ゴルフにおいて、最後の「1打」を決めるパター選びは、スコアを左右する最も重要な決断です。世の中には星の数ほどパターがありますが、その中でも「一生モノ」として語り継がれ、多くの熱狂的なファンを持つのが、マスダゴルフの『STUDIO-2(スタジオツー)』です。
このパターは、かつてジャンボ尾崎プロの快進撃を支えた名匠・増田雄二氏が、一本一本魂を込めて作り上げる芸術品のような存在です。「プロが使う難しいパターじゃないの?」「削り出しって何がいいの?」という疑問から、実際に使っている人の「距離感が合わない」というリアルな悩みまで、今回は忖度なしで徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたがSTUDIO-2を手にするべきか、それとも別の道を探すべきかがはっきりと分かるはずです。
- マスダゴルフ『STUDIO-2』が持つ唯一無二の特徴と、増田氏の設計思想
- このパターで「劇的にスコアが伸びる人」と「逆に失敗してしまう人」の明確な違い
- 多くの人が悩む「距離感が合わない」現象の意外な正体と解決策
- 軟鉄(通常モデル)とステンレスモデル、さらに限定仕様のどれを選ぶべきか
- 2026年最新の価格相場と、中古で失敗しないための秘密のチェックリスト
結論|マスダゴルフ STUDIO-2はどんなパターか?
まず、一番大切な結論からお伝えします。
マスダゴルフのSTUDIO-2は、「パターに仕事をさせる」のではなく、「自分の感性を最大限に引き出してくれる」パターです。
最近のパターは、AIが設計したり、大きなヘッドで勝手に真っ直ぐ転がしてくれたりする「お助け機能」が満載です。
しかし、STUDIO-2はその逆をいきます。
鉄の塊から削り出された重厚なヘッドは、打ち手の意思をダイレクトにボールに伝えます。
だからこそ、使いこなせば魔法のような武器になりますが、万人向けの「やさしいだけの道具」ではないことを最初にお伝えしておきます。
STUDIO-2がハマるゴルファーの特徴
このパターを手にして、すぐに「最高だ!」と感じる人には共通点があります。
■ショートパットで左ミスを怖がる人
パターで一番悔しいのは、1〜2メートルの短いパットを左に引っかけて外すことですよね。STUDIO-2は「球はつかまるのに左に行かない」という不思議な設計になっています。
増田氏がジャンボ尾崎プロと培った「左を恐れず叩ける」工夫が詰め込まれているため、引っかけに悩む人にとってこれ以上の救世主はありません。
■パターを「振る」より「重さで転がしたい」人
このパターは、手に持つとしっかりとした「重み」を感じます。
手先でパチンと打つのではなく、ヘッドの重さを利用して振り子のようにゆったりとストロークしたい人にぴったりです。重厚なヘッドが安定した軌道を作ってくれるため、緊張する場面でもストロークが乱れにくくなります。
■打感・所有感を最優先したい工房系志向のゴルファー
大量生産されたパターにはない、職人の手仕事による温かみや美しさに価値を感じる人です。
バッグに入っているだけで「おっ、いいパター使ってるな」と思われる存在感。そして、ボールを打った時の「鉄とボールがぶつかる」純粋な感触。これらに喜びを感じる人にとって、STUDIO-2は所有欲を満たしてくれる最高の一本になります。
正直、合わない可能性があるゴルファー
一方で、以下のようなタイプの方は、購入しても「難しい」と感じてしまうかもしれません。
■軽いヘッドでタッチを出すタイプ
普段、軽いパターを使って繊細に手首の感触で距離を合わせている人は、STUDIO-2の重さに戸惑うでしょう。
ヘッドが勝手に動こうとする力が強いため、自分のリズムと合わずに「打ちすぎてしまう」か「緩んでショートする」のどちらかになりがちです。
■インサート系の弾き感が好きな人
フェース面に樹脂(ゴムのような素材)が貼ってあるパターに慣れている人は、STUDIO-2の打感を「重すぎる」「響かない」と感じる可能性があります。
ポーンと弾き飛ばす感触ではなく、フェースにググッとボールが乗るような重厚な感触なので、好みがはっきりと分かれます。
■距離感を手先で合わせるストローカー
大きな筋肉ではなく、指先の感覚で距離を作っている人は要注意です。STUDIO-2は芯の広さ(やさしさ)も備えていますが、基本的には「自分のストロークの質」がそのまま結果に出ます。
