テーラーメイド スパイダーツアーV 試打評価|ブレード派も満足の操作性と安定感

ゴルフのスコアアップにはパッティングの安定が欠かせませんよね。

「あと少しで入ったのに…!」 そんな惜しいパットの経験、中級・上級ゴルファーならきっと心当たりがあるはずです。もし「今のパットを何とか改善したい」と思っているなら、パター自体を見直してみるのも一つの手段です。

最近プロの間でも話題のテーラーメイド「Spider Tour V(スパイダーツアーV) ダブルベンド」パターは、高慣性モーメントによる安定性に加え、ブレードパターに近い繊細な操作性を併せ持つ最新モデルとして注目を集めています。
大人気「Spider(スパイダー)」シリーズの新ラインアップの一つで、「直進性抜群のマレットの安心感」と「フェースをコントロールしやすいブレード的な感覚」の“良いとこ取り”を実現した設計が特徴です。

本記事では、そんなSpider Tour Vパターの特徴・スペックを詳しく解説し、他モデルとの違いや性能を徹底比較します。
また、実際にツアープロがどう使っているのか、気になるユーザー口コミでの評価、そして筆者自身が試打したリアルな感想までご紹介。最後には購入前によくある疑問や不安も解消し、「このパターを選んで後悔しないか?」といったポイントにも答えていきます。

この記事を読み終えれば、Spider Tour V ダブルベンドがあなたのパッティングを強力にサポートする「最高の武器」となるか、自信を持って判断できるようになるでしょう。

次のラウンドが待ち遠しくなるようなパター選びの参考に、ぜひ最後までお付き合いください!

目次

特徴・スペック

まずはSpider Tour V ダブルベンドの基本スペックを押さえておきましょう。以下の表に、メーカー公式のスペック情報をまとめました。

引用:ebay
メーカーTaylormade
シリーズSpider Tour V(スパイダーツアーV)
発売日2024年春
新品価格46,200円(税込)前後
中古最安値30,000円前後
中古最高値45,000円前後
ヘッドの形状ネオマレットタイプ
ヘッドの素材マルチマテリアル構造(304ステンレススチールボディ + 可変重量TSSウェイト + 振動吸収HYBRAR®ダンパー + PURE ROLL™2インサート〈アイオノマー系Surlyn® + アルミバー〉)
ヘッドの重量
ネックの形状ダブルベンド(フェースバランス) / スモールスラント(#3ホーゼル) ※ネックによりフェースバランスか約32°のトウハングを選択可能で、自分のストロークタイプに合わせられる
シャフトの素材約350g
ロフト角3
シャフトの長さ33〜34インチ

※中古最安値、中古最高値は2026年1月時点

Spider Tour V ダブルベンドは、テーラーメイドが2024年モデルとして投入したSpider Tourシリーズの一角を担うパターです。その最大の特徴は、高い慣性モーメント(MOI)による安定性と、従来のブレード型パターに近いフェースローテーション(操作性)の両立にあります。
大型のウィング(羽根)を持つ従来型スパイダーとは異なり、Spider Tour Vは翼のような張り出しを排除した流線型デザインを採用。

ヘッドサイズもシリーズ中最小で、構えたときにヘッドが大きすぎずスッキリ見えるのが印象的です。

ヘッド上部には白いガイドラインを用いた**「True Path™(トゥルーパス)アライメント」を搭載。
黒やグレーのヘッドと白ラインのコントラストでボールと目標ラインを一直線に合わせやすく、狙ったラインにセットしやすい構えやすさを提供します。さらにフェースには新世代の「Pure Roll™2 インサート」を装着。
柔らかなTPU素材(Surlyn®)と内部のアルミニウム製バーを組み合わせた多層構造で、インパクト時の打感はソフトながら芯のある感触を両立しました。45度に傾いた溝がボールに順回転(トップスピン)をかけ、打ち出し直後から順滑にボールが転がり始めるため、距離感も安定しやすくなっています。

また、ヘッド内部は「アンダーカット構造+スチールワイヤーフレーム」により余分な重量を削減し、深低重心・高MOI化を実現。標準長さごとに調整可能な「TSSウェイト」でヘッド重量バランスを最適化しており、どの長さでも安定したストロークが得られるよう工夫されています。
外観仕上げには耐久性の高いガンメタル調のPVDコーティングが施され、高級感と実用性を兼ね備えています。

ネック形状は標準でダブルベンド(フェースバランス)ですが、別バリエーションとしてスモールスラントネック(#3ホーゼル)モデルもラインアップされています。ダブルベンドネックはフェースが開閉しにくいフェースバランス設計でストレートにストロークする人向け、一方スモールスラントは約32°のトウハング(フェースの下がり)によりフェースローテーションを積極的に使うアーク(弧)ストロークの人向けとなっており、自分のストロークタイプに合わせて選べるのもSpider Tour Vの魅力です。

スペックから見ても、Spider Tour V ダブルベンドは非常に高性能かつユーザーフレンドリーなパターと言えます。

次章では、このパターの各性能項目を具体的に評価し、どんな特徴があるのかを掘り下げていきましょう。

パターの特徴(5段階評価・解説)

Spider Tour V ダブルベンドの性能を、主要な評価軸ごとに5段階(レーダーチャート想定)で評価してみます。以下の6項目について、筆者の評価とその理由を解説します。

