラブは光沢のあるメッキ仕上げです。一方、ノーメッキとはその名のとおりメッキ処理をしていないクラブで、表面は素材むき出しになるため時間とともに錆(さび)が浮いてきます。

プロゴルファーがこぞって使うこの「錆びるウェッジ」、一体何がそんなに良いのでしょうか?

中級ゴルファーの皆さんにもメリットがあるのか、デメリットはないのか?

最後にはスコアアップに役立つおすすめのノーメッキウェッジも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

プロはノーメッキのウェッジを使ってるけどどうなの?

まず事実として、多くのトッププロがノーメッキ仕上げのウェッジを愛用しています。

プロのウェッジをよく見ると、銀ピカではなく少し茶色く錆びているものがありますよね。
あれこそがノーメッキウェッジです。

「錆びてるウェッジなんて性能が落ちそう…」と感じるかもしれませんが、プロたちはあえて錆びさせてでもスピン性能や打感を追求しているのです。

ノーメッキウェッジは、フェース表面にコーティングが無いぶんボールとの摩擦がダイレクトになります。

新品の状態ではメッキ有りと大差ない場合もありますが、数ラウンド使って表面に細かい傷が付いたり軽く錆びたりしてくると、ボールがフェースに“噛みつく”感じが強まりスピンが増す傾向があります。
例えば雨の日やラフからのショットでも、ノーメッキならボールが滑りにくく安定したスピンを得られやすいと言われています。

プロが雨や深いラフでもピタッとボールを止めるのは、こうしたクラブの効果も一因なんですね。

また、ノーメッキウェッジは打感(だかん)が柔らかいとも言われます。

メッキ層が無い分、インパクト時に金属の素材そのものの感触が伝わり、ボールがフェースに乗る時間が長く感じられるという声もあります。
実際に感じ方は人それぞれですが、プロたちがノーメッキを選ぶ大きな理由の一つはこのソフトな打感です。

では、アマチュアである私たち中級ゴルファーにとってノーメッキウェッジは良い選択なのでしょうか?

答えはズバリ「YES!」です。

ただしメリットだけでなくデメリットも理解した上で、自分に合うか検討するのが大切です。
次章ではノーメッキウェッジの長所と短所を分かりやすくまとめます。

ノーメッキのウェッジのメリット・デメリット

ノーメッキウェッジには嬉しいポイントがたくさんある一方、注意すべき点も存在します。

メリットとデメリットをそれぞれ整理してみましょう。

ノーメッキウェッジのメリット

打感が柔らかい

メッキ層がないことでインパクト時の感触がマイルドになります。

ボールがフェースに吸い付くような感覚が得られ、「思い通りにコントロールできる」という安心感があります。
実際の硬さは微妙な差ですが、「柔らかそう」と感じる心理効果でアプローチに自信が持てる人も多いです。

スピン性能が安定する

新品時のスピン量自体はメッキ有りと大きく変わらないことが多いですが、ノーメッキは使うほど表面がざらざらしてきて、雨やラフでもボールが滑りにくくなります。

そのため悪条件下でも安定したスピンをかけやすいと言われます。
ウェットなグリーンや長いラフからでもピタッと止めやすくなるのは大きな強みです。

日の光でギラつかない

メッキ仕上げのクラブは太陽光を反射してキラッと眩しいことがありますが、ノーメッキ仕上げはつや消しのような見た目でアドレス時に光の反射が少ないです。

特にフェースを開いて構えるロブショットなどで、クラブがギラつかず集中しやすいメリットがあります。

「上手そう」な見た目で気分UP

錆びたウェッジ=使いこなしている玄人、というイメージもあり、バッグにノーメッキウェッジが入っているとかっこいいです。「プロみたいで上手そう」と思われるだけでなく、自分自身のモチベーションアップにもつながります。

道具から入るのもゴルフの楽しみのひとつですよね。

ノーメッキウェッジのデメリット

錆びやすくお手入れ必須

最大の注意点はすぐ錆びることです。

ラウンド後に汚れたまま放置すると一晩で茶色く変色…なんてことも。性能的には薄い錆びなら問題ないのですが、美観を保ちたいなら使用後にしっかり水分や汚れを拭き取るお手入れが欠かせません。

