MENU

マスダゴルフ STUDIO-2 パターを徹底評価!特徴・レビュー・他社比較

「まるでボールが芯に吸い込まれる」—そんな究極の打感を求めるゴルファーを魅了し続ける名品があります。マスダゴルフのSTUDIO-2パターです。熟練の職人が一本一本丹精込めて仕上げる軟鉄削り出しのこのパターは、単なる道具を超えた”相棒”として多くのゴルフ愛好家から熱い支持を集めています。

「マスダゴルフ STUDIO-2 パター 評価」で検索されるあなたも、きっとパッティングの悩みを解消できる一本を探しているのではないでしょうか。

このSTUDIO-2パターの最大の魅力は、上級者も唸らせる極上の打感と、初心者でも扱いやすい驚きの安定性を両立させた点にあります。S50C軟鉄から削り出された柔らかな打感は、インパクト時にボールがフェースに「吸い付く」ような感触をもたらし、距離感のコントロールを格段に向上させます。

さらに、トゥ&ヒールバランス設計により、ミスヒットに対する許容性も高く、「打ち出したボールが狙った通りのラインを外れない」という安心感があります。多くのユーザーが「このパターに替えてから3パットが激減した」と口を揃えるのも納得です。

ピンタイプの伝統的なデザインでありながら、厚みのあるトップブレードと太めのクランクネックが構えたときの安定感を生み、「ラインが取りやすい」「ボールの位置が決めやすい」といった声が多数寄せられています。

同価格帯のスコッティ・キャメロンやオデッセイなど有名ブランドのパターと比較しても、打感の良さと方向性の安定では一歩抜きん出ているとの評価も。

もちろん、47,520円(税込)という価格はけして安くはありませんが、「一生モノのパターを探している」「最初から良い道具で練習したい」という方には、その価値を十分に感じていただける逸品です。

初心者から中級者、そして上級者まで—あらゆるレベルのゴルファーに愛される理由を、本記事では徹底解説していきます。あなたのパッティングを変える一本に出会えるかもしれません。

目次

マスダゴルフ STUDIO-2 パターの特徴・スペック

STUDIO-2パターの基本スペックと特徴を確認しましょう。マスダゴルフならではの高品質な作りと伝統的なピン型デザインに、最新のノウハウが詰まったモデルです。以下の表に主要スペックをまとめました。

引用:STUDIO-2パター | マスダゴルフ

     
メーカーマスダゴルフ (Masda Golf)
シリーズSTUDIOシリーズ(STUDIO-2 モデル)
発売日2009年4月1日
新品価格47,520円
中古最安値12,000円
中古最高値約90,000円前後(状態や限定モデルにより幅あり)
ヘッドの形状ピンタイプ
ヘッドの素材S50C軟鉄(炭素鋼)削り出し
ヘッドの重量約350g
ネックの形状クランクネック
シャフトの素材スチール
ロフト角4
シャフトの長さ33~35インチ

※中古最安値、中古最高値は2025年4月時点

軟鉄削り出しの柔らかい打感

ヘッド素材には軟鉄(S50C)を使用し、CNCミーリングで削り出した後に熟練工が手仕上げしています。軟鉄ならではのソフトで芯のある打感と心地よい打音が得られ、インパクト時にはボールがフェースに吸いつくようなフィーリングです。

トゥ&ヒールバランス設計

ピン型のオーソドックスな形状ながら、トゥ(先端)とヒール(根元)側に重量を配分することでスイートスポットを拡大。ストロークのブレに強く、芯を外しても方向性と距離感のバラツキが少ないやさしいパターに仕上がっています。

構えやすさと存在感

厚みのあるトップブレードと太めのネックが特徴で、セットしたときに座りの良さ(構えたときの安定感)があります。ターゲットラインをイメージしやすく、アドレスした瞬間に「安心して任せられる」と感じられる信頼感のあるヘッド形状です。見た目は重厚でありながら曲線美も備え、手作りならではの高級感を放ちます。