  • 操作性(構えやすさ・コントロール性)
  • ミスヒット耐性(寛容性)
  • 打感(インパクトフィール)
  • 重量バランス(振りやすさ・ヘッドの重さ配分)
  • 重心設計(重心深度・慣性モーメント設計)
  • 価格(コストパフォーマンス)

操作性【評価:★★★★★(5/5)】

Spider Tour Vはシリーズ中で最もコンパクトなヘッド形状を持ち、さらにスモールスラントネック仕様ではトウハングが大きくフェースローテーションがしやすい設計です。そのためブレードパターに近い感覚でフェースを操作でき、狙った方向にフェースを合わせて自分の手でコントロールする感覚を得やすくなっています。

実際、Spiderシリーズ特有の高い安定感を維持しつつも、ヘッドが小ぶりなおかげで「ヘッドが勝手に動きすぎない」ため扱いやすい印象です。方向出しの際もTrue Pathラインで構えやすい上、ヘッド自体が大きすぎないため心理的な負担が少なく、繊細なタッチ出しも思い通りに行えます。

改善点や注意:操作性に関して大きな欠点はありませんが、強いて言えばフェースを自分で開閉しないストレートストローク派の方は、小さなヘッドだと最初は手で操作しすぎてしまう可能性があります。
その場合はダブルベンド仕様を選べばフェースバランスで安定しますので、ストロークタイプに合わせてネックを選択すると良いでしょう。

ミスヒット耐性【評価:★★★★☆(4/5)】

Spider Tour Vは慣性モーメント(MOI)値がおよそ4900と、公表されている数値だけ見ても非常に高い部類に入ります(一般的なブレード型パターの2~3倍以上)。
ヘッド後方に重量を配分した高MOI設計により、芯を外した時でもヘッドがブレにくく打球の直進性が損なわれにくいです。多少ヒールやトゥ寄りに当たってもカップまでボールがよれることなく転がっていき、「ちょっとミスしても大丈夫」という安心感があります。

ショートパットでもロングパットでも方向と距離感が大きく狂いにくく、パット全体の安定性が向上するテクノロジーと言えるでしょう。

シリーズ内で比較すると、Spider Tour VのMOI4900は最大のSpider Tour S(6063)やSpider Tour(5700)よりやや低めではあります。
そのため寛容性だけで言えば大型ヘッドのSpider Sやオデッセイ2-Ballなどに一歩譲ります。とはいえ4900という値自体、他社の高MOIパターにも引けを取らないレベルであり、実戦で不足を感じることはほぼないでしょう。

強いて言えば、「とにかくパターでミスをしたくない、ヘッドが自動で真っ直ぐ動いてほしい」というゴルファーはSpider Sや超大型マレットの方がよりオートマチックな優しさを感じるかもしれません。Spider Tour Vはその分、自分で操作する余地を残した設計なので、この点はトレードオフと言えます。

いずれにせよ、一般的なパターと比較すれば十分にミスに強く、★4相当の高評価に値します。

打感【評価:★★★★☆(4/5)】

評価ポイント:打感は非常にソフトで心地よく、多くのゴルファーに好まれるフィーリングです

これはPure Roll™2 インサートの効果によるもので、白いTPU素材のインサートがボールに当たる際の衝撃を程よく吸収し、内部のアルミバーが適度な剛性感を与えることで「柔らかい中にも芯がある打感」を生み出しています。実際、「前モデル(初代Spider X)より打感が柔らかくなった」と感じるプロもいるほどソフトなタッチで、インパクト音も非常にマイルドで静かです。

カップインした時の「コツン」という耳障りな音が抑えられているため、集中してタッチを出したい場面でも打音が邪魔になりません。

柔らかい打感は多くのゴルファーに好評ですが、一方で「もう少しインパクトの手応えが欲しい」「打音がはっきりした方が好き」という方には物足りなく感じるかもしれません。
特に高速グリーンでしっかりヒットしないといけないシチュエーションでは、最初はボールが少しショートしやすいと感じるユーザーもいるようです。「インサートが軟らかい分、従来より少し強めに打つ必要を感じたが、慣れれば問題ない」という声もありました。

これはソフトなパター全般に言えることで、Spider Tour Vも例外ではありません。打感重視の人には★5級ですが、好みが分かれる面も考慮して評価は★4としました。打音・打感に敏感な方は、一度ショップで実際に打って確認してみると良いでしょう。

重量バランス【評価:★★★★★(5/5)】

ヘッド重量約350gという数値自体はマレットパターの平均的な重さですが、Spider Tour Vでは設計上の工夫により非常にバランスの取れた振り心地を実現しています。

ソール部の交換可能なTSSウェイトによって、シャフト長に応じ最適なヘッドバランスに調整されているため、33インチでも34インチでも振り子のようにスムーズにストロークできる感覚があります。
実際にストロークしてみると、ヘッドが極端に重すぎて引っかかったり、軽すぎて自分で操作しすぎるといったことがなく、ちょうど良い重さ配分に感じられます。

これは内部フレーム構造で重量を効率よく配置しているおかげで、テークバックからインパクト、フォローまで安定したテンポを保ちやすいです。結果としてショートパットでは緊張して手打ちになるのを防ぎ、ロングパットではヘッドの慣性でしっかり振り抜けるという重量バランスの良さが光ります。