お助け機能に頼り切りたい人には、もっと巨大なネオマレット型パターをおすすめします。
※ ここで断言しますが、STUDIO-2は「万人向けの魔法の杖」ではありません。しかし、自分のゴルフを向上させたい、本当の意味でパットを極めたい人にとっては、これ以上誠実に応えてくれるパターはありません。
マスダゴルフ STUDIO-2の特徴と設計思想
なぜ、マスダゴルフのパターはこれほどまでに高く評価されるのでしょうか。その秘密は、大量生産のメーカーでは絶対に真似できない「作り方」と「考え方」にあります。

| メーカー | マスダゴルフ (Masda Golf) |
|---|---|
| シリーズ | STUDIOシリーズ(STUDIO-2 モデル) |
| 発売日 | 2009年4月1日 |
| 新品価格 | 47,520円 |
| 中古最安値 | 通常STUDIO-2:34,145円/STUDIO-2ステンレスモデル:69,760円 |
| 中古最高値 | 通常STUDIO-2:50,026円/STUDIO-2ステンレスモデル:91,760円 |
| ヘッドの形状 | ピンタイプ |
| ヘッドの素材 | S50C軟鉄(炭素鋼)削り出し |
| ヘッドの重量 | 約350g |
| ネックの形状 | クランクネック |
| シャフトの素材 | スチール |
| ロフト角 | 4 |
| シャフトの長さ | 33~35インチ |
※中古最安値、中古最高値は2026年1月時点
仕上げ・シャフト違いによるフィーリングの差
- 銅メッキ仕上げ: 最も柔らかい打感ですが、時間が経つと黒ずんできます。それを「味」として楽しめる人向け。
- ブラックコート: 見た目が引き締まり、光の反射を抑えます。
- シャフト: スチールが標準ですが、MCパターなどのカーボンを挿すと、さらにミスヒットに強くなり、距離のバラつきが抑えられます。
インゴットから削り出す“完全ハンドメイド製法”
STUDIO-2の最大の特徴は、一つの大きな「鉄の塊(インゴット)」から、たった一本のパターを削り出す贅沢な製法にあります。
大量生産できない理由
普通のパターは、型に金属を流し込んで作る「鋳造(ちゅうぞう)」という方法で、一度にたくさん作ります。
しかし、マスダゴルフは違います。最新のCNC機械で大まかに削った後、最後は熟練の職人がヤスリや研磨機を使い、目と手で形を整えていきます。
一日に作れる数は限られており、注文してから手元に届くまで時間がかかることも珍しくありません。しかし、その手間暇が「機械では出せない温かみ」を生み出します。
数値より「感覚」を重視する設計思想
増田雄二氏は「飛距離が出ない、真っすぐに飛ばない、球が上がらない。そうした、ゴルファーの永遠のテーマを解決する道具とは、使い手の技術や感性を向上させるもの、つまりプレーヤーの潜在的な能力を引き出すクラブだということです。」と語ります。
引用:マスダゴルフ
どんなに数値が完璧でも、構えた時に「入りそう」と思えなければパターは入りません。
人間の目は非常に鋭いものです。わずかな曲線の美しさや、角の丸みが、プレーヤーに安心感を与えます。STUDIO-2は、そんな「人間の感性」に訴えかけるように作られています。
構えた瞬間に分かる“座りの良さ”
パターを地面にポンと置いたとき、フェースが右を向いたり左を向いたりして、何度も置き直した経験はありませんか? STUDIO-2にはそれがありません。
フェース向きと座り
このパターは、置くだけでピタッと目標を向いて静止します。これを「座りが良い」と言います。
座りが良いと、構えるたびにフェースの向きを微調整する必要がなくなり、自信を持ってストロークに入ることができます。
トップブレードの見え方
パターを上から見たとき、一番上にくる厚みの部分(トップブレード)が少し厚めに作られています。
これが安心感の正体です。線が細すぎないため、ボールに対して力強く押し出していけるイメージが湧きやすくなっています。
クランクネックの効き方
カギ型に曲がった「クランクネック」の形状も絶妙です。太めで力強いネックは、ボールをつかまえてくれる安心感を与えつつ、それでいて決して左を向きすぎない。
このバランスが「左が怖くない」という圧倒的な信頼感に繋がっています。
軟鉄(S50C)が生む打感と転がり
通常モデルのSTUDIO-2には、S50Cという「軟鉄」という素材が使われています。