カスタム対応可能

標準はニッケルクロムメッキ仕上げのシルバー色ですが、銅メッキ(ブロンズ仕上げ)やブラックコート仕上げなども別料金で対応可能です。また、ヘッドのサイトライン追加やドット(照準点)追加、刻印への色入れ、さらにはフェース面へのオウンネーム彫刻など細かなカスタムオーダーにも応じています。長さ調整やライ角調整も注文時に指定可能で、自分だけの一本に仕上げられる点も魅力です。

上記のように、STUDIO-2パターは素材・製法から設計思想まで随所にこだわりが見られます。特に「ピンタイプで構えやすく、やさしいパターを作りたかった」という増田雄二氏(マスダゴルフ創設者)の狙い通り、初心者から上級者まで扱いやすさと性能を両立した一本となっています。

実際の使用者による口コミレビュー・評価

引用:STUDIO-2パター | マスダゴルフ

次に、実際にSTUDIO-2パターを使用しているゴルファーのレビューを集約し、その評価を見てみましょう。口コミから浮かび上がる長所・短所を整理すると以下のようになります。

打感(フィーリング)

多くのユーザーが「軟鉄ならではの柔らかい打感が最高」と評価しています。インパクト時にボールがフェースに乗る感覚があり、「芯でとらえたときの感触は格別」「ステンレス製のパターでは味わえない極上のフィーリング」といった声が聞かれます。一方でごく一部には「スイートスポットが広いためか、打感がマイルドすぎて好みが分かれる」という意見もありました。ただ総じて柔らかく心地よい打感との評価が大半です。

転がり・距離感

「打ち出したボールの転がりが綺麗で距離感が合いやすい」という口コミが多く見られます。適度に重いヘッドと4度のロフトが相まって順回転がかかりやすく、ボールスピードの安定につながっているようです。あるユーザーは「イメージ通りの強さで打てば、イメージ通りの距離感で転がる」と絶賛しており、初使用のラウンドでいきなり3パットを大幅に減らせたとのことです。

方向性・安定感

STUDIO-2最大の魅力とも言えるのが方向性の良さです。「左に引っかけるミスが出にくい」という声が複数あり、実際「このパターに替えてからストレートに打ち出せるようになった」という使用者もいます。構えやすさに優れるため狙ったラインにセットしやすく、さらに打ち出し方向が安定することでカップイン率が上がったという報告もあります。また、重心深度のあるトゥヒールバランス設計のおかげでミスヒットに強く、「多少芯を外しても方向のブレが少ない」「パターに助けられた」といった安定性を評価する意見も多いです。総合的に直進性とミスへの強さがユーザー評価で際立っています

操作性・ストロークのしやすさ

ヘッドの重さについては「重すぎずちょうど良い」と感じる人が多く、ストローク中にヘッドの挙動が安定すると評価されています。実際に、「振り子のようにスムーズに引けてインパクトまでヘッドがぶれない」「ヘッドの重みを感じてゆったりストロークできる」といったポジティブな声があります。中上級者のみならず、ストロークが安定しない初心者でもリズムを取りやすい重量バランスといえるでしょう。また、標準のクランクネック(いわゆるプランバーネック)は適度なオフセットがあり、ボールをしっかり押し出せる感覚が得られるとのことです。

デザイン・所有感

マスダゴルフの手作りパターならではの高級感あふれる外観も支持されています。

「無骨でベーシックなピン型だが、よく見ると曲線の美しさと存在感がすごい」「銅メッキ仕上げは渋くて惚れ惚れする」といったコメントがあり、使い込むことで風合いが増す点も愛用者にはたまらないようです。また、握ったときに伝わる工作精度やバランスの良さから「人の手のぬくもりを感じる」「所有欲を満たしてくれる一本」と評価する声もありました。専用ヘッドカバーが付属する点も嬉しいポイントです。

使用者の総合評価

以上の口コミを総合すると、STUDIO-2パターは打感の良さ、方向性の安定、構えやすさで特に高い評価を受けています。価格は高めですが「値段以上の価値がある」「一度使うと手放せない」との意見も多く、満足度は非常に高いようです。

デメリットとしては入手難易度(生産数が限られ店頭での試打機会が少ない)や、高価ゆえに最初は購入を躊躇したという声が挙がる程度で、性能面での大きな欠点は見当たりませんでした。

