
引用:TPリザーブ パター B11 | TP RESERVE B11 | TaylorMade Golf | テーラーメイド ゴルフ公式サイト
ゴルフは精密なゲームであり、その中でもパッティングはスコアを大きく左右する最も繊細な技術です。たった一つのパットで、それまでの努力が報われたり、逆に悔しい結果に終わったりする。もしあなたが、プロのような精緻なタッチと、自信に満ちたストロークを追い求めるなら、テーラーメイドが誇るプレミアムミルドパター、「TPリザーブ B11」は決して見逃せない選択肢となるはずです。
2023年秋に登場したこのパターは、単なる新しいモデルではありません。契約プロである中島啓太選手が、プロ初優勝という輝かしい瞬間を共に飾ったことで、その実力は早くも証明されています。勝利を掴むための信頼できる相棒として、トッププロが選んだパター。それは、アマチュアゴルファーにとっても、スコアアップのための強力な味方となる可能性を秘めています。
TPリザーブ B11の魅力は、一言で表すなら「三拍子揃った高性能」です。まず特筆すべきは、その【柔らかな打感と心地よい打音】。ヘッドには、厳選された303ステンレススチールが採用され、インサートを一切使用しない一体削り出し構造 が、ダイレクトで繊細なフィーリングを実現します。さらに、フェースには均一な幅と深さで精密に刻まれたマシンドミルドグルーブ(溝) が、ボールとのコンタクト時に絶妙な柔らかさをもたらし、同時に歯切れの良い打音を生み出すよう調律されています 。この上質な打感と打音は、あなたのパッティングに確かなフィードバックを与え、繊細な距離感のコントロールをサポートしてくれるでしょう。
次に、【ブレード型として高い安定性】も見逃せません。クラシックなピン型ブレードをベースに 、ソールのヒールとトゥに重量を配分 することで、横方向の慣性モーメントを高め、ミスヒット時のヘッドのブレを抑制 。総重量も34インチモデルで約540gと、ブレード型としてはやや重めに設計されており 、安定したストロークへと導きます。さらに、ソールのウェイトは調整可能 で、あなたのプレースタイルや好みに合わせたカスタマイズも可能です。
そして最後に、【研ぎ澄まされたデザイン】。高級感あふれる削り出しのヘッドは、ゴルフバッグに特別な存在感を与え、所有欲を満たしてくれるでしょう。細部にまでこだわった美しいフォルムは、アドレス時に集中力を高め、自信を持ってストロークに臨むために必要不可欠です。
テーラーメイド TPリザーブ パター B11は、単にボールを転がす道具ではありません。それは、あなたのパッティング技術を最大限に引き出し、スコアアップという明確な目標達成を力強く後押しする、まさに「勝利のための投資」なのです。さあ、この記事を読み進め、このプレミアムパターがあなたのゴルフにもたらす革新的な変化を、ぜひ体感してください。
テーラーメイド TPリザーブ パター B11の特徴・スペック
メーカー | TaylorMade |
---|---|
シリーズ | TP Reserve(TPリザーブ) |
発売日 | 2023年9月22日 |
新品価格 | 57,200円 |
中古最安値 | 30,000円 |
中古最高値 | 50,000円 |
ヘッドの形状 | ピンタイプ |
ヘッドの素材 | 303ソフトステンレススチール |
ヘッドの重量 | 約350g |
ネックの形状 | クランクネック |
シャフトの素材 | スチール |
ロフト角 | 3 |
シャフトの長さ | 33,34,35 |
※中古最安値、中古最高値は2025年4月時点
高精度ミルドヘッド
ヘッドには柔らかい303ステンレススチールを採用し、インサートなしの一体削り出し構造です。フェース面には均一な幅と深さのマシンドミルドグルーブ(溝)を刻むことで打感を柔らかくしつつ、インパクト音は歯切れ良く調律されています。ズレたヒットでもフィーリングが変わりにくい工夫がなされています。