Spider Tour Vの標準仕様で不満を感じるケースは少ないですが、「もっと重いヘッドで慣性に任せてストロークしたい」という方にはSpider Tour Sのような重ヘッドモデル(約380g)も選択肢です。
逆に「今までブレードパター(300g前後)を使っていたので重く感じるかも…」と心配な方もいるでしょう。

しかし慣れてしまえば、この重量がストロークの安定に寄与するメリットを実感できるはずです。どうしても気になる場合は、Spiderシリーズはカスタムで軽めのウェイトに交換して調整することも可能です。総じて、標準状態で完成された重量バランスと言えますので★5としました。

重心設計【評価:★★★★☆(4/5)】

Spider Tour Vは重心深度27mmと、シリーズ中もっとも浅い重心設計になっています(深さ=フェースからの距離が小さい)。

これは意図的な設計で、重心を浅くすることでフェースが開閉しやすくなり、操作性を高めているのです。
重心が浅い分だけMOI値は他モデルより若干低くなりますが、その代わりパターを自分で操作して打つ感覚が強く得られるため、アークストローク派にはメリットとなります。

一方、Spider Tourシリーズ全モデルに共通しますが、いずれも従来のブレード型より重心深度・慣性モーメントははるかに大きく、浅重心と言っても安定感は充分に確保されています。Spider Tour Vの場合も、浅めとはいえ27mmあり、競合のオデッセイ#7などと同等の中深度設計です。

したがって転がりの直進性やミスへの強さはきちんと担保されつつ、程よくフェースローテーションができる絶妙なバランスの重心設計と言えます。

最高評価を付けなかった理由は、「とことん深重心・超高MOIな安定感」を求めるゴルファーにとっては、Spider Tour Vの重心設計は若干物足りなく感じる可能性があるためです。
例えばSpider Tour Sは重心深度38mmと非常に深く、フェースバランスでまったく開閉しない設計です。それと比べればSpider Tour Vは重心位置が前にあるぶん、打ち手によるコントロール余地を残した設計になっています。

この違いは裏を返せば、「ヘッド任せに真っ直ぐ打たせてくれる度合い」がSpider Sほどではないとも言えますので、ここはプレイヤーの好みによります。

総合的には、意図した通りの性能を発揮する優秀な重心設計であるため★4としました。

価格【評価:★★★☆☆(3/5)】

新品価格46,200円(税込)前後という設定は、パターとしては決して安くはありません。オデッセイやピンといった他メーカーの一般的なマレットパターが3万円台で入手できることを考えると、Spider Tour Vはハイエンドクラスの価格帯に属します。

しかし、スコッティ・キャメロンなど完全削り出し高級パターが6〜7万円することを考えれば、これだけの最新技術と実績を備えたパターが約4.6万円というのは適正とも言えます。
実際、プロツアーで結果を出している性能や高品質な造り(複数素材の複合、精密な仕上げ)を考慮すると、「値段相応の価値がある」というのが多くのユーザーの意見です。中古市場でも人気が高く、高値で安定している点はリセールバリューの高さを示しており、購入後に合わなかった場合でも売却しやすいメリットがあります。

やはり絶対額としては高価なので、初心者が気軽に買い替えるにはハードルを感じるかもしれません。「パターに4〜5万円はちょっと勇気がいる…」という方も多いでしょう。

その場合、中古で程度の良いものを狙えば3万円前後から見つかることもありますので、賢く選べば予算内に抑えることも可能です。また、価格に見合う効果を得るためにはある程度練習やパターのフィッティングも重要です。道具の性能を最大限引き出せるよう、自分に合った長さ・ネックタイプを選ぶことで、投資に見合うリターンが得られるでしょう。

総じて、価格は高めではあるものの品質と性能を考えれば妥当な範囲と言えます。費用対効果を厳しめに評価して★3としましたが、「パッティングに悩んでいるなら買う価値あり」との声も多い製品です。

どんな人におすすめ?

上記の特徴や評価を踏まえ、Spider Tour V ダブルベンドパターが特におすすめできるのは以下のようなゴルファーです。

ブレードパターから乗り換えたい人

ずっとピン型やブレード型を使ってきたけれど、ミスにシビアすぎてスコアを損している…と感じている方にピッタリです。
Spider Tour Vはコンパクトヘッド&大きめのトウハング設計でブレードに近い操作感がありつつ、明らかにブレードよりミスに強いので違和感なく安定性を向上できます。

軽いマレットでは物足りない中上級者

一般的な小型マレットだとそこそこ安定するけれど、もっとMOIが高く直進性のあるパターが欲しい…という方。Spider Tour Vは高MOIかつTrue Pathアライメント搭載で、直進性と方向合わせの易しさが格段に向上します

それでいて大柄すぎないので「勝手に転がってしまう感」が少なく、自分でタッチを出せる点で中級者以上にも好まれます。

構えに不安がある人

アドレス時に「ちゃんとターゲットに構えられているかな…」と不安になる方にもおすすめです。大きな白いTrue Pathラインのおかげで、ボールとカップを結ぶ線上にフェースを合わせるのが直感的にできます。