初めて手にする高級パターとして選ぶ方も多く、「難しい印象があったが使ってみると易しく感じる」というギャップも支持につながっているようです。

編集部&試打プロの実打レビュー

実際にマスダゴルフSTUDIO-2パターをテストした編集部スタッフと契約試打プロのインプレッションをまとめます。ユーザー口コミの高評価が本当かどうか、プロの目線でもチェックしました。

構えた印象(座りの良さ)

構えてまず驚くのは、ヘッドがピタッと地面に安定して座る感覚です。フェース面とターゲットラインを自然に合わせやすく、スクエアに構えただけで方向が出せる安心感があります。トップブレードの厚みと適度な面長さ(フェース長)が効いており、ボールの位置がとてもつかみやすいです。プロからも「アドレス時に感じる安定感はピカイチ。緊張する場面でもラインに集中できる」と高評価でした。

打感と打音

軟鉄削り出し+メッキ仕上げのヘッドから伝わる打感は、非常にソフトでありながら芯がある感触です。芯でヒットした際には「トン」という柔らかく澄んだ打音が響き、耳にも心地よいフィードバックがあります。インサートなしの一体削り出しパターですが、硬さや耳障りな金属音は皆無で、「手にも音にも優しいフィーリング」に仕上がっています。試打プロは「インパクトでボールを乗せて運ぶような打感。強くヒットしても衝撃が角が取れた感じで、距離感を作りやすい」とコメントしました。

転がりと初速

実打テストでも、4°というやや立ったロフトの効果か、ボールが滑らずに早い段階で順回転に移行するのがわかりました。順回転の乗ったボールは終始ブレずに直進し、カップまで伸びていきます。打ち出し直後にボールが跳ねたりスキッドする感じが少なく、安定した転がりです。初速も過度に出すぎることなくコントロールしやすい範囲で、「思い切って打っていける安心感がある。距離合わせが楽」との声が上がりました。

方向性と許容性

ヘッドを真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出しやすい挙動は、口コミ同様に我々のテストでも実感できました。特筆すべきは**「球がつかまりながらも引っかからない」**点です。インパクトでフェースに乗ったボールはしっかり順回転がかかるためつかまった感触がありますが、フェースが被り過ぎて左に引っかけてしまうミスが起こりにくいのです。これは絶妙なネックオフセットと重心設計の賜物でしょう。

試打プロも「フェースが開閉しやすいトゥハング形状にもかかわらず、インパクトで変にフェースが返りすぎない。意図した方向に出しやすい魔法のようなパター」と表現しています。また、左右のヒール・トゥ側へ慣性モーメントを稼いだ設計効果でオフセンターヒットへの許容性も高く、芯を外した時でも方向のズレや大きな距離ロスが少ないです。プロからは「芯を外してもヘッドがブレにくく、カップまでラインに乗って転がってくれる」とのコメントがあり、ミスへの強さも折り紙付きです。

総合評価(プロ目線)

編集部&プロの評価でも、STUDIO-2パターは打感の良さと直進性の高さが際立ちました。手作りゆえの仕上がり精度の高さも感じられ、構えただけで「入る気がする」安心感があるパターです。唯一挙がった注意点を挙げるとすれば、「価格相応に上質なクラブなので、手入れや管理はしっかり行いたい」という点でしょうか。

軟鉄ヘッドはメッキで保護されていますが、使い込んでメッキが薄くなれば錆も出得ますので、使用後の乾拭きや湿度管理はしてあげたいところです。それでも総評として、価格以上のパフォーマンスと満足感を提供してくれる一本であり、「パター選びに悩むゴルファーにぜひ試してほしい」と自信を持っておすすめできるモデルだと感じました。

同価格帯の他社人気ピン型パターとの比較

マスダゴルフ STUDIO-2パターと、同じくピン型(ブレード型)で人気の主要ブランドモデルを比較してみましょう。ここではオデッセイとスコッティ・キャメロン(タイトリスト)の代表的なブレードパターを例に挙げ、素材や打感の違いを整理します。価格帯も含めて比較することで、STUDIO-2の位置づけが見えてきます。