ヘッド形状と重量配分
クラシックなピン型ブレードをベースに、再設計されたL字クランクネックを採用しています。ソールのヒール・トウ両端にウェイトが配置され、横方向の慣性モーメントを高めて方向安定性を向上。総重量は34インチモデルで約540gと重量級で、80gの重めグリップ装着も相まってミスヒット時にも当たり負けしない安定感があります。なお、ソールのウェイトは着脱可能な設計で、長さに応じてヘッド重量を最適化(33インチは約365g、35インチは約345g)しています。
・シャフト・グリップ
シャフトにはKBS 120 Chrome Steplessスチールを標準装備。先端部にスリットを設け剛性を高めたオリジナル仕様で、ストローク時の余計なしなりを抑制しています。グリップはラムキン社製の「Deep Etched」ピストルグリップを装着し、やや硬めで重量もあるため安定したストロークに寄与します
他の人気ピン型パターとの比較
同クラスの代表的なブレード型パターとして、スコッティ・キャメロン ニューポート(Titleist社)、オデッセイ Tri-Hot 5K(Callaway社)、PING PLD Anser(PING社)を挙げ、それぞれ「打感」「操作性(コントロール性)」「ミスヒット耐性(寛容性)」「価格」「使用プロ」の観点で比較してみます。
各モデルの特徴として、B11とニューポート、PING PLDはいずれも303ステンレス削り出しでソフトな打感が魅力です。B11はフェース溝のおかげで柔らかさの中に芯のあるインパクト音を実現しており、操作性の面では、ヘッド挙動の安定性がカギになります。Tri-Hot 5Kは名前の通り慣性モーメント5000クラスを実現した設計で、ブレード型ながらマレット並みの直進安定性があります。
B11もヒール・トウの重量配分で安定性を高めていますが、重心角が50度以上と大きくフェースバランスではないため、ストロークに適度なアーク(開閉)を必要とします。ニューポートやPLD Anserも伝統的なトウヒールバランスで、強すぎないアークが前提の操作性です。
価格に関しては、Tri-Hot 5Kが発売直後から値引きもあり比較的安価でコストパフォーマンスに優れます。B11は直営店限定モデルということもあり定価販売が基本で、中古でも状態の良いものは約5万円前後とやや高めです。PING PLDやスコッティ・キャメロンは定価6~7万円台と高級ですが、そのブランドバリューと完成度からプロ・上級者に根強い人気があります。
TPリザーブ B11も2023年デビューで、中島啓太プロが実戦投入し結果を残していますが、まだ使用者は一部に留まります。
以上を踏まえ、各モデルを◎○△の3段階で比較した結果は次の通りです。
モデル名 | 打感 | 操作性 | ミスヒット耐性 | 価格 | 使用プロ |
---|---|---|---|---|---|
TPリザーブ B11 (テーラーメイド) | ○(軟らかく心地よい) | ○(ややアーク必要) | ○(ブレード型として高め) | ○(同クラスでは標準的) | △(使用例は少ない) |
スコッティキャメロン ニューポート (タイトリスト) | ◎(軟らかく定評) | ○(オーソドックス) | ○(平均的ブレード) | △(高価) | ◎(使用プロ多数) |
オデッセイ Tri-Hot 5K (キャロウェイ) | △(インサート特有の柔らかさ) | ◎(直進性高い) | ◎(ミスに非常に強い) | ◎(比較的手頃) | ○(一部のプロが使用) |
PING PLD Anser (ピン) | ○(ソリッドな軟らかさ) | △(標準的なブレード) | △(ミスヒットにシビア) | △(高価) | ○(使用プロあり) |
※上記評価は各モデルの一般的な傾向に基づく相対比較です。
ツアープロの使用例
中島啓太プロによる初優勝