結果として構えのズレを減らし、狙った方向に打ち出せる自信が持てるようになります。

ミドルパット・ロングパットの距離感を安定させたい人

Pure Roll2インサートによるスムーズな順回転で転がりムラが少なく、距離感が合いやすいです。

特にロングパットで毎回距離を合わせるのに苦労している方は、このパターに替えたことで「タッチが揃って3パットが減った」という声もあります。

ストレートストローク志向だが大型ヘッドは苦手な人

直線的なストロークを心がけている場合、通常フェースバランスのマレットが向きます。しかしSpider Tour Vのダブルベンドなら小型ヘッドでもフェースバランスなので、見た目に違和感なく真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すストロークが可能です。

「大きすぎるマレットは構えづらい」という方には絶好の選択肢でしょう。

逆に、Spider Tour Vをあまりおすすめしないケースとしては、「とにかくクラシックな見た目のパターしか使いたくない」というゴルファーでしょうか。

Spider Tour Vのデザインは洗練されてはいるものの現代的なので、オーソドックスなピン型のルックスに強いこだわりがある方は受け入れづらいかもしれません。
それ以外は幅広い層のプレーヤーにマッチするポテンシャルを持ったパターです。初心者〜上級者まで、自分のストロークタイプや課題に応じて性能を享受できるでしょう。

筆者の試打インプレッション(ゴルフ歴5年・平均スコア80台)

筆者がSpider Tour V ダブルベンド(34インチ)を実際にコースと練習グリーンで試打してみました。

引用:ebay

構えた第一印象

構えた瞬間、「意外と小ぶりで構えやすい!」と感じました。

スパイダーシリーズ特有のド派手さは抑えられており、グレーと白の配色もあってボールとターゲットラインが非常に合わせやすいです。大型マレット特有の「ヘッドが大きすぎてカップが隠れる」といったこともなく、ターゲットに集中できる構え心地でした。

True Pathの白いガイドラインはボールの直径とマッチしていて、構えるだけで「これは入るんじゃないか?」と思える安心感があります。

転がりと方向性

実際に打ってみると、打ち出し直後からボールがスッと順回転に乗るのが分かりました。

芯を食った時はもちろん、多少ヒールよりに当たったかな?という当たりでも、ボールのラインがほとんどブレずに真っ直ぐ転がっていきます。「少々芯を外してもカップインしてしまう」ような寛容さがあり、これは正直驚きました。
練習グリーンでわざとトゥやヒール寄りに当てる実験もしましたが、従来使っていたピン型パターよりも明らかに直進性が高く、距離ロスも少なかったです。

ショートパットでは方向のズレが減り、カップを外す不安がかなり軽減されました。

打感とフィーリング

打感は噂通り非常にソフトです

ボールに当たる瞬間「パチン」ではなく「ポヨン」という感じで、耳に残る打音もとても静かでした。私はソフトなインサート系パターに慣れているので心地よく感じましたが、初めて軟らかい打感を試す人は「少し物足りない?」と感じるかもしれません。

実際、最初の数球は距離感が合わずカップ手前で止まってしまうことがありました。
ただコツが分かればすぐ適応でき、むしろ柔らかい打感のおかげで微妙なタッチを出しやすく感じました。インパクトの衝撃が手に優しく、長時間練習しても疲れにくいのも利点です。

打感評価としては、個人的には大満足でした。

重量バランス・振り心地

ヘッドの重さは最初少しだけ重たく感じましたが、数ホール使うとすぐ慣れました。

それよりもシャフトとヘッドの一体感が素晴らしく、ストローク中にヘッドがぶれる気配がありません。
テークバックからフォローまで一貫して安定しており、「振り子運動の軌道に乗せやすいパターだな」という印象です。

ダブルベンドネックのフェースバランス効果もあってか、インパクトでフェースが暴れる感じがなく、狙った方向に出しやすいです。ラウンド中に緊張する1mのパットでも、ヘッドがスッと自然に動いてくれるので、余計な力みが入りませんでした。

結果と総評

試打ラウンドでは、明らかに3パットが減少しました。

ロングパットで大きくショート・オーバーするミスが減り、距離勘が安定したおかげで寄せワンが取れる場面が増えました。ショートパットもプレッシャーに負けずしっかり打ち出せて、普段外しがちな微妙なフックラインも何本か決めることができました。

この日はパット数がいつもより2〜3打ほど良く、一緒に回った仲間から「今日パター調子いいね!」と言われたほどです。

正直、個人的には「すぐ自分のエースパターにしたい!」と思わせてくれる性能でした。

特に気に入ったのは構えやすさと安定性のバランスです。
今まで使っていたブレード型だと感じていた不安(芯を外したらどうしよう、合わせ方が合ってるかな…という迷い)が、Spider Tour Vだとほぼ無くなりました。かといって勝手に転がりすぎる感じもなく、自分の意志で打てている感触も得られるのが素晴らしいです。

唯一、打感に関してはもっと硬めが好みという人もいると思うので万人にベストとは言いませんが、総合力の非常に高いパターだと実感しました。

他の人気パターとの比較

Spider Tour Vの特徴をより鮮明にするため、他の代表的なネオマレット型パターとの比較をまとめます。ここではテーラーメイドの兄弟モデルであるSpider Tour(オリジナル)、Spider Tour X、Spider Tour Sに加え、競合のオデッセイ 2-Ball Triple Track(大型ネオマレット)、PING Heppler Tomcat 14(高MOIネオマレット)をピックアップしました。