モデル (メーカー)マスダゴルフ STUDIO-2
(Masda Golf)
ニューポート2
(Scotty Cameron)
ホワイトホット #1
(Odyssey)
素材・製法軟鉄(S50C)削り出し
ニッケルクロムメッキ仕上げ
ステンレス(303ソフトステンレス)削り出し
(一部モデルはインサートなし)
ステンレス鋳造 + インサート(ホワイトホット樹脂)
ヘッド重量約350g(やや重め)約350g前後(標準的)約340g前後(標準的)
打感の傾向非常にソフトで粘りある打感
(静かな打音)
しっかり目でやや弾き感もあるソフト打感
(金属特有の「カコン」という音)
インサートによる非常にソフトな打感
(マイルドな打音)
ターゲット層手作りの打感・品質を求めるゴルファー
(中級者~上級者、熱心な初級者)
ツアープロからアマチュアまで幅広く支持
(伝統的モデルを好む中上級者)
初心者から幅広く使用
(やさしさ重視のアベレージゴルファー)
新品価格約47,000~50,000円前後約60,000円前後約20,000~30,000円前後

※上記は代表モデルで比較。一口にピン型パターと言っても、素材や設計によって打感や性能が異なります。

比較から見えるポイント:

素材と打感

STUDIO-2は軟鉄削り出し特有の「吸い付くような柔らかさ」が最大の特徴です。スコッティ・キャメロン ニューポート2も軟らかい打感で人気ですが、素材がステンレスのためSTUDIO-2と比べると打感はやや硬質でカチッとした音が出ます(それが好きというファンも多い)。オデッセイのホワイトホット #1はインサートのおかげで非常にソフトな打感ですが、そのぶん打球音はマイルドで静かすぎる傾向があります。打感重視で芯のあるソフトさを求めるならSTUDIO-2が群を抜いていると言えます。

許容性とやさしさ

オデッセイのブレード型は基本的にアベレージゴルファー向けに開発されており、インサートでミスヒット時の距離ロスを抑えるなどやさしさを重視しています。一方、STUDIO-2やニューポート2はプロも使う本格パターですが、STUDIO-2はトゥヒールバランス設計でスイートスポットが広く取られているため上級者向けモデルにしては寛容性が高いです。ニューポート2はクラシックな設計ゆえ芯を外すとシビアですが、STUDIO-2は同程度の重量配分ながらマスダ独自のチューニングでミスに強くなっています。

価格と満足感

価格面では、オデッセイの一般モデルは手頃で初心者でも手を出しやすいですが、素材や仕上げの高級感ではマスダやスコッティには及びません。スコッティ・キャメロンは有名ブランドだけあって価格は高めで、ブランドバリューや転売価値も含めて所有欲を満たすアイテムです。マスダゴルフ STUDIO-2はスコッティより少し安い設定ながら、手作業による丁寧な造りやカスタム対応など価格以上の付加価値があります。「無名でも良いから自分に合った最高の一本が欲しい」という人にはSTUDIO-2が最適でしょう。逆に「まず失敗しにくい定番が欲しい」という人にはニューポート2、安価で扱いやすい物が欲しいならオデッセイといった選択肢になります。

このように、STUDIO-2パターは同価格帯の中でも打感と品質で際立つ存在です。ピン型パターとしての基本性能をしっかり押さえつつ、手作りの良さやカスタム性で他社との差別化が図られている点が魅力と言えます。

購入方法と価格のポイント

国内での購入

マスダゴルフのSTUDIO-2パターは生産数が限られているため、大手量販店で大量に並ぶ商品ではありません。購入を検討する場合、マスダゴルフ公式オンラインショップや、取り扱いのある工房系ゴルフショップ、専門店での注文が主な方法になります。公式ショップでは長さやグリップ、仕上げのカスタムオーダーが可能なので、自分に合ったスペックで購入できるメリットがあります。また、公式経由であれば万一のアフターサービス(調整や修理など)も安心です。価格は前述のとおり新品定価47,520円(税込)で、カスタム内容によって追加料金が発生します。