本モデルを語る上で欠かせないのが、中島啓太プロのエピソードです。中島プロは2023年6月の「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」で、このTPリザーブ B11のプロトタイプパターを投入し見事プロ初優勝を飾りました。以降5試合連続でトップ3入りという快進撃を支え、「一目惚れしたパター」として信頼を寄せています。中島プロ自身は「しっかりと音が出るところが気に入っていて、距離感もピッタリ合っている」とコメントしており、打感・打音によるフィードバックの良さがプロレベルでも高く評価されていることが分かります。
その他のプロの使用状況
現時点で本パターを武器に公式戦で勝利したツアープロは中島啓太プロのみですが、テーラーメイド契約のプロを中心に今後の使用が期待されています。2023年末時点では、他のテーラーメイド勢は引き続きスパイダー系マレットを使う選手が多い状況です。ただし、海外メジャー15勝のタイガー・ウッズが愛したニューポート2(スコッティ・キャメロン)と同じピン型ブレードでありながら、最新技術を盛り込んだ本モデルには多くのプロも興味を示しているようです。実際、中島プロ以外にもテスト使用する動きが報じられており、優美な見た目と実戦的性能を兼ね備えた点はプロの目から見ても魅力的なのでしょう。
一般ユーザーの口コミ・レビューまとめ
ゴルフショップ店頭や通販サイトに寄せられた一般ユーザーの口コミを見ると、高評価が目立ちます。以下に良い点と悪い点をまとめます。
良い評価
タッチの合わせやすさ
「打感が柔らかくボールの転がりが良い。距離感を出しやすいパターです。」と、インパクトの感覚と転がりの評判がとても良いです。実際に「吸い付くような柔らかい打感なのに、転がり出しはしっかりしている」といった声もあり、フェースの溝加工の効果を実感するユーザーが多いようです。
構えやすさ
「座りが良く、方向を出すラインをイメージしやすい」など、セットアップ時の安心感を評価する意見があります。トップラインの厚みやエッジのシャープさがボールをフレーミングし、アライメントしやすいとの指摘です。
高級デザイン
「仕上げが美しく所有欲を満たす」「他の人と被らない特別感がある」といったコメントがあり、プレミアムミルドパターらしい質感の良さが好評です。実物を手にして「まるで芸術品のようだ、使うのがもったいない」といった声も聞かれます。
寛容性
「芯を外してもそれなりに転がってカップ近くまで寄せられる」などミスヒットに強い点を評価する口コミもあります。他のブレード型から買い替えたユーザーからは「オフセンターヒット時のブレが少なく感じる」という声があり、直線的なロール性能に手応えを感じているようです。
悪い評価
価格の高さ
「性能には大満足だがやはり値段がネック」「定価では手が出ず中古待ちした」といったように、5~6万円台という価格設定に躊躇するユーザーもいます。高価なスコッティキャメロンと比べれば若干安いものの、「直営店限定で値引きがなくコスパは△」と見る向きもあります。
試打環境がない
入手性の問題も挙がりました。限定発売のため取り扱い店舗が少なく、「実物を試せる機会が限られ地方在住者にはつらい」「発売当初は品薄で手に入れるのに苦労した」といった不満が見られます。人気モデルゆえ中古市場でも出回りが少なく、希望のスペック(長さ)が見つけにくいとの声も。
重量
重量感については賛否が分かれています。「ヘッドがかなり重く感じ最初は距離感が合わなかった」という声がある一方、「重いおかげでストロークが安定する」と好意的に捉える意見もあります。総重量540g前後と最近のパターの中でも重めなので、軽いパターに慣れた方は慣熟が必要かもしれません
筆者の試打インプレッション(平均スコア80台の視点)
ゴルフ歴20年、平均スコア80台のアベレージゴルファーである筆者が実際にTPリザーブ B11をラウンドで試打してみました。その感想を率直にレポートします。

