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テーラーメイド スパイダーツアーX 試打評価|初心者から上級者まで愛される構えやすさと安定感

引用:パター | TaylorMade Golf | テーラーメイド ゴルフ公式サイト

ゴルフでスコアを縮めるために、とっても大事なパッティング。「あとちょっとで入ったのに!」って悔しい思い、中級・上級者の方ならきっと経験ありますよね。もしあなたが、今のスコアをなんとかしたい!と思っているなら、パターを新しくしてみるのも一つの手かもしれません。この記事では、そんな頑張るあなたに向けて、プロの間でも話題になっているテーラーメイド「Spider TOUR X(スパイダーツアーX)」パターを、じっくりと解説していきます。

「マレットパター おすすめ」とか「パター 構えやすい」って検索してここにたどり着いた方も、きっと読んでよかったと思えるはずです。

このパターが多くのゴルファーを夢中にさせるのは、マレットパターならではの安定感と、ブレードパターのような繊細な操作性を持ち合わせているからなんです。まさに、「良いとこどり」をした設計と言えるでしょう。世界ランキングでNo.1になったこともあるスコッティ・シェフラー選手が実際に試合で使って、素晴らしい成績を残していることからも、その実力の高さがわかりますよね。

この記事では、Spider Tour Xパターのすごい特徴や詳しいスペックはもちろん、前のモデルとの違いや、人気の他のパターとの徹底比較も行います。さらに、実際にツアープロがどんな風にこのパターを使っているのか、気になるみんなの口コミでの評価、そして筆者自身が試打したリアルな感想まで、ぜーんぶお伝えします。この記事を読み終わる頃には、「次のゴルフが楽しみ!」って気持ちになっているはず。

長年のパッティングの悩みにサヨナラして、もっとゴルフを楽しめる毎日を始めませんか?

目次

Spider Tour X パターの特徴・スペック

Spider Tour X パターは、テーラーメイドのSpiderシリーズ最新モデルで、中型ヘッドのマレット型パターです。従来の大型マレット「Spider Tour」(通称スパイダーツアー)と比べてヘッドが一回り小ぶりになっており、操作性が高くブレード型に近いフィーリングを実現しています​。

つまり、マレットパター特有の高い慣性モーメント(約5,000という非常に高いMOI)による安定性を維持しつつ、自分でフェースをコントロールしやすい設計になっているのが特徴です。

     
メーカーTaylormade
シリーズSpider TOUR X(スパイダーツアーX)
発売日2024年7月26日
新品価格 46,200円~ ※モデルや販売店によります
中古最安値22,000円
中古最高値35,000円
ヘッドの形状マレットタイプ
ヘッドの素材ステンレススチール (304SS) ボディ + TSSウェイト + HYBRAR® ダンパー
ヘッドの重量350g前後
ネックの形状ダブルベンド(Faceバランス) / スモールスラント / Lネック(クランクネック) ※ネックによりフェースバランスかトウハング(最大約21〜30°)が選べ、自分のストロークタイプに合わせられます​。
シャフトの素材スチール
ロフト角3
シャフトの長さ33・34

※中古最安値、中古最高値は2025年4月時点

このように、Spider Tour Xは最新テクノロジーを詰め込んだ高性能パターです。特筆すべきは、フェース中央でなく多少芯を外してヒットしてもヘッドがブレにくい高い許容性と、構えたときにターゲットに合わせやすい(構えやすい)アライメントの良さです。

実際にヘッド上部にはシンプルな1本線のサイトラインが引かれており、ボールとターゲットに真っすぐ合わせやすくなっています。

また、打感も非常にソフトで、「前モデル(Spider X)に比べて打感が柔らかくなった」とプロが感じるほどです​。

インサート背面には振動吸収材「HYBRAR Echo®」を搭載し、打音・打感のチューニングも行っております。

一方で、ヘッド前方に重量(TSSウェイト)を配分する設計を採用しており、ブレード型パターのような適度なフェースローテーションが得られる点も特徴です。

“ブレードパターの操作性”と“マレットパターの安定性”の良いとこ取りをしたパターと言えるでしょう。

他の人気マレット型パターとの比較

次に、Spider Tour Xが他の代表的なパターモデルとどう違うのかを見てみましょう。

今回は前作Spider Xおよび、同じく構えやすいと評判のオデッセイ 2-Ball(Triple Track)、高MOIマレットのPING Heppler Tomcat 14を例に比較します。