中古での入手

中古市場でもSTUDIO-2パターは人気があり、ネットオークションや中古クラブショップ、フリマアプリ(メルカリ等)で時折出品されています。中古価格は状態や希少度によって幅がありますが、一般的な使用品なら3~5万円台が多く、傷の多い物で2万円台から、美品や限定モデルだと新品並みの価格(5~8万円超)になることもあります。中古を購入する際の注意点として、前オーナーが特注調整をしている場合があることが挙げられます。実際の口コミでも「中古で買ったらロフト角が特注で6.5度になっていた」という例がありました。中古品を選ぶときはロフト角や長さなどスペックをよく確認し、自分の希望と合致しているかチェックすると良いでしょう。

海外からの入手

マスダゴルフは日本のメーカーですが、その品質ゆえ海外の愛好家からも注目されています。海外では一部の専門ショップや通販サイトで取り扱いがありますが、日本国内価格に比べて割高になる傾向があります(例:北米のゴルフ通販サイトで$480前後で販売されるケースなど)。為替レートや送料・関税を考慮すると、海外在住でない限り国内で入手する方が経済的でしょう。逆に日本から海外通販を利用して購入する必要性はあまりなく、国内正規ルートでの購入が安心・確実です。

正規品と並行輸入品の違い

STUDIO-2パターの場合、正規品とはマスダゴルフ直販または正規代理店経由のものを指し、並行輸入品とは海外経由で国内に持ち込まれたものを指す場合があります。並行品であっても基本的には同一製品ですが、注意したいのは保証やアフターサービスです。正規購入品であれば、万一の不具合時にメーカー対応が受けられたり、購入店でのライ角調整サービスなどを受けやすい利点があります。並行輸入品や個人輸入品はそうしたサポートが受けにくく、自分で調整できる上級者向きと言えるかもしれません。また、マスダゴルフのパターは偽物が出回る可能性は極めて低いですが、高額商品ゆえに購入時は信頼できるルートから入手するのが無難でしょう。

購入時のアドバイス

実物を見ずに注文する場合、できれば一度試打経験のある工房やフィッティング会などでSTUDIO-2のフィーリングを確かめてみることをおすすめします。難しい場合は、33~35インチのうち現在使っているパターに近い長さを選び、ライ角も標準で問題ないでしょう。グリップは標準のオリジナルミッドサイズグリップが好評ですが、太め・細めが好みであれば購入時に変更も可能です。パターは感性に合うかが重要ですので、購入後も微調整しながら自分の相棒に仕上げていきましょう。

よくある質問(FAQ)

最後によく寄せられる質問とその回答をQ&A形式でまとめます。

Q1. マスダゴルフ STUDIO-2パターは初心者にも扱えますか?


A. はい、扱えます。一般的にピン型(ブレード型)のパターは上級者向けと思われがちですが、STUDIO-2はやさしさを重視した設計になっており、初心者でも構えやすく安定したストロークを身につけやすいモデルです。ただし価格が高価なため、最初の一挺としては贅沢ではありますが、「最初から良い道具を使って上達したい」という意欲ある初心者にはむしろおすすめできます。中級者以上であれば、なおさらその性能を引き出して満足できるでしょう。

Q2. STUDIO-2とSTUDIO-1など他のマスダパターとの違いは何ですか?


A. STUDIO-1はマスダゴルフが最初に発売したモデルで、非常にシャープな形状と上質な打感でロングセラーとなっているパターです。それに対しSTUDIO-2はSTUDIO-1をベースに「ピンタイプで構えやすく、やさしいパター」として派生開発されたモデルです。ヘッド形状はどちらもピン型ですが、STUDIO-2のほうがやや寛容性が高く、初心者でも扱いやすい設計になっています。見た目の違いでは、STUDIO-1はネックが細めで全体的にシャープな印象、STUDIO-2はネックが太く重厚感のあるデザインです。打感や基本スペック(ロフト角やライ角など)は両者似ていますが、安心感と直進性を求めるならSTUDIO-2、構えたときのシャープさや操作感を求めるならSTUDIO-1、といった選び方もできます。

Q3. ネック形状やカスタムオプションは選べますか?