引用:TPリザーブ パター B11 | TP RESERVE B11 | TaylorMade Golf | テーラーメイド ゴルフ公式サイト
構えた印象
構えてまず感じたのは、ヘッドの座りの良さと構えやすさです。ソールがピタッと地面に接地し、フェース面をスクエアに合わせやすいので安心感があります。トップブレード厚は適度で、後方の一文字ラインもくっきり入っており、ボール後方でターゲットに対して真っ直ぐに構えやすいです。
加えて仕上げの質感が高く、シャンパンゴールド系の色味と相まって非常に上品。芝の上でヘッドの輪郭がぼやけることもなく、フレーミング効果でボールに集中できました。
打感・打音
打感は想像以上に柔らかく「ソフト」です。インサートはないものの、303ソフトステンレス特有の柔らかさと、細かなフェースミーリング溝のおかげで、インパクト時にボールがフェースに乗る感触があります。しかし不思議と「ぼやけた感触」ではなく、芯を喰ったときにはコツンと心地よい高音がわずかに響きます。
この柔らかさとクリアな打音の両立は秀逸で、打感フェチの筆者も大満足です。手に残る振動もマイルドで、Pro V1のようなウレタンカバーボールとの組み合わせではまさに絶妙なフィーリングでした。
転がり・距離感
ボールの転がり出しは非常にスムーズで順回転がかかっている印象です。強めにヒットしてもバックスピンで滑る感じがなく、直線的に伸びていく転がりに驚きました。ショートパットでは打ち出しからラインに乗せやすく、ミドルパットではタッチが合いやすいです。特に下りのスリーパットしやすい場面で、柔らかい打感ゆえに繊細なタッチが出せて距離を合わせやすかったです。「距離感が出しやすい」という口コミに偽りなしだと感じました。
総重量が重めなのでタッチが出にくいかとも懸念しましたが、ストロークが安定するメリットの方が勝り、振り幅で細かく調節すれば問題ありませんでした。
方向性・操作性
重心角が大きいL字ネックということで、「曲がるパター」特有の操作感があります。ストレートに引くというより適度にインサイドに引いてアークを描くストロークを意識すると、ヘッドが走りすぎずしっかりつかまる印象です。
慣れてくるとインパクトでフェースを被せにいかなくても自然とボールが押し出されるようになり、ショートしにくくなりました。ヒール寄りやトウ寄りに当たった場合でも、大きく方向がそれるようなミスは少なく、カップ周りでイヤな外し方(ショートやプッシュ・プル)をしにくいクラブだと感じます。強いて言えば、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すストローク一辺倒の方だと最初タイミングが取りづらいかもしれません。
しかし私は元々ブレードパター使用者ということもあり、むしろ程よい操作感が心地よく感じられました。
総合評価
「感性と機能のバランスが素晴らしいパター」というのが率直な感想です。構えたときの美しさや打感の良さといった感性的な部分で満足度が高いのはもちろん、実際に打ってみると直進性・安定性といった機能面でも抜かりないことに驚かされました。20年前に使っていたオールドアンサー型と比べると、明らかにミスに強くなっています。かと言って大型マレットのように味気ないわけではなく、クラシカルな操作感も適度に残している点に「機能美」を感じました。
ブレードタイプに苦手意識のある人にも是非一度試して欲しい完成度です。
TPリザーブ パター B11使用のメリット・デメリット
メリット
打感と打音が秀逸
軟らかい中に芯のある打感で、距離感を合わせやすい。ミルド溝の効果でインパクト音も心地よく、ボールのつかまり具合が掴みやすい。
高い直進性と安定感
ブレード型にもかかわらず慣性モーメントが大きく、方向性のブレが少ない。芯を外した時の距離ロスや方向ズレが抑えられている。