それぞれヘッド形状やアライメント機能、打感・安定性に特徴があります。

モデル名ヘッド形状・サイズアライメント機能打感慣性モーメント・安定性
Spider Tour X中型マレット(小ぶり)1本線のTrue Pathライン柔らかい◎非常に高い◎(約5000)
Spider X (前作)中型マレット(従来サイズ)大きな白いTrue Pathエリアややしっかり非常に高い◎
オデッセイ 2-Ball TT大型マレット(2ボール搭載)2ボール+3本ラインとても柔らかい◎非常に高い◎
PING Tomcat 14大型マレット(ネオマレット)長いサイトラインやや硬め超高い◎

※Spider Xは2019年発売、2-Ball Triple Trackはボールの模様と合わせやすいオデッセイの代表的モデル(White Hotインサート搭載)、Tomcat14は2020年前後にPINGから発売された高MOIマレットです。

上の比較表からも分かるように、Spider Tour Xは他社の高慣性モーメントパターにも引けを取らない安定性(MOI)を持ちながら、適度なコンパクトさと操作性を備えている点が強みです。

オデッセイの2-BallやPINGのTomcatのような大型マレットはアライメントに特化し直進性も極めて高いですが、ヘッドが大きい分ストローク時にやや「ヘッドが勝手に動いてくれるオートマチック感」が強い傾向があります。それに対しSpider Tour Xは、自分で操作してフェースを返す感覚を残しているため、「ヘッドが勝手に動く優しさ」と「自分で操作できるコントロール性」のバランスが取れていると言えます。

前作Spider Xも高性能でしたが、新モデルのSpider Tour Xはさらに微妙なタッチやフィーリングを重視した設計になっている点で差別化されています。

また、打感に関しても各モデルで個性があります。Spider Tour Xはソフトな打感で心地よく、White Hotインサート採用のオデッセイ2-Ballも非常に柔らかいフィーリングです。

一方、PINGのHepplerシリーズは金属フェースゆえにやや硬めで打音がはっきりしており、好みが分かれるところです。Spider Tour Xの柔らかな打感と静かな打音は、集中してタッチを出したいゴルファーに好まれるでしょう。

Spider Tour Xを使用しているツアープロは?

プロの間でもSpider Tour Xパターは早速使用者が増えています。

特に2023〜2024年にかけて注目を集めたのがスコッティ・シェフラー選手です。シェフラー選手はもともとブレードパターを使っていましたが、2023年「アーノルド・パーマー招待」からマレット型のSpider Tour X(クランクネックタイプ)を投入し即優勝。さらに2度目のマスターズ制覇を含むシーズン6勝を挙げる原動力になったとも言われています​。

また、ローリー・マキロイ選手も以前からSpiderシリーズ(Spider X)を愛用してきた一人です。その後継モデルであるSpider Tour Xにはマキロイ選手の好みが反映されており、小ぶりなヘッドでブレードに近い感覚を得られる点はまさにマキロイ選手が求めたものと言われます​。実際にマキロイ選手が新モデルを使用しているかはタイミングによりますが、その完成度の高さから“彼のお墨付き”とも言えるでしょう。

国内ツアーでも古江彩佳選手岩井明愛選手らがSpider Tour Xをいち早く投入し話題になりました。古江選手は長年Spider X(チョークホワイト)を使用していましたが、日本女子オープンで新しいSpider Tour Xに出会い即座に実戦投入しています​。

岩井選手も「見た目がカッコ良すぎてすぐ使いたくなった」と語り、前モデルより打感が柔らかく感じるとコメントしています。

引用:「新スパイダーツアー」早くもプチ流行中 古江彩佳と岩井明愛の「X」は何が違う?

このように男女問わずトッププロが信頼を寄せるパターであることは、その性能の高さと使いやすさを裏付けています。

プロの使用例を見ると、Spider Tour Xは「パッティングの名手が勝負どころで頼る一本」と言っても過言ではありません。

大舞台で勝つための武器として選ばれている点は、我々アマチュアにとっても大きな信頼材料になるでしょう。

一般ユーザーの口コミ・レビューまとめ

では実際に一般ゴルファーからの評価はどうでしょうか。

Spider Tour Xパターの発売後、ゴルフショップや通販サイトに投稿された口コミをいくつか調べてみましたが、総じて高評価が目立ちます。主な声をまとめると以下のような内容がありました。

  • 安定感は抜群少々打点がずれても大丈夫で、安心してストロークできます。ヘッドはやや小さいですが構えやすいですね。打感も柔らかくて好印象です。」​
  • 「デザイン自体がもともと安心感がありますが、さらに打感が素晴らしいです。購入翌日にコースで使ってみましたが、ショートパットからロングパットまでコントロール性も申し分なく、非常に満足のいく結果でした。」​
  • 「構えたときに狙った方向に合わせやすく、打った感じも直進性が高い。真っ直ぐ打てていると実感できます。インサートが柔らかい分、以前のパターより少し強めにヒットする必要は感じましたが、慣れれば問題ありません。」
  • 世界最高のパター。素晴らしいパターです!! おかげでスコアを簡単に5~6打縮めることができました。」​
  • 「今まで試した中で最高のパター。素晴らしいパターです。まさにゲームチェンジャーだと思います。」​

いかがでしょうか。多少の誇張表現もあるかとは思いますが、多くのユーザーが直進性の高さによる安定感構えやすさ柔らかな打感を絶賛しているのが分かります。​

距離感・方向性ともに満足できたという声もあり、即戦力になり得るクラブと言えるでしょう。一方でインサートの影響で打感が軟らかいぶん、ボールスピードに若干慣れが必要といった指摘も見られました。

ただ総合的には「買って良かった」「自信を持ってストロークできるようになった」というポジティブな口コミが大半を占めています。口コミ評価の高さは、このSpider Tour Xがメーカー宣伝だけでなく実際に使って納得できる性能を持っている証拠と言えるでしょう。

筆者の試打インプレッション(平均スコア80台の視点)

引用:パター | TaylorMade Golf | テーラーメイド ゴルフ公式サイト

筆者(ゴルフ歴20年・平均スコア80台のアベレージゴルファー)も、実際にSpider Tour Xパターを試打する機会がありました。私自身はピン型(ブレード型)のパターを長らく使ってきたのですが、そんなブレード派にも違和感なく馴染むマレットだと感じました。

まず構えてみて驚いたのが、セットアップのしやすさです。ヘッド上部のシンプルな白いサイトラインが非常に目立ち、ボールとカップを一直線に結ぶイメージが湧きやすいのです。

ヘッド形状自体も適度な大きさで「カップに対して真っ直ぐ構えやすい」ため、アドレス時の安心感があります。大型マレットによくある「ヘッド後方が大きすぎて構えづらい」という印象は全くありませんでした。まさに「構えやすいパター」というキーワードにふさわしい第一印象です。

肝心の打感・転がりですが、ヒットした瞬間に「お、柔らかい!」と思わず声が出るほどソフトな打感でした。インサートの影響でインパクト音もマイルドで、打球音が耳に刺さるようなこともありません。

かといって手応えがボヤけるわけではなく、芯を食った時と外した時でフィーリングの差はしっかり感じ取れます(※芯を外しても大きく方向がブレないのは流石でした)。ミドルパット程度までの距離感は非常につかみやすく、ボールはスムーズな順回転で転がっていきます。

一方で、やや気をつけたいと感じた点もあります。それはロングパットでの距離感です。

打感が柔らかくボール初速も穏やかなため、最初は従来使っていたパターと同じ感覚で打つと少しショートしがちでした。しかしこれは慣れの問題で、何球か練習するうちに適切なタッチがつかめました。むしろ柔らかい打感ゆえに繊細なタッチを出しやすく、しっかり芯でヒットすれば思い通りの距離を打ち分けられる印象です。

ストローク中のヘッドのブレの少なさも特筆すべき点です。私は軽めのブレードパターを使っていた頃、どうしてもストローク軌道が安定せずプレッシャー下で引っかけたり押し出したりするミスが出ていました。

しかしSpider Tour Xでは適度なヘッド重量感と高MOI効果でストロークが安定し、インパクトでフェースが暴れるようなことがありませんでした。「振り子のように自然にストロークできる」という感覚を掴みやすく、これはマレット型ならではの安心感だと感じます。

総合的に見て、Spider Tour Xは「ブレードの良さ(操作性・フィーリング)とマレットの良さ(安定性・直進性)をうまく融合したパター」だと実感しました。

ブレード派の私でもすんなり受け入れられ、むしろ「これならマレットに替えてもいい」と思わせてくれる一本です。強いて言えば価格が高い点だけがネックですが、その価値は充分に感じられました。

スパイダーツアーX パターのメリット・デメリット

Spider Tour Xパターを使う上でのメリットデメリットを整理してみます。

<メリット>

抜群の安定感と許容性

高慣性モーメント構造によりミスヒットに強く、方向性・距離感のブレが少ないです。プレッシャー下でも安心してストロークできます。

構えやすいアライメント

True Pathのシンプルなサイトラインでターゲットに真っ直ぐ合わせやすく、方向のイメージを出しやすいです。「パター 構えやすい」を体現する設計と言えます。

柔らかな打感とスムーズな転がり

Pure Rollインサートによるソフトな打感が心地よく、45°溝のおかげでボールに順回転がかかりスムーズに転がります。タッチが合わせやすく、ショートパットの不安が軽減します。

複数ネックから選べる

Lネックで適度なトウハングをつけたり、ダブルベンドでフェースバランスにしたりと、自分のストロークタイプに合わせてモデルを選択可能。ブレード派・ストレートストローク派どちらにも対応できます。

ツアー実績と信頼感

既にPGAや国内ツアーで勝利実績があるモデルであり、プロも信頼して使用している事実が安心材料になります。プロが使ってるものは信頼ができます。

<デメリット>

価格が高め

最新モデルかつ高機能ゆえ、定価ベースで5万円前後とパターとしては高価です。予算に限りがある場合は中古や型落ちも検討が必要です。

入手性(限定モデルあり)

一部ネック(クランクネック=Lネック)モデルは数量限定で発売された経緯があり、市場流通が少ない場合があります。人気ゆえに品薄になる可能性も考えられます。

打感の好み

柔らかい打感は魅力ですが、硬めの打感や打音のはっきりしたパターが好みの方には物足りなく感じるかもしれません。特に高速グリーンで強めにヒットするスタイルの方は最初違和感がある可能性があります。

ヘッド重量感

ブレード型の非常に軽いパターから持ち替えると、ヘッドの重さを感じるかもしれません。ただし一般的なマレットの重量域(約350g前後)であり、極端に重いわけではありません。慣れれば安定感としてプラスに働きます。

デザインの好み

Spiderシリーズ特有の近未来的な形状は、人によって好みが分かれることがあります。「クラシックな見た目が好き」という方にはマッチしない可能性もあります。

以上のように、メリットが多い一方で価格面などいくつか注意点もあります。ただ総合的には、デメリットを上回るメリットが得られるパターであることは間違いありません。

スパイダーツアーX パターはどんな人におすすめ?

Spider Tour Xパターは、以下のようなゴルファーに特におすすめできます。

パターに高い安定性を求める中上級者

ショートパットの外し癖を無くしたい方、プレッシャーに負けない安心感のあるパターを探している方。Spider Tour Xの高MOI設計は大きな武器になります。

ブレードパターからマレットへの移行を検討している方

今までピン型を使ってきたがミスに悩んでいる…という方に最適です。Spider Tour Xはブレードに近い操作性を持つため、マレット初挑戦でも違和感が少なく恩恵を受けられます。

構えやすいパターが欲しい方

方向をきちんと合わせられるか不安、という方にとってTrue Pathアライメントは強い味方です。まっすぐターゲットに構えやすく、ストロークに集中できます。「マレットパター おすすめ」として名前が挙がる理由の一つです。

柔らかい打感・転がりを好む方

インサートの軟らかい打感や静かな打音が好きな方、ボールの転がり質(順回転)にこだわりたい方に向いています。距離感をタッチで出すタイプのゴルファーにもマッチします。

すでにSpider Xや他のSpider系パターを使っている方

その後継としてさらに洗練されたSpider Tour Xは、慣れ親しんだ感覚を維持しつつ性能アップが期待できます。愛用者ほど違いを実感でき、「買い替え効果」を得られるでしょう。

逆に、パターにあまり予算をかけたくない方や、とにかくオーソドックスな見た目・硬めの打感が好きな方には向かないかもしれません。しかしパッティング向上を真剣に目指すゴルファーであれば、一度は手に取って試す価値のあるモデルです。

総じてSpider Tour Xは、「パター選びで迷ったらコレを試せ!」と自信を持って薦められる一本です。上記に当てはまるような方は、ぜひ検討してみてください。

本記事のまとめ

Spider Tour Xパターは、その高性能ぶりから価格は張りますが、投入した資金以上のリターン(スコア改善やパットの自信向上)を期待できるクラブです。

実際にツアーで勝利に貢献し、アマチュアからの口コミ評価も高いことから、その信頼性は折り紙付きと言えるでしょう。

パターは「人生で一番使うクラブ」とも言われます。この機会にぜひ、自分にフィットする一本としてSpider Tour Xを試してみてはいかがでしょうか。きっとグリーン上で心強い相棒になってくれるはずです。

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