面倒に感じる人にはデメリットですね。

耐久性で劣る(溝が減りやすい)

メッキ有りのウェッジは表面処理が溝(グルーブ)を保護する効果もあります。

一方、ノーメッキは保護層がないぶん溝のエッジ部分が摩耗しやすい傾向があります。

プロは数ヶ月ごとにウェッジを交換しますが、アマチュアでも長く使い続けるとスピン量が落ちてくる可能性があります。性能を求めるなら2~3年ごとの買い替えを検討すると良いでしょう。

見た目の好みが分かれる

錆びが「渋くてかっこいい」という人もいれば、「古びて汚い」と感じる人もいます。

特に買ったばかりの綺麗なクラブが錆び始めると最初は驚くかもしれません。
また、部分的に錆びがムラになることもあります。見た目を常にピカピカに保ちたい人には心理的ハードルがあるでしょう。

購入時に選択肢が少ない

市販のウェッジは標準でメッキ仕上げが多く、ノーメッキ仕様は限定モデルや一部カスタム注文の場合があります。

そのため好きなモデルにノーメッキ版が無いこともあります(ただ近年は人気で増えてきました)。手に入りにくい場合、やや価格が高く設定されているケースもあります。

以上のように、ノーメッキウェッジには魅力と注意点の両方があります。

お手入れの手間や耐久性の低下といったデメリットはありますが、それを補って余りあるフィーリングとパフォーマンスが得られるのがノーメッキの魅力です。

次の章で、総合的に見た結論を述べたいと思います。

結論、ノーメッキのウェッジが良い!

メリット・デメリットを踏まえた結論として、スコアアップを目指す中級者ゴルファーにはノーメッキウェッジがおすすめです!

打感の良さや安定したスピン性能はアプローチショットの質を確実に高めてくれます。

特に「もうひと転がりで止まらずオーバーしてしまう…」といった悩みがある人には、ノーメッキウェッジの追加スピンが武器になるでしょう。

もちろん、ノーメッキウェッジを使えば魔法のように寄せが完璧になるわけではありません。

しかし、クラブの性能を最大限に引き出すことでミスを減らしやすくなるのは事実です。柔らかいフィーリングで繊細なタッチを磨けば、ピンに絡むアプローチが増えるかもしれません。道具にこだわることで練習のモチベーションも上がり、「プロと同じウェッジで頑張ろう!」という気持ちになるのもプラスですね。

デメリットへの対策も覚えておけば怖くありません。

ラウンド後に水拭き・空拭きする習慣を付ければ錆びは表面の薄錆び程度で抑えられますし、むしろ適度な錆びはスピン性能に寄与します。また、最近ではフェースだけノーメッキでバックフェースはメッキ仕上げという「いいとこ取り」なモデルも出ています。

このように各メーカーも工夫しているので、見た目やメンテナンスが不安な人も安心です。

総じて、ノーメッキウェッジは短所より長所が際立つクラブだと言えます。

プロが認める性能をあなたも体感してみませんか?

次の項目では具体的におすすめのノーメッキウェッジモデルを紹介します。自分に合いそうな一本を見つけて、ぜひバッグに加えてみてください!

スコアアップにおすすめのウェッジ紹介

最後に、中級者のスコアアップに役立つおすすめのノーメッキウェッジをいくつかピックアップして紹介します。

有名メーカーから最近話題のモデルまで、いずれもノーメッキ仕上げで高性能なウェッジです。
それぞれ特徴がありますので、自分の好みやプレースタイルに合いそうなものを選んでみてください。

Titleist ボーケイデザイン(VOKEY DESIGN)SMシリーズ(ノーメッキ仕様)

プロ御用達といえばタイトリストのボーケイウェッジです。ツアープロの使用率も非常に高い定番モデルで、精密なスピンミルド製法による鋭い溝が魅力。

通常はクロームメッキやブラック仕上げですが、限定的にRAW(ノーメッキ)仕上げモデルも展開されています。
ノーメッキ版ボーケイは打感が一層マイルドで、「フェースに吸い付くようなスピン」が得られると評判です。

ロフトやバンス(ソール形状)のバリエーションも豊富なので、自分のスタイルに合った一本が見つかるでしょう。

まさに「最高性能のレーシングカー」的ウェッジなので、多少お手入れが大変でもスコアメイクの強力な味方になります。

Cleveland RTXシリーズ(ツアーラック ノーメッキ仕様)