A. はい、マスダゴルフでは受注生産のような形で細かなオプションに対応しています。標準はクランクネック(プランバーネック)ですが、希望すればロングネック(ネックを長くして重心角を小さくする)や、ネックのオフセット量変更なども相談可能です。また、サイトライン(アライメントライン)の有無やドット追加も指定できますし、仕上げもニッケルクロム(シルバー)の他に銅メッキ仕上げ(レトロな銅色)やブラックコーティング仕上げなどが選択可能です。シャフトもオリジナルスチールのほかにカーボンシャフト(フジクラ社製とコラボしたものなど)へ変更するサービスもあります。それぞれ追加料金とはなりますが、「自分だけの一本」を作れるのもSTUDIO-2を選ぶ醍醐味でしょう。

Q4. ステンレスバージョンのSTUDIO-2もあると聞きましたが、どう違いますか?

A. 2022年に「STUDIO-2 ステンレスバージョン」が新たに発売されています。こちらはヘッド素材を軟鉄からSUS303ステンレスに変更したモデルで、基本形状や設計は同じです。

ステンレス素材の利点は錆びにくくメンテナンス性が高いことと、打感が軟鉄とは少し変わる点です。ステンレス版の打感は「軟鉄ほどの柔らかさはないが、その代わり爽快で心地よい打感」と公式に説明されています。実際、軟鉄版のSTUDIO-2が“柔らかい中に芯がある打感”とすれば、ステンレス版は“ややしっかり目でクリスプな打感”という印象です。どちらが優れているというより好みの問題ですが、軟鉄版のほうが伝統的マスダのフィーリングを味わえます。一方ステンレス版は価格が若干高めに設定されています。錆やメンテが気になる方や、ややハッキリした打感が欲しい方はステンレス版を検討しても良いでしょう。

Q5. パターカバーや付属品はありますか?


A. はい、STUDIO-2パターには専用のヘッドカバーが付属します。マスダゴルフのロゴが入った高級感のあるカバーで、大切なヘッドを保護してくれます。その他の付属品は基本ありませんが、購入時に長さやグリップを選択した場合はその仕様で組み立て済みとなって届きます。保管時やラウンド中は付属カバーを必ず装着し、軟鉄ヘッドを傷や錆から守るようにしましょう。

以上がマスダゴルフ STUDIO-2パターに関する主要なQ&Aです。他にも疑問点があれば、メーカー公式サイトの「よくある質問」ページや販売店に問い合わせることで詳細な情報を得ることができます。


初心者から中級者まで、そして上級者にも愛用者の多いマスダゴルフ STUDIO-2パター。その魅力はスペック表の数値以上に、実際に手に取ったときのフィーリングや安心感にあります。ぜひ自分のゴルフスタイルに合った一本かどうか、本記事の情報を参考に検討してみてください。きっとパター選びの決め手になるはずです。

まとめ

マスダゴルフ STUDIO-2パターは、手作りの軟鉄削り出しによる極上の打感と、ピン型ならではの構えやすさ・操作性、そして意外なほどのやさしさ(ミス許容性)を兼ね備えた逸品です。初心者~中級ゴルファーがパター選びに悩んだ際、このモデルを候補に入れる価値は十分にあります。価格帯としては決して安くありませんが、それに見合う満足感と性能を提供してくれるでしょう。

実際のユーザー評価でも打感・方向性ともに高く評価されており、編集部や試打プロの検証でもその実力が裏付けられました。オデッセイやスコッティ・キャメロンなど他社の人気パターと比較しても、STUDIO-2ならではの「決め手」がたくさん見えてきます。自分のストロークに自信を与えてくれる信頼の一本を求めるなら、STUDIO-2パターは非常に魅力的な選択肢です。

最後に、どんなに優れたパターも自分に合った長さ・調整が重要です。購入時にはフィッティングやカスタムサービスも活用し、ぜひSTUDIO-2パターをあなたの相棒として育ててください。きっとパッティングの強い味方となり、スコアアップにも貢献してくれるでしょう。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次
閉じる