構えやすいデザイン
ヘッド形状が洗練され、座りの良さとアライメントのしやすさが両立。精密ミルド仕上げによる高級感も相まって、構えたときの安心感が抜群。
プロが実証した性能
中島啓太プロの優勝で証明されたように、競技で通用する性能と信頼性がある。ツアーレベルの要求にも応える打感・転がり・精度を兼備。
選択肢の豊富さ
標準で33~35インチの長さと右用・左用が揃い、自分に合ったスペックを選びやすい。ソールウェイトの交換で好みに応じた重量調整も可能。
デメリット
価格が高い
定価約5.7万円(税込)と高額で、気軽に買える価格帯ではない。直営店限定ゆえ値引き販売も少なく、コストパフォーマンスを重視する人にはネック。
入手ルートが限られる
一般のゴルフ量販店では扱いがなく、購入はテーラーメイド直営店や一部ECサイトに限られる。地方在住者や実物確認したい人にはハードルが高い。中古市場でも流通量が少なく、希望のモデルを探しにくい傾向あり。
重量が重め
総重量540g前後とパターとしては重い部類。人によっては最初に振りづらさや距離感のズレを感じる可能性がある。慣れれば安定感に繋がるが、軽量パターに慣れた人は調整期間が必要。
オートマチックすぎない操作感
ブレード型特有のフェースローテーションを要するため、直線的なストロークしか経験のないゴルファーには難しく感じられる場合がある。ストロークタイプによって好き嫌いが分かれる点は注意。
ブランドネームの実績
スコッティ・キャメロンなどと比べ歴史が浅いシリーズのため、「伝説的名器」といったブランドストーリーには欠ける。道具にストーリーや伝統を求めるゴルファーには響きづらいかもしれない。
購入前に気になるFAQ
Q1. ブレード型パターは難しいと聞きますが、TPリザーブ B11もやはり上級者向けでしょうか?
A1. 確かに一般的にブレード型(ピン型)パターはストロークにある程度の技術を要すると言われます。しかしTPリザーブ B11は、その中でもミスに強い設計が施されており、ブレード型が苦手な人でも扱いやすいよう工夫されています。
ヒール・トウの高慣性モーメント化で方向安定性が高く、芯を外しても極端に転がりが落ちません。実際、筆者自身もマレット型に比べ不安なく使えました。もちろん全くフェースを開閉しないストロークだと持ち味を活かせないため、ややインサイドインのストロークに馴染みがある中級者以上であれば十分扱いやすいモデルです。
Q2. 構えやすさや方向性など、扱いやすさはどうですか?
A2. 扱いやすさは非常に高いと感じます。ヘッドの座りが良くスクエアに構えやすいので、方向を出すこと自体は難しくありません。また、重めのヘッドとシャフトのおかげでストロークが安定し、インパクトで余計な手首の動きが入りにくいです。慣れてくると狙った所にヘッドを出しやすく、思い通りに打てる感覚が得られました。強いて言えば、非常に軽いパターやセンターシャフトのマレットに慣れている方は最初タイミングに違和感を感じるかもしれません。しかし総じてクセの少ないブレード型なので、「ブレード=難しい」という先入観ほど心配はいらないでしょう。
Q3. このパターはコストに見合う価値がありますか?(コスパは良い?)
A3. コストパフォーマンスの感じ方は人それぞれですが、品質と性能を考えれば値段相応の価値は十分あるといえます。確かに定価ベースでは安くはありませんが、同クラスのスコッティ・キャメロン(約6~7万円台)よりはやや手頃で、仕上げや素材も遜色ありません。むしろ削り出し精度や打感の調整など細部までこだわって作られており
使い込むほど「良い買い物をした」と感じられる製品です。半永久的に使えるパターは長期投資と考えることもでき、あなたのゴルフライフを豊かにしてくれるのであればコスパは決して悪くないでしょう。一生物として扱っても良い代物です。
Q4. TPコレクションやスパイダーなど他のテーラーメイドパターとの違いは?