それぞれ打感、操作性、ミスヒット耐性、価格の観点で◎○△評価し、特徴を簡単に表にしています。

パター名打感操作性ミスヒット耐性価格
Spider Tour(初代)◎ (軟らかい)○ (標準的)◎ (非常に高い)△ (高価)
Spider Tour X◎ (軟らかい)◎ (高い)◎ (非常に高い)△ (高価)
Spider Tour V◎ (軟らかい)◎ (高い)◎ (非常に高い)△ (高価)
Spider Tour S◎ (軟らかい)△ (低い)◎ (非常に高い)△ (高価)
オデッセイ 2-Ball TripleTrack◎ (非常に軟らかい)△ (低い)◎ (非常に高い)◎ (比較的安価)
PING Heppler Tomcat 14○ (やや硬め)△ (低い)◎ (非常に高い)◎ (比較的安価)

※◎=優れている、○=平均的、△=やや劣る(相対的な比較評価)

上記の比較からも分かるように、Spider Tour Vは操作性と安定性のバランスがひときわ優れたモデルです。

他社の大型高慣性モーメントパター(オデッセイ 2-BallやPING Tomcatのようなモデル)は、アライメント性能が高く直進性も極めて高い反面、ヘッドが大きい分ストローク中の「オートマチック感」が強くなりがちです。

要するに、ヘッドが勝手にまっすぐ動いてくれる優しさはあるものの、自分でフェースを返す余地が少なく「ヘッド任せ」になる傾向があります。
一方、Spider Tour V(およびSpider Tour X)は高い慣性モーメントによる安定性を保ちつつ、ヘッドサイズが適度にコンパクトでフェースローテーションもできるため、「優しさ」と「コントロール性」のバランスが取れていると評価できます。

打感に関しても、Spiderシリーズとオデッセイはインサートにより非常にソフトで好みの方が多いです。逆にPING Hepplerシリーズはインサートなしの金属フェースゆえにやや打感が硬く打音も高めで、ここは好みが分かれるポイントと言えます。

最近はソフトな打感が主流になりつつあるので、柔らかい打感のSpider Tour Vやオデッセイは多くのゴルファーにマッチするでしょう。

価格面では、テーラーメイドSpiderシリーズは最新モデルゆえ強気の価格設定ですが、その性能と人気の高さからプロも含め多くのユーザーに支持されています。
オデッセイやPINGのマレットは比較的手頃な価格で手に入るメリットがありますが、Spider Tour Vでしか得られない独自のフィーリングや安心感があるため、多少価格が高くても選ぶ価値があると感じるゴルファーが多いようです。

ツアープロの使用例

Spiderシリーズは発売以来、多くのツアープロに愛用されてきた実績があります。

Spider Tour V自体は2024年モデルと比較的新しく、永峰咲希選手がテストしているという情報がございますが現時点でこの特定モデルを公式戦で使用しているトッププロの情報は多くありません。

しかし、Spider Tourシリーズ全体で見ると、以下のような輝かしい使用例があります。

  • ジェイソン・デイ選手 – 2016年前後に赤い初代Spider Tourを使用し、数々の勝利を収めました。彼の活躍で赤いSpiderが一躍有名になり、日本でも「赤蜘蛛パター」の愛称で話題になりました。高いMOIによる寛容性と安定感が勝負どころで武器になったとされています。
  • ダスティン・ジョンソン選手 – デイ選手に続き、黒いSpider Tourを手にツアーで好成績を残しました。その圧倒的な飛距離に加え、パッティングの安定が彼の勝利を支え、「Spider Tour=勝てるパター」というイメージを定着させました。
  • スコッティ・シェフラー選手 – もともとブレードパターを使用していましたが、2023年のアーノルド・パーマー招待でSpider Tour X(クランクネック仕様)にスイッチすると即座に優勝。さらにシーズンで6勝を挙げ、2度目のマスターズ制覇も達成するなど、Spider Tourシリーズへの変更が快進撃の一因になったとも言われています。シェフラー選手は「構えが安定し、パットの安定性が増した」と示唆しており、Spider Tourシリーズの実力を証明しました。
  • ローリー・マキロイ選手 – 2019年発売のSpider Xを長年エースパターとして愛用し、一時世界ランキングNo.1にも輝きました。Spider Tour X(2025年モデル)の開発にはマキロイ選手のフィードバックが反映されており、小ぶりなヘッドでブレードに近い感覚を得られる点はまさに彼が求めたものと言われています。Spider Tour Vも同様にブレード感覚を持つモデルであり、マキロイ選手のように繊細なタッチと安定感の両立を求めるプロが手に取る可能性は十分にあるでしょう。
  • 古江 彩佳選手(国内女子) – 長らくSpider X(チョークホワイト)を使用してきましたが、2024年の日本女子オープンで新しいSpider Tour Xにスイッチし話題になりました。古江選手は「構えたときに狙った方向に合わせやすく、打感も柔らかい」と高評価し、即座に実戦投入しています。Spiderシリーズの信頼性の高さが伺えるエピソードです。
  • 岩井 明愛選手(国内女子) – 古江選手と同じくSpider Tour Xをいち早く使用した一人です。「見た目がカッコ良すぎてすぐ使いたくなった」と語り、前モデルより打感が柔らかく感じるとコメントしています。プロにとっても打感・フィーリングの向上は魅力のようです。

こうしたプロの使用例から分かるのは、Spider Tourシリーズは世界中のトッププロから信頼を得ているパターであるということです。

その性能の高さと使いやすさが裏付けられており、勝負どころで頼れる一本として選ばれています。Spider Tour V自体はまだ実績が出揃っていませんが、「ツアープロが認めるSpiderの血統を受け継いだモデル」であることは間違いありません。

今後、フェースローテーションを多用するプロやブレード派のプロがSpider Tour Vをバッグに入れる可能性も十分あり、要注目と言えるでしょう。

一般ユーザーの口コミ・レビューまとめ

発売後、ゴルフショップ店頭や通販サイトに寄せられたSpider Tour V(およびSpider Tourシリーズ全般)の一般ユーザーによる口コミ・レビューを調査してみました。

その中から主な意見をピックアップして良い点・悪い点を整理します。

良い口コミ・評価

  • 安定感が抜群。 少々打点がずれても大丈夫で、安心してストロークできます。ヘッドはやや小ぶりですが構えやすいですね。打感も柔らかくて好印象です。」
  • 「デザイン自体に安心感がありますが、さらに打感が素晴らしいです。購入翌日にコースで使ってみましたが、ショートパットからロングパットまでコントロール性も申し分なく、非常に満足のいく結果でした。」
  • 「構えたときに狙った方向に合わせやすく、打った感じも直進性が高い。真っ直ぐ打てていると実感できます。インサートが柔らかい分、以前のパターより少し強めにヒットする必要は感じましたが、慣れれば問題ありません。」
  • 「今まで試した中で最高のパター。素晴らしいパターです!! おかげでスコアを簡単に5~6打縮めることができました。」
  • ゲームチェンジャーだと思います。 3パットが減り、パターが入る楽しさを実感しています。」

総じて良い口コミでは、安定感・直進性の高さ、構えやすさ、柔らかい打感、距離感の向上などが高く評価されています。

「少し芯を外しても許容してくれる安心感」が多くのユーザーの声に共通しており、パットに対する自信がついたという意見が目立ちました。
また、Spider Tourシリーズのデザインやアライメント機能が方向合わせの不安を解消し、結果的にカップにしっかり届かせられるようになったという声も印象的です。

スコア改善を実感する声もあり、「最高」「素晴らしい」といった絶賛も少なくありません。

悪い口コミ・懸念点

  • 「グリップがほんの少しフック気味に刺さっていました。気がついてしまうととても気持ちが悪いものでどうしようか悩み中です。」
  • 「軟らかい打感は良いのですが、打音が物足りなく感じるかもしれません。ボールが転がる音が静かすぎて、最初は違和感がありました。」
  • 「真っ直ぐ打てているか実感できる反面、ヘッドの向きに頼りすぎると距離感がおろそかになる気もします。自分の場合、慣れるまで強さの調整に注意が必要でした。」
  • 「値段が高いので購入を迷いました。でも使ってみると性能には満足しています。もう少し安ければ星5です。」

ネガティブな意見では、製品の個体差や細部の仕上がりについて触れられることがあります。
例として、「グリップの挿し角度が気になった」という声は、工場出荷時の組み付け精度への不満と言えます。稀なケースではありますが、このユーザーは違和感からグリップ交換を検討しているとのことでした。

その他、打感・打音の好みによる指摘も見られました。静かな打音を「物足りない」と感じる人もおり、これは完全に好みの問題ですが、慣れるまで違和感があるという意見です。また、高性能ゆえにヘッド任せになりすぎる危惧を述べる声もありました。

直進性が高い分、自分で強さを調整する感覚を掴むまで時間がかかる場合もあるようです。

価格に関する言及もあり、「やはり高いので購入を悩んだ」「もう少し安ければ…」という本音も聞かれました。ただし実際に購入した人の多くは性能面には満足しており、「高いけど買って良かった」という結論に至っているケースが大半です。

費用に見合う価値を感じたため、悪い点というより「あと1割でも安ければ満点だった」というニュアンスです。

口コミまとめ

Spider Tour Vパターは一般ユーザーから概ね高評価を受けていることが分かります。

特に安定性・直進性に対する評価が非常に高く、パット数減少やスコア改善を体感している声が目立ちます。

一方、細かな部分では打感の好みや価格、個体差といった点で若干の不満が出ていますが、致命的な欠点というほどではなく「許容範囲」とする意見が大半でした。

このパターのメリット・デメリット

最後に、Spider Tour V ダブルベンドのメリット(長所)とデメリット(短所)を整理しておきましょう。
良い点と悪い点を忖度なく挙げることで、購入判断の材料にしてください。