スピン性能に定評のあるクリーブランドのRTX(ローテックス)シリーズも、ノーメッキ仕様が選べます。

メーカー特注の「ツアーラック」仕上げと呼ばれるノーメッキモデルで、使い込むほどに味わい深い外観に変化していきます。RTXウェッジは独自のフェース加工技術である「HydraZip(ハイドラジップ)」や「ミーリングパターン」により、雨天やラフからでも安定したスピンを発揮する設計。

【耐久性を犠牲にしてスピン性能を追求】というコンセプトで、まさにノーメッキの利点を最大化したクラブと言えます。

打感も軟鉄特有のソフトさがあり、中級者でも扱いやすいバランスです。「スピンを武器にしたい!」という方にはまず検討してほしいモデルです。

Callaway JAWS RAW ウェッジ

キャロウェイのJAWS(ジョーズ)シリーズから発売されているJAWS RAWは、その名のとおりフェース部分がノーメッキ(RAW)仕上げになった尖った一品です。

最大の特徴はフェースにメッキをかけない「生溝」デザインで、メッキによる溝エッジの丸まりが一切ありません。

その結果、ボールへの“噛み付き”が非常に鋭く、驚くほどのスピン量を叩き出します。
また、フェース以外(ソールやバックフェース)はクロムメッキが施されているため、見た目は上品さも保っています。

錆びによる見た目変化が少ないので、ノーメッキ初心者にも取り入れやすいでしょう。
実際に「短いアプローチでスピンが効きすぎてボールが戻りすぎた!」なんて声もあるほど強力な武器になります。

スコアメイクには心強い相棒となるでしょう。

TaylorMade ミルドグラインド Hi-Toe RAW ウェッジ

テーラーメイドが展開するHi-Toe(ハイ・トウ)ウェッジは、フェース全体がノーメッキRAW仕上げとなった先進モデルです。

文字通りトウ(先端)部分が高い独特の形状で、バンカーやロブショットで抜群の安定感を発揮します。RAWフェーステクノロジーにより、フェース全面にわたって均一で高い摩擦を実現。オープンフェースでヒール寄りに当たってもしっかりスピンが入るので、グリーン周りで多彩な球を打ち分けたい中級者にピッタリです。

打感も柔らかく、「どこに当たってもスピンがかかる安心感がある」と好評。見た目も存在感がありつつ、ノーメッキで光らないので構えやすさも抜群です。

上級者向けに見えますが実は優しく打てる設計なので、ぜひチャレンジしてみてください。

Mizuno T24 ウェッジ(ノーメッキモデル)

日本ブランドであるミズノのT24ウェッジにも、ノーメッキ仕上げのモデルが用意されています。

ミズノといえば軟鉄鍛造アイアンで培われた打感の良さが魅力ですが、そのDNAはウェッジにも受け継がれています。ノーメッキT24は「デニムカッパー」「ホワイトサテン」と並ぶ仕上げの一つで、錆びやすい代わりに抜群に柔らかな打感を味わえます。

さらにフェース面には縦方向のマイクログルーブ(細かな溝)が設けられており、雨や朝露で濡れたボールでもしっかりスピンが入る工夫がなされています。

上記の海外メーカーに比べると渋い存在ですが、「打感命!」というゴルファーには是非試してほしい逸品です。

構えたときの顔(形状)の良さにも定評があり、精密なアプローチが求められる中級者の期待に応えてくれるでしょう。


まとめ

ノーメッキウェッジはプロが愛用するだけあって、その性能とフィーリングは折り紙付きです。

中級ゴルファーにとっても、アプローチの質を高めスコアアップに繋げる強力なアイテムとなります。確かに錆びやすさなど扱いには注意点がありますが、それを差し引いても一度使うと手放せなくなる魅力があります。

ぜひメリット・デメリットを理解した上で、自分に合ったノーメッキウェッジを選んでみてください。

お気に入りの一本をバッグに忍ばせれば、あなたのゴルフがさらに楽しく、そして攻めのゴルフに変わるはずです!

さあ、憧れのプロと同じノーメッキウェッジで、ワンランク上のショートゲームを手に入れましょう。

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