「柔らかい」だけで終わらない理由
よく「軟鉄は柔らかい」と言われますが、マスダゴルフの打感はただ柔らかいだけではありません。
柔らかさの中に「芯」があります。ボールを打った瞬間に、鉄がボールをギュッと掴んでいるような時間が長く感じられます。これを「球持ちが良い」と表現することもあります。
初速が出すぎないメリット
軟鉄モデルは、打った瞬間にボールがパチンと飛んでいくことがありません。
自分の手の力とボールの転がりが一致しやすいため、「自分の感覚以上に転がりすぎてしまった」というミスを防げます。これが、上級者が「距離感が合う」と絶賛する理由ですが、逆に言えば、パターが助けてくれないため、自分のミスタッチもそのまま反映されます。
ここが「距離感が合う人・合わない人」の大きな分かれ目になります。
距離感が合わないと言われる理由|STUDIO-2の本質
さて、ここからはこの記事で最も重要な「独自パート」に入ります。
ネットの口コミやレビューを見ていると、時折「STUDIO-2に替えてから距離感が合わなくなった」という声を目にします。これを聞くと不安になりますよね。
しかし、その理由を深く掘り下げると、このパターの本当の価値が見えてきます。
「距離が合わない」の正体はパター性能ではない
結論から言うと、距離が合わないのはパターが悪いからではなく、パターが「正直すぎる」からです。
重ヘッド × フェースに乗る打感
STUDIO-2はヘッドが重く、素材も柔らかいため、インパクトでボールがフェースに「乗る」感覚が非常に強いです。この感触に慣れていないと、脳が「重たいものを打っている」と判断し、無意識にストロークを緩めてしまうことがあります。
インパクトが緩む人ほどショートしやすい
特に、これまで軽いパターや弾きの強いパターを使っていた人がSTUDIO-2を持つと、いつもの力加減では「全然転がらない」と感じることがあります。
インパクトでパチンと弾いてくれないため、しっかりフォローまで出し切らないとボールはカップに届きません。インパクトが緩む癖がある人にとって、このパターは「ショート」という形で厳しい現実を突きつけてきます。
STUDIO-2で距離感が合うストローク・合わないストローク
距離感が合うかどうかは、あなたの打ち方のタイプによって決まります。
大きめ・ゆったりストローク → 合う
肩を大きく使い、ヘッドの重さを利用してブランコのようにゆったり振る人には、STUDIO-2はこれ以上ないほど合います。ヘッドの重さがリズムを一定にしてくれるため、振り幅に比例して正確な距離を刻めるようになります。
ヒット感で距離を出す → 慣れが必要
手首を使い、コンッと当てる「ヒット感」で距離を作るタイプの人には、少し慣れが必要です。このパターでヒットしにいこうとすると、ヘッドの重みが余計な力みを誘発し、タッチがバラつく原因になります。
このタイプの方は、少し「押し込む」ようなイメージに変えることで、劇的に距離感が合うようになります。
距離感に悩んだ場合の具体的な対処法
もしSTUDIO-2を買って、どうしても距離感が合わないと感じたときは、以下の3つのポイントを試してみてください。
- シャフトを少し重めに変える: ヘッドの重さに負けないよう、少し重量のあるシャフト(MCパターなど)を装着することで、全体のバランスが整い、安定感が増します。
- 長さを調整する: 重さを感じるパターなので、少し短めに持って重さをコントロールしやすくする、あるいは自分の構えに合った最適な長さにオーダーすることで、芯に当たる確率が上がります。
- ストロークの意識を「フォロー重視」に変える: インパクトで終わりではなく、ボールをカップの方へ運ぶようにフォローを長く取る。これだけで、STUDIO-2の本当の転がりの良さが引き出されます。
口コミの「点の情報」に惑わされないでください。合わない理由を知り、それに対応する。それができるパターこそが、あなたを成長させてくれる道具なのです。
筆者の試打印象(80台ゴルファー視点)
ここでは、平均スコア80台の熱心なゴルファー、きらとキャベニキの2人のテスターがSTUDIO-2を試打した感想を、それぞれの視点からお届けします。
テスタープロフィール
| 項目 | きら | キャベニキ |
| 年齢・性別 | 36歳・男性 | 36歳・男性 |
| ゴルフ歴 | 6年 | 6年 |
| 平均スコア | 85 | 82 |
| 平均パット数 | 32パット | 30パット |
| 現在のパター | オデッセイ ホワイトホット #7 | テーラーメイド スパイダー TOUR X |
| 苦手な距離 | 2m | ロングパット |
| ストローク | 小アーク | 小アーク |
きら(平均スコア85・ショートミスが悩み)の感想
普段はオデッセイの#7を使っているきらは、いわゆる「ネオマレット派」です。今回、憧れのSTUDIO-2を打ってみて、まず驚いたのがその「安心感」でした。
「ピン型は難しいイメージがあったけど、構えた時の安心感がすごい。
トップブレードが分厚いおかげで、ボールに対して自信を持って構えられます。
一番の驚きは、僕の持病である『2メートルの引っかけ』が全く出なかったこと。左を怖がらずにしっかり打てるので、1.5メートルくらいのパットが次々と入りました。
ただ、ネオマレットに比べるとやはりミスヒットには正直で、芯を外すとガクッと距離が落ちます。でも、そのぶん『今のは自分が悪かった』と納得できるので、練習が楽しくなりそうですね。
キャベニキ(平均スコア82・ロングパットが悩み)の感想
一方、テーラーメイドのスパイダーを使うキャベニキは、正確なストロークが武器のアスリート派。ロングパットのタッチを課題としています。
「打感の柔らかさはこれまで経験したことがないレベル。ボールがフェースに吸い付く感覚があります。短い距離は最高ですが、10メートルを超えるロングパットは最初は苦労しました。スパイダーの感覚で打つと、打感が柔らかすぎて『えっ、ここまでしか転がらないの?』とショートすることが多かったです。
でも、1ラウンド使い続けるうちに、ヘッドの重さを信じてフォローを出すコツが分かってきました。一度タッチが合えば、スパイダーよりも繊細な距離を打ち分けられます。でも、練習不足の日に使うとちょっと怖いかな(笑)。万能ではないけど、一度これに慣れたらもうインサートパターには戻れない中毒性がありました!」
通常STUDIO-2/ステンレスモデル/限定仕様の違いと選び方
STUDIO-2には、いくつかのバージョンが存在します。自分にはどれがベストなのか、タイプ別に整理しましょう。
通常STUDIO-2(軟鉄モデル)の特徴
一番人気の、いわば「本家」です。
- 打感最優先: S50C軟鉄が生み出す、唯一無二の「球持ち感」。
- 距離感を作りたい人向け: パターに頼らず、自分の手でボールを運びたい人。
- 育てる楽しみ: 銅メッキ仕上げなどは、使っているうちに色が変わり、自分だけのパターに育っていく楽しみがあります。
STUDIO-2 ステンレスモデルの特徴
手入れが楽で、少しカチッとした打感です。
- 直進性・安定感: フランジ部分の角が立っており、通常モデルよりもさらにスクエアに構えやすくなっています。
- 爽快な打音: 軟鉄よりも少し「パチン」と音が鳴るため、音で距離感を把握したい人に合います。
- アライメント重視派向け: 白いサイトラインとエッジの利いた形状で、ターゲットに合わせやすいです。
Fujikura限定モデルの立ち位置
シャフトメーカー、フジクラとのコラボモデルなど、稀に限定版が登場します。
- 実用+コレクション性: DLC(ダイヤモンドライクカーボン)仕上げなどの特殊コーティングが施されており、傷に強く見た目も真っ黒で非常に精悍です。
- 中古市場での価値: 生産数が極めて少ないため、中古でも値崩れしにくく、むしろプレミアムがつくこともあります。
結局どれを選ぶべきか?タイプ別おすすめ
- スコア重視なら: ステンレスモデル。座りの良さと錆びにくさ、そして構えやすさが実戦で活きます。
- 打感・ロマン重視なら: 軟鉄モデル(銅メッキ仕上げ)。あの柔らかい感触を一度知ってしまうと、もう逃れられません。
- 所有感・希少性重視なら: 限定モデルや特注モデル。人と被らない、一生モノとしての価値を追求しましょう。
新品価格・中古相場の目安【2026年最新版】
マスダゴルフのパターは、その手間暇ゆえに決して安くはありません。
新品価格のレンジと納期感
- 軟鉄モデル: 約77,000円〜(仕様により異なります)
- ステンレスモデル: 約94,600円〜
- 納期: 在庫がない場合、職人の手作りのため1ヶ月〜3ヶ月ほど待つこともあります。しかし、その待つ時間すらも「自分の一本ができるまで」の楽しみになります。
中古価格の相場と狙い目
- 中古相場: 40,000円〜60,000円前後。
- 注意点: 非常に人気があるため、状態が良いものはすぐに売れてしまいます。
- 状態で見れば良いポイント: フェースのミーリング(溝)がすり減っていないか、シャフトが錆びていないかを確認しましょう。
中古で失敗しないためのチェックリスト(独自情報)
中古ショップやオークションでSTUDIO-2を探す際に、ここだけは見逃せないというポイントを公開します。
ロフト・ライ角の個体差に注意
マスダゴルフはハンドメイドのため、前の持ち主が特注で角度を変えているケースがあります。
特に「ライ角」が極端にアップライトだったり、ロフトが立ちすぎていたりすると、本来の性能が発揮されません。できればショップで数値を測ってもらうか、構えてみて違和感がないか確認しましょう。
特注仕様・シャフト変更歴の確認
ドット(点)の色が違ったり、アライメントの線がない特注品もあります。
自分の好みに合えば最高ですが、奇抜すぎる仕様はリセール価値(次に売る時の値段)が下がる原因にもなります。
銅メッキ・ブラック仕上げの経年変化について
中古の銅メッキモデルが「真っ黒」や「茶色」になっていることがありますが、これはサビではなく「酸化」です。専用のクリーナーで磨けば輝きは戻りますが、その変化を楽しむのがこのパターの醍醐味です。
逆に、深いボコボコしたサビ(腐食)がある場合は、管理が悪かった個体なので避けましょう。
他の人気ピン型パターとどう違う?
気になるライバルとの比較です。
スコッティキャメロン ニューポート2との違い
- キャメロン: 「精密・安定」。誰が打っても一定の転がりをする、完成された工業製品の頂点。打感は少しクリスピー(弾き感)があります。
- STUDIO-2: 「感性・重厚」。より打ち手の意思を反映する、職人の道具。打感はキャメロンよりも重厚で粘り気があります。
オデッセイ系パターと合わない理由
オデッセイなどのインサートパターを使っている人が、いきなりSTUDIO-2に変えると、最初は「全然飛ばない!」と感じるはずです。
インサートはゴムの力でボールを飛ばしますが、STUDIO-2は鉄の重みで運びます。物理的な仕組みが違うため、乗り換えには「打ち方を変える覚悟」が必要です。
よくある質問(FAQ)
- 初心者でも使えますか?
-
正直に言えば、初心者には少し手強いかもしれません。でも、初心者のうちからこのパターで「芯で打つ練習」をすれば、パットの技術は驚くほど早く上達します。最初から「本物」を使いたいなら、これほどふさわしいパターはありません。
- 重さは気になりませんか?
-
最初の一振りは「重っ!」と思うでしょう。でも、その重さこそが、プレッシャーのかかる場面でストロークを安定させてくれる魔法の重みです。3ラウンドもすれば、この重さが心地よくなります。
- ステンレスの打感は硬い?
-
軟鉄に比べれば少し弾き感がありますが、他メーカーのステンレスパターに比べれば、マスダゴルフのステンレスは驚くほどソフトです。素材そのものが高品質である証拠ですね。
- 長く使えるパターですか?
-
もちろんです。「一生モノ」として愛用している人が多いのが、このパターの特徴です。もし使い込んで汚れても、メーカーに依頼すれば再メッキして新品同様に戻すこともできます(有料)。
まとめ|STUDIO-2は「一生モノ」になり得るか?
マスダゴルフ STUDIO-2は、ただボールを転がすための道具ではありません。増田雄二氏という名匠が、ジャンボ尾崎プロという伝説のゴルファーと共に磨き上げた「感性の結晶」です。
合う人にとっては、これ以上信頼できる相棒はいません。
左への引っかけが消え、打った瞬間にカップインを確信する心地よい音。そして、バッグの中で静かに放つ圧倒的な存在感。この喜びを知ってしまうと、もう二度と他のパターには浮気できなくなるでしょう。
もちろん、お助け機能はありません。ミスすればショートします。
でも、だからこそ、このパターを使いこなしたとき、あなたのパッティングスキルは確実に次のステージへと引き上げられます。
「いつかは最高の一本を」と考えているなら、今がその時かもしれません。STUDIO-2を手に取り、鉄の塊が教えてくれる「本物の打感」を体感してみてください。
グリーン上での景色が、昨日までとは全く違って見えるはずです。