<メリット(長所)>

  • 抜群の安定感と許容性: 高MOI設計により、芯を外しても方向性・距離感のブレが少ない。3~5mの微妙なパットでも安心してストロークでき、ミスパットが減る。
  • 構えやすさ(アライメント性能): True Pathアライメントでターゲットに真っ直ぐ合わせやすく、構えの不安が軽減。ボールと一直線にラインを揃えられるので初心者でも方向を出しやすい。
  • ソフトで心地よい打感: Surlyn®系インサート+振動吸収ダンパーにより打感が非常に柔らかく、インパクト音も静か。タッチを出す際のフィーリングが良く、転がりも順回転でスムーズ。
  • 操作性とコントロール性: 小ぶりヘッド&適度なトウハング(※スモールスラント時)でフェースローテーションがしやすく、自分の意思で打ち出す感覚を得られる。ブレード派のゴルファーでも違和感なく扱える操作性。
  • 重量バランスが良い: 標準ヘッド重量と最適配分で、振り子のようにストロークしやすい。ヘッドの動きが安定していて、ショートパットの緊張時でもストロークがブレにくい。
  • 選べるネックでストローク適合: ダブルベンド(フェースバランス)とスモールスラント(トウハング)から自分のストロークタイプに合うネックを選べる。どんなストロークでもマッチしやすい設計。
  • 高品質なデザインと仕上げ: 流線型のモダンな見た目がクールで、所有欲を満たす。PVD仕上げで耐久性も高く、汚れや傷が付きにくい。付属のヘッドカバーもスタイリッシュ。

<デメリット(短所)>

  • 価格が高め: 新品定価は約46,000円とパターとしては上位価格帯。コストパフォーマンスを重視する人には購入を躊躇させる要因。手頃な価格のオデッセイ等と比べ割高感がある。
  • 打感・打音の好み: 極めてソフトな打感・静かな打音のため、カチッとした打感や音を好む人には物足りなく感じる可能性。慣れるまで距離感調整に注意が必要。
  • クラシカル派には不向きな外観: 翼のない洗練された形状とはいえ、見た目はやはり現代的なマレットパター。ピン型など伝統的ルックスにこだわる人にはデザイン面で受け入れにくい。
  • 最大安定性ではない: Spider Tourシリーズ内で見ると、よりヘッドの大きいSpider Tour Sの方がMOIが高く安定性は上。絶対的な慣性モーメントを求めるならSpider Sや他社の超大型モデルの方がわずかに優れる。Spider Tour Vは安定性と操作性のバランス型である点は認識が必要。
  • 重さに慣れが必要な場合も: ブレードパターなど軽量ヘッドから移行する場合、350gのヘッド重量に最初は戸惑うかもしれない。特に女性や非力なゴルファーは少し重く感じる可能性がある(※慣れればメリットになるが、一応の注意点)。
  • 個体差の可能性: ごく一部で指摘があったように、量産品ゆえのわずかな個体差(グリップ装着の角度など)が存在することも。ほとんどの人は気にならないレベルだが、神経質な人は購入時に確認した方が良い。

以上がSpider Tour V ダブルベンドの主なメリット・デメリットです。総合するとメリットが非常に多く、デメリットは一部ユーザーに当てはまる注意点といった印象です。性能面で致命的な欠点はなく、むしろ万人が恩恵を受けやすいパターだと言えるでしょう。

価格だけは唯一のハードルですが、それに見合うリターンが期待できるモデルです。

購入前のFAQ(よくある不安・疑問の解消)

最後に、Spider Tour V ダブルベンドの購入を検討する際によく出る疑問や不安にQ&A形式でお答えします。「興味はあるけど自分に合うか不安…」という方は、ぜひこのFAQでモヤモヤを解消してください!

自分はゴルフ初心者(または平均スコア100超)ですが、こんなハイテクパターを使いこなせるでしょうか?

はい、大丈夫です!

Spider Tour Vは初心者から上級者まで幅広い層にメリットをもたらす設計です。
高い安定性は初心者ほど恩恵を感じやすく、ミスを減らしてくれます。決して「上級者専用の難しいパター」ではありません。むしろ真っ直ぐ転がってくれるので初心者でも扱いやすく、早い段階から良いパッティング習慣を身につけられるでしょう。

ただし、いきなり新品で購入が不安なら中古品で試してみるのも手です。

それくらい寛容で優しいパターなので、ビギナーでも遠慮なく使ってOKです。

ストロークタイプに合うか心配です。自分がストレートストローク向きかアークストローク向きか分からないのですが…

Spider Tour Vはネック形状を選ぶことでどちらのストロークにも対応可能です。

もしご自分のストローク傾向が分からなくても、ダブルベンド(フェースバランス)ならストレート系、スモールスラント(トウハングあり)ならアーク系に適しています。
判断に迷う場合は、まずショップで両方構えてみたり試打してみると良いでしょう。一般的にアウトサイドに引いてインサイドにフォローする癖がある人はフェースバランスが合いやすく、インサイドに引いてインサイドに出す弧を描く人はトウハング付きが自然と感じます。

詳細は以下でも解説しております。

Spider Tour Vなら両タイプがラインアップされているので、あなたのストロークにピッタリの一本が見つかるはずです。

ブレードパターばかり使ってきたので、マレットに替えるのが不安です。重さや感覚の違いになじめるでしょうか?

Spider Tour Vは「ブレード派も満足できるマレット」を目指して設計されているのでご安心ください。

ヘッドが小さめでトウハングもあるため、ブレードから持ち替えても違和感が少ないです。
実際筆者もピン型から移行してすぐに馴染めました。重量はブレードより重い分、最初は「あれ?ちょっとヘッド利きが強いかな」と思うかもしれません。

しかしそれが慣れると大きな武器になります。
重さのおかげでストロークが安定し、むしろ「なぜもっと早く替えなかったんだろう」と感じるでしょう。多くのユーザーが「ブレードにこだわっていたけどSpiderに替えてスコアが良くなった」と言っています。

最初の1〜2ラウンドで慣れてしまえば、あとは手放せない一本になる可能性大です。

ソフトな打感とのことですが、距離感を合わせられるか不安です。打音も静かだと強弱の感覚が掴みにくくないでしょうか?

確かに打感・打音が大きく変わると最初は戸惑うかもしれません。

しかしご心配なく。Spider Tour Vのインサートは軟らかいだけでなく一貫性があります。
インパクトのエネルギー伝達が安定しているので、打音に頼らなくてもボールの転がりで距離感が掴めるようになります。

実際の口コミでも「柔らかい分少し強めに打つ必要を感じたが、すぐ慣れた」との声が多いです。静かな打音も、慣れてくると集中力を高めてくれるメリットになります。「音でごまかさずタッチを感じ取れる」ようになるので心配はいりません。

もし不安なら最初は練習グリーンでじっくり距離合わせしてからコース投入すれば完璧です。必ず自分のものにできますよ。

値段が高いので、買ってから「自分には合わなかった…」と後悔しないか心配です。

そのお気持ち分かります。

パターにこれだけ投資するのは勇気が要りますよね。
ただ、結論から言えば後悔する可能性は低いと断言できます。理由は三つあります。

1つ目に、このパターの性能は確かで、多くのゴルファーがスコア改善を実感しているという実績です。
「高かったけど買って良かった」が大半の意見で、「全然合わなくて使えなかった」という極端な失敗談はほぼ見当たりません。

2つ目に、万一合わなかった場合でも人気モデルゆえ中古市場で高値で売却しやすいこと。需要があるのでリセールバリューが高く、次のクラブ資金に回せます。

3つ目は、Spider Tour Vはフィッティング要素(長さ・ネック)や慣れで調整できる部分が大きいことです。多少合わなく感じても、長さ調整やグリップ交換などでフィーリングを追い込めますし、少し練習すれば性能を引き出せる懐の深さがあります。

要するに「せっかく買ったのに全く使い物にならなかった」というリスクは非常に低いです。むしろこのパターのおかげでパッティングへの苦手意識が克服できた、という声が多いモデルですから、思い切って一歩踏み出してみる価値は大いにあるでしょう。

Spider Tour X、Spider Tour V、Spider Tour Sで迷っています。自分にはどれが合うでしょうか?

それぞれの特徴を簡単に整理しましょう。Spider Tour Xは中型ヘッドでバランス型、高慣性モーメントと操作性のバランスが良く、オールラウンドに使いやすいモデルです。ローリー・マキロイ選手が好んだように、ブレード感覚とマレット安定性の中間を求める人に向いています。

一方、Spider Tour VはXよりさらに小ぶりでフェースローテーションが大きく取れる設計です。
ブレード寄りのフィーリングを重視する人や、ストロークにフェース開閉の強いアークを描く人に適しています。

逆にSpider Tour Sは一番大きなヘッドで超高MOI・重ヘッド仕様、フェースバランスのみの展開です。
ストレートストロークで絶対的な安定感が欲しい人、あるいは長尺(38インチ)でカウンターバランスパターを使いたい人向けと言えます。
まとめると、適度なサイズで万人向けがSpider Tour X、ブレード派・アークストローク派ならSpider Tour V、直進安定性最優先ならSpider Tour Sが目安です。

あなたのパッティングスタイルや悩みに合わせて選べば、どれも性能は折り紙付きなのでハズレはありません。フィーリングが合いそうなものを基準に選んでみてください。

記事のまとめ

Spider Tour V ダブルベンドパターは、テーラーメイドのSpiderシリーズ最新モデルの一つとして、その安定性と操作性の絶妙なバランスで高い評価を得ています。

大型マレットのような直進性とミスヒットへの強さを持ちながら、ブレードパターに近いコントロール性や構えやすさも兼ね備え、まさに「いいとこ取り」のパターと言えるでしょう。
実際にプロたちの信頼も厚く、数々の勝利に貢献してきたSpiderシリーズの血統を受け継ぐ性能は折り紙付きです。

読者の皆さんがもしパター選びに悩んでいるなら、Spider Tour Vはパッティングを変えるゲームチェンジャーになる可能性があります。高価な投資ではありますが、多くのユーザーが口を揃えて「入るパットが増えた」「スコアが良くなった」と実感しているクラブです。

今回ご紹介した特徴やレビュー、そしてメリット・デメリットを参考に、自分のゴルフスタイルにマッチしそうか検討してみてください。

パターは「最後の得点源」とも言われる重要なクラブです。

Spider Tour V ダブルベンドがあなたのパッティングに自信を与え、カップインの喜びを増やしてくれることを願っています。ぜひ実際に手に取って、その直進性と柔らかなフィーリングを体感してみてください。

きっと次のラウンドでは、今までより少ないパット数でホールアウトできることでしょう。あなたのゴルフライフに新たな武器を加えて、さらに充実したプレーを楽しんでくださいね!

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