A4. 大きく異なるのはヘッド構造とコンセプトです。スパイダーシリーズが慣性モーメント最重視の大型マレットであるのに対し、TPリザーブはクラシックなブレード形状を採用しつつ精密ミルドによる打感・打音や美しい形状にフォーカスしたシリーズです。TPコレクション(ハイドロブラストなど)は主に鋳造製法でしたが、TPリザーブは完全削り出しでより高精度・高品質に仕上げられています。またTPリザーブには今回のB11以外にもソールにトラス(三角形)構造を持つ限定モデルが展開されるなど、テーラーメイドの最新技術と伝統美を融合させた意欲作となっています。要は「テーラーメイド版スコッティ・キャメロン」を目指したシリーズと言えるでしょう。
TPリザーブ パター B11はどんな人におすすめ?
以上を踏まえ、TPリザーブ パター B11は以下のようなゴルファーに特におすすめできます。
ソフトな打感を好む方
インパクトの感触や音にこだわりがある方にピッタリです。303ステンレス削り出し+ミルドグルーブが生む柔らかな打感と心地よい打音は、打感フェチも唸らせるクオリティです。プロも認めるフィーリング性能で、距離感を重視するゴルファーに向いています。
ブレード型の良さを享受しつつ寛容性も欲しい方
ピン型パターの構えやすさ・繊細なコントロール性を好みながら、ミスヒットによるミスを減らしたい中上級者に理想的です。B11はヒール・トウの重量配分で直進性が高く、「難しすぎない」ブレード型として仕上がっているため、ブレード型初心者にも挑戦しやすいでしょう。
クラシックな見た目と最新技術の融合に価値を感じる方
オーソドックスな形状の中に高度なミーリング技術や最適重量配分など現代的性能が詰め込まれており、言わば**「機能美」**を体現したパターです。見た目重視派・道具マニアの方で、「美しいパターを使いたい、でも性能も譲れない」という欲張りなニーズに応えてくれます。
既にスコア80~90前後でパッティングをさらに磨きたい方
シングルハンデ目前・中級者以上で、「最後はパターでもう一段階スコアアップしたい」と考えている方に武器となり得ます。繊細なタッチやライン読みの精度を、このパターが持つフィードバック性能がサポートしてくれます。プロが勝負どころで信頼を置くパターですので、自身のパッティングに自信をつけたい方におすすめです。
テーラーメイドファン・限定モデル好きな方
テーラーメイド契約プロを応援している方や、限定発売のレアなクラブが好きな方にも所有欲を満たす一本でしょう。中島啓太プロが活躍したモデルということで話題性もあり、ゴルフ仲間との話のネタにもなります。使い込むほど愛着が湧き、ゴルフバッグの誇らしい存在になること請け合いです。
逆に、パターにできるだけ易しさを求めるビギナーの方や、打感よりもとにかく入れることを重視したい方は、スパイダーシリーズのような高慣性大型マレットの方が適しているかもしれません。しかしパッティングの楽しさ・妙味を味わいたいのであれば、B11は使い手を選びすぎない良質なブレード型として強くおすすめできます。
記事のまとめ
「TPリザーブ パター B11」は、テーラーメイドが満を持して送り出したツアークオリティのブレード型パターです。中島啓太プロの使用で脚光を浴びたように、その性能は折り紙付き。【柔らかな打感と心地よい打音】【ブレード型として高い安定性】【研ぎ澄まされたデザイン】という三拍子揃った魅力があり、既に多くのゴルファーから高評価を得ています。
もちろん安価なパターではなく入手ハードルもありますが、それに見合う満足感とパフォーマンスを提供してくれるはずです。パター選びで迷っている方は、ぜひ一度TPリザーブ B11を手に取ってみてください。
その一打一打がきっと楽しくなり、パッティングへの自信につながることでしょう。あなたのゴルフバッグに、このプレミアムパターという新たな切り札を加えてみてはいかがでしょうか。きっとグリーン上で頼れる相棒になってくれるに違